カテゴリー「家族」の84件の記事

榛名湖畔 ゆうすげの道

 二男の装具製作のため前橋市内に出向きました。用事が終わったのは16時過ぎ、榛名湖畔までドライブして帰ることに。
 ちょうどユウスゲ(別名キスゲ)の時季で、ユウスゲは夕方近くに咲き始め朝には萎んでしまう夜の一日花。この花を見に行くにはむしろ好都合な時間帯かもしれません。
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 初めて見るユウスゲの花。独特の、濃いけど透んだレモンイエローで、近縁種のニッコウキスゲやノカンゾウなどの橙色っぽさがみじんもない、純粋の黄色です。ほかにもオオバギボウシ、ナデシコ、オミナオエシ、ヒメシャジン、クルマユリなどなど、夏から秋の花々がたくさん咲いていました。
 18時を過ぎた標高1100mの湖畔の気温は25度を下回っており、車いすが通れる木道だけの散策ながら、ぽつぽつと咲くユウスゲたちを眺めながらの夕涼みは爽快そのものでありました。(下界との気温差10度以上!)

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 ほどなくして空が色づき始め、場所を湖畔に移しました。思いのほか焼け込みましたが、気付くと周りはカップルだらけ。そそくさと退散しました。

*撮影2023年7月29日 榛名湖畔ゆうすげの道/群馬県立榛名公園

(第1120号)

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卒業式

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 本日は二男の中学校の卒業式でした。

 小学校入学から9年間、数え切れないほど、とてもとてもたくさんの方々に支え続けられて、この日を迎えられました。大事に大事に教え育て下さいまして、心の底より感謝申し上げます。ありがとうございました。本当に、ありがとうございました。

 コロナ禍で私自身の式への参列はかなわなかったものの、式の前後の学校で共に過ごせた時間はこの上ない貴重なものでありました。今日の流れる時間たちをほほえみで送りたかったけれど、それはもうどうにもこらえきれません。

(第1099号)

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ばあちゃん、逝く

 大好きだったばあちゃんが逝ってしまいました。93歳でした。
 ぼくにとって、大きな、まんで大きなお母さんでおいでました。

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石川県鳳珠郡穴水町諸橋地区の海岸にて 撮影2020年1月26日

(第1057号)

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初歩きは初富士を拝む高川山へ

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 今年も年始早々の山始め。昨年に続き富士山を大きく見たいの一点で山梨県大月市を目指しました。約6年ぶり高川山(標高976m)への再訪です。

 中央本線初狩駅側の登山口から約1時間で山頂へ、秀麗富嶽の眺めを存分に楽しみ10時半にはもう下山完了です。中央高速のUターン鬼渋滞が気になるので寄り道はせず、それでも途中渋滞に填まりながら、午前中に埼玉まで帰ってきました。前年に続き今年も安全第一、そして程々に、山を愉しんでいきたいと思います。

*撮影2020年1月2日 Sony RX100m6 135換算70mm相当
*高川山/登り男坂~下り女坂・沢コースにて周回往復(山梨県大月市/秀麗富嶽十二景第十一番)

(第1052号)

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初歩きは初富士を拝む百蔵山へ

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 今年は元日にして山始め。あまり遠くなく、なるたけ労力は少なく、しかし富士山は大きく見たい、そんな勝手な都合をきっと叶えられるだろう百蔵山(標高1003m)を目指しました。

 道中の車窓から初日の出を拝み、穏やかな陽だまりを2時間弱のんびり歩いて着いた山頂からは、期待していた以上に素晴らしい富嶽眺望でメデタシメデタシ。なんかいいことありそう。前年に続き今年も安全第一、そして程々に、山を愉しんでいきたいと思います。

*撮影2019年1月1日 Canon PowerShot G7X MarkII
*百蔵山/東コース~西コース周回(山梨県大月市/秀麗富嶽十二景第七景)

(第1017号)

追伸: 1月4日に今シーズン初の赤城山で霧氷見物してきました。追ってアップします。

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比企丘陵 里山の雅

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 師走入りの週末、出掛ける予定じゃなかったけど、朝から穏やかに晴れ上がっている小春日和がもったいなくて、お昼を過ぎてから家を出て、地元は比企丘陵の嵐山渓谷(らんざんけいこく)の森を歩いてきました。
 一帯は、さいたま緑のトラスト保全第3号地で、コナラやクヌギが優占する雑木林と大平山に続くゆるやかな斜面や槻川の流れとが織り成す県内屈指の景勝地。イロハモミジは散り加減ながらコナラ等は紅葉のピークを迎えており、午後の日差しを受け木々が黄金に光り輝き、ときおり吹く風で葉が花吹雪のように舞い上がっていました。

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 車椅子の子どもを連れ、時間も押してしまったため、渓谷の水辺には降りられませんでした。もちろん大平山にも登れていませんが、去りゆく秋、里山の雅をのんびり楽しみました。

*撮影2018年12月1日 Canon PowerShot G7 X MarkII
*武蔵嵐山渓谷(遠山口IN・OUT)/埼玉県嵐山町/県立比企丘陵自然公園

(第1013号)

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奥武蔵の関八州見晴台にて

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 今年のGW登山は奥多摩と奥武蔵に各1回ずつでしたが、もう1カ所、車で登れる山に家族で行きました。奥武蔵の関八州見晴台(標高771m)です。
 駐車場から目と鼻の先と言えど、体重20キロ超の肢体不自由児を抱えての登り降りは難儀でありました。ただの荷重20キロではありません。メガネを払ってきたり、髪の毛を引っぱったり、好き勝手に動き回るのです。蹴りも入ります。お目当てのヤマツツジは咲き始めでした。

*撮影2017年5月6日 Canon PowerShot G7 X 関八州見晴台/埼玉飯能越生境

(第943号)

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赤城山のお助け砂

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 想像するに2017年1月22日の赤城山は指折りの雪山日和。きっとこんな霧氷天国だったに違いありません。
 しかし、この日は愚息の高校受験初日ゆえ、山行きは控えました。親が遊びで未明から不在とあっては何かあったとき申し開きが立たなくなりますからね。(笑)

 とは言っても親ができることなど何もありません。普段どおり送り出すだけです。滑り止めの御守りにアイゼン貸してやるぞ、と言ったら、ピッケルが良いと返されました。ごめん、父ちゃん、ピッケルは持ってないんだよな~
 ってことで、以前に買った『赤城山のお助け砂』(AKAGIやる気塾謹製)を進呈。この砂は「受験、登山、車の運転、わかさぎ釣り、告白、一発ギャグなどでスベリたくない時にお助けします」だそうで、とりあえず受験番号と名前だけは確実に書いて来られたようです。さあ、砂の効果や如何に?

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 冒頭写真は、絶好の霧氷日和だった昨年2月11日の赤城山でのカットです。山は逃げないと言うけれど、今日は行きたかったなあ‥‥。まあ、初試験の当日では仕方ありません、いちおう受験生の親なので。

(第925号)

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有間峠から新緑まばゆき奥多摩の尾根へ

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 連休山行第3弾も奥多摩へ。前回に続きラクチン山歩きを企み、車で行ける奥武蔵最高地点である有間峠(標高1149m)から都県境の尾根に取り付きます。その後、この頂を仰ぎ見るところまで歩いて、でも、ゆるハイク貫徹。同伴者の意向でこの頂には登らず戻りました。

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妖怪にゃおん、旅立つ

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 妻の連れ子であり、私が親しみを込め“妖怪にゃおん”と呼ぶ飼い猫が2月7日、しずかに息を引き取りました。本名広田めぐ、長女、黒猫、推定雑種、享年推定19歳。
 めぐは、1997年、交通事故に遭って瀕死の道ばたで妻に拾われました。まだ両手のひらに乗るほどの小さな命。妻によって動物病院に運ばれ一命こそ取り留めるも、下半身の機能は失われ、自力での排泄もできません。以来、妻がほぼ毎日、足の包帯替えやら排泄の介助やら世話をしてきました。

 昨年の暮れから急に弱ってしまって覚悟はしていました。生きていることとは如何に尊くて、そして、かように果敢無いものでもあるか。眠っているような彼女の身体からだんだんに温もりが逃げていく悲しい夜でした。

(第861号)

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