カテゴリー「旅と鉄道」の165件の記事

ゲサンク降臨

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上野発盛岡ゆき団体専用臨時列車「カシオペア紀行」 9011レ 東北本線 東鷲宮~栗橋“ワシクリ水沢
撮影2017年4月22日 OLYMPUS STYLUS 1s / Adobe Lightroom5.7


 いわゆる“大人の事情”で北海道へ渡れなくなった寝台列車カシオペア。札幌定期運行の廃止後は、牽引する機関車が国鉄時代のEF81に戻され、今やすっかりネタ列車として定着した感があります。
 ほぼ1か月ぶりに運転された先週末、元青森所属のゲサンクこと139号機が登板と聞きつけ、馳せ参じました。どうです、この面構え! 双頭連結器や庇など特殊装備をまとい、厳めしさでコイツの右に出る者はいません。ただ当日は、電池忘れたり雨模様だったり辛い条件でして、アリバイ的になんとか撮れましたの結果でした。

 ワシクリ水沢踏切アウトカーブ。以前からキャパの狭いこの場所が、架線柱の建て替えでさらに狭くなったように見受けます。厳密なるベスポジ定員は1名。リベンジは場所取りからして容易でなさそうです。

(第938号)

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さらば北海道夜行よ

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札幌発上野ゆき団体専用臨時列車「カシオペア紀行」 8010レ 東北本線 栗橋~東鷲宮“ワシクリ島川”
撮影2017年2月20日 OLYMPUS STYLUS 1s / Adobe Lightroom5.7

 いま上野札幌間を散発的に走っている団体列車「カシオペア紀行」の運用が、今週末2017年2月25日上野発の1往復をもって終わります。金輪際カシオペアは北海道に渡らないのだそうです。これにより1988年3月13日の青函トンネル開業時から続いてきた北海道夜行の命脈が完全に断ち切られます。そこで終焉目前の姿を撮影してきました。

 東京に戻ってくる同列車が埼玉県内を通過する時刻は、私が一番多く乗っていた「北斗星6号」のスジに近く、同列車にかつてのブルートレインの姿とその車窓を重ね見てしまいますが、すべて過去帳へ。いざさらば、さらば北海道夜行よ、いい夢を見させてもらいました。

(第930号)

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北海道夜行 残照のとき

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上野発札幌ゆき団体専用臨時列車「カシオペア紀行」 8009レ 東北本線東大宮~蓮田“ヒガハス”
撮影2017年1月28日 Canon PowerShot G1 X markII / Adobe Lightroom5.7

 2016年3月に廃止された上野札幌間の寝台特急カシオペア。その後は、団体専用の臨時運転で同区間を度々走っていましたけれども、そうした渡道も2017年2月25日の上野発1往復をもって打ち切られます。

 この撮影地ではいま、札幌ゆきカシオペアが沈みゆく夕陽を受け車体をギラリ輝かせる頃ですが、この日はあいにく西から薄雲が広がってしまいました。でも、とろ火が灯っていたのはせめてもの救い、雰囲気は悪くありませんね。かつての北海道夜行の姿もあと4回で見納め、残照のときです。

(第926号)

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山笑う陸郷桜仙峡にて

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 長野県北安曇郡池田町陸郷地区。この山あいに「桜仙峡」と名付けられた桜の名所があります。人の手が介在している吉野山に対し、こちらは実をついばむ鳥によって種が運ばれ作られた自然の風景といわれています。自生する山桜はゆうに数千本超。この週末を逃せばまた来年というタイミングで、なんとか見て来られました――

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春陽燦燦の上野ゆき寝台特急

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上野ゆき臨時寝台特急「カシオペア」 8010レ 東北本線 栗橋~東鷲宮“ワシクリ島川”
撮影2016年3月17日 OLYMPUS STYLUS 1s / Adobe Lightroom5.7

 札幌を発って16時間あまり、列車が利根川を渡ると、乗客たちは旅を終える身支度を始めます。そんな名残の車窓に栗橋界隈の田園風景が広がります。春の陽光をいっぱいに受けながら力走する寝台特急カシオペア。終着上野まで1時間足らずです。

 カシオペアの撮影は15日で仕舞うつもりだったのに、17日朝にも出動。最後に欲が出てワシクリでの上野ゆきの写真も1つ残しておきたくなったからです。
 なのに寝坊して7時過ぎ(通過1時間半前)の現地到着。すでに島川踏切イン側には先客数十人がひしめくも、アウト側は2人だけ、好位置に空きのある幸運でした。燦燦と降り注ぐ朝日。被りがちな対向電車も余裕をもって通過。これほど心安らかに撮影できたことはありません。今度こそ撮り納め、確と焼き付けました。

 2016年3月21日上野札幌間の「寝台特急カシオペア」廃止。翌22日青森札幌間の「急行はまなす」廃止。とうとう北海道からも夜行列車がなくなりました。鉄道が持つ魅力や優位を鉄道会社自らが葬り去っていく愚は止まるところを知りません。やがて誰も居なくなるでしょう。

(第871号)

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春色慕情の札幌ゆき寝台特急

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札幌ゆき臨時寝台特急「カシオペア」 8009レ 東北本線 東鷲宮~栗橋“ワシクリ水沢”
撮影2016年3月15日 OLYMPUS STYLUS 1s / Adobe Lightroom5.7

 北への憧れの象徴だった札幌ゆき寝台特急が終わりの時を刻んでいます。大宮を出て約20分。暮れなずむ西の空からやさしい春の光りをいっぱいに浴びながら、遠き北の大地へと向かって栗橋界隈を走り抜けていきました。列車はこのあと利根川を渡ります。

 一度も乗らず(乗れず?)に終わるカシオペア。今後乗る(乗れる?)こともないでしょう。17日に沿線に立たなければ、私にとってこれが最期の姿お見送りとなります。
 写真はLightroom様のお力を借りまして春色慕情に仕上げてみました。すると在りし日の「北斗星」が浮かび上がってきました。人はみな心の岸辺に手放したくない花があるそうです。札幌ゆき寝台特急とはそんな花なのであります。

(第870号)

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上野発の夜行列車 終焉の星

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上野ゆき臨時寝台特急「カシオペア」 8010レ 東北本線蓮田~東大宮“ヒガハス”
撮影2016年3月3日 Canon PowerShot G1 X markII / Adobe Lightroom5.7

 1988年に青函トンネルが開業し、以来28年間、東京上野と札幌をつなぐ直通列車のある日々が、まもなく終わろうとしています。同時に“上野発の夜行列車”も終焉を迎えます。今後、札幌はおろか、函館にすら直通で行けなくなる現実を前に、結局のところ私たちは、ずっと氷ばかり掴まされているような気がしてなりません。

 前号で「撮り納め」を言い切ったのに、その後も数回撮っている不都合な真実については重々承知しております。この日もあれこれしくじっちゃったけど現状これが最後。まぁ、凡人による平凡な日常の凡庸なる記録ってことで。

(第868号)

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雪晴れ正調カシオペアを狙うも

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上野ゆき臨時寝台特急「カシオペア」 8010レ 東北本線蓮田~東大宮“ヒガハス”
撮影2016年2月25日 Canon PowerShot G1 X markII / Adobe Lightroom5.7

 3月で廃止される「寝台特急カシオペア」の定期的臨時運行。最後かもしれぬ雪晴れ正調編成写真を狙うも、列車が1時間も遅れて雪は解け、通過時に日も陰ってしまいました。失敗ですけど、ヒガハス定番カットとしては上出来でしょう。これにて撮り納めです。

 兄貴分の「北斗星」が長く健在だったゆえ見向きもしなかったカシオペアでしたが、果たすべき役割を全うさせてもらえず品性なき金儲けの具にされるかと思えば、憐憫の情を禁じ得ません。北海道がどんどん遠ざかっていきます。

(第867号)

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金色燦爛カシオペアギラリ

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札幌ゆき臨時寝台特急「カシオペア」 8009レ 東北本線東鷲宮~栗橋“ワシクリ黒小屋”
撮影2016年2月21日 Canon PowerShot G1 X markII / Adobe Lightroom5.7

 終焉近づく上野発の夜行列車「カシオペア」。ヒガハスでの夕陽ギラリが不発に終わっていたので、この日曜が旬のワシクリにて再挑戦してきました。疑いのない太陽、上空に流れる雲、北斗星で何度も泣かされた対向列車も来ない、舞台は万端整いました。きらめき輝いてやって来たカシオペアは目の前でギラリ、軽やかな汽笛を鳴らし走り去っていきました。

 写真を確認。あれ? ギラリポイントが下にずれてしまったなぁ‥‥。計算をしくじったようです。まぁ、そのおかげか、機関車サイドの☆彡がきれいに写っているので気にしない(笑)。素晴らしい現場に立ち合うことができ幸せです。

追伸 タイトルは、「きんいろ‥」ではなく、「こんじき‥」と読んで下さいね。

(第865号)

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たそがれ寝台特急カシオペア

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札幌ゆき臨時寝台特急「カシオペア」 8009レ 東北本線東大宮~蓮田“ヒガハス”
撮影2016年2月19日 Canon PowerShot G7 X / Adobe Lightroom5.7

 廃止まで残り1カ月となった寝台特急「カシオペア」。夕陽ギラリ狙いで撮影に出掛けてみましたが、通過直前に日が陰って撃沈。とてもスッピンで見せられる写真ではありません。手荒く補整してみました。

 このカシオペア、団体列車としての“復活”が報じられるも、同車両を使った直近ツアーの旅行代金は1人なんと47万円から。こんなもん、夜行列車や寝台特急の類ではない、全くの別物“ゲスぼったくりトレイン”でしょう。時刻表に載らず、駅で切符も買えず、復活にも存続にも当てはまりません。
 参考までに、現在のカシオペアは、上野札幌間で大人1人片道3万5230円から乗れます。さらに安く乗れた「北斗星」が毎日3往復する時代に青春を過ごせて、私らの世代は幸せだったと思います。

(第864号)

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