日記・コラム・つぶやき

150分の100分の2

 きょう,埼玉県内にある1つの養護学校を見学してきました。
 これまでにもこのブログで触れているとおり,私の二男は肢体不自由の重度心身障害児であるため,学齢になれば,ふつうの小学校ではなく養護学校に通うことになると思います。まだまだ先のことではありますが,準備は早いことに越したことはありません。以前には,公立保育園への入園を2年続けて断られたため妻が休職を余儀なくされ,やむなく行政不服審査法に基づく異議申立てをするなどして,ようやく市に受け入れてもらった経緯もありました。未知の世界であるがゆえ,先のことを思うと不安で一杯なのです。

 さて,養護学校の中に立ち入ったことは生まれて初めて。見学して感じたことは,施設が充実し,障害者のための施設ゆえの配慮が随所にあって,教職員によるケアもしっかりなされているように思いました。一方で,専門のスタッフが行っているものとばかり思っていた医療的なケア(具体的には,痰の吸引行為など)を,実は行っているのは母親なのだという説明もありました。てっきり看護師だと思って見ていた人が母親であったとは。案内して下さった職員の方曰く,「登校から下校までお母さんには別室で待機してもらって必要に応じてああやって…」と,それがごく当たり前のような話しぶりであったことに愕然としてしまいました。
 この養護学校の場合,小中高と約150名の在籍児童生徒数で,そのうち約30名に医療的なケアが必要とのことです。そのニーズに応ずるべく看護師資格のある養護教員が2名在籍しているとの説明でした。しかし30名に対して2名という基準ではなく,児童生徒数が150名なら,教員数を100名配置し,その100名のうちの2名は看護師資格を持つ者にする(非常勤で+1という対応をすることもあるそうですが)というのが埼玉県の標準だということでした。つまり,「150分の100分の2」基準ということです。
 こうした2名も,看護師としてではなく教員として配置されているため,医療的なケアだけに専念することもできないのだそうです。これでは通う子どもたちの医療的ケアをすべてカバーできるはずもなく,その”穴”を埋めるため,1カ月のうち1~2週間は「母親」が学校に待機しながら自身の子どもの医療的ケアを行うのが「当然」なのだそうです。これでは,父母のうちのどちらかは仕事に就くことができないのが”当然”ということに直結します。まあ,母親に限定しているわけではないのでしょうが,現実問題としては多くの場合,母親の方にその負担が押し寄せられているということは容易に想像できます。
 障害を持った子どもを抱えた家庭,とくにその母親は,職を持ち働く機会を奪われ,働く機会を得たとしても周囲の無理解からその意欲は削がれ,自己表現や社会活動の時間を与えられず,どんどんふつうの社会生活から隔絶し,やがて断絶を余儀なくされていきます。わが家もその過程にあると言っていいかもしれません。ある日突然,偶然に訪れた障害児を抱えるハンディを背負いながらも,「ふつうの暮らし」をしたいだけなのにそれができない現実。
 わが国の障害児教育は2007年,従来の「特殊教育」から「特別支援教育」へと名称も法制度も変更,移行しました。しかし,財政的な裏付けは十分とはいえず,重度や重症の障害児へのケアが行き届いているとはお世辞にもいえません。「150分の100分の2」という数字がそれを如実に物語っています。「障害者自立支援」とか「特別支援」とかいう看板は立派でも,その裏側で障害児本人はもちろんのこと障害児を抱える家族もまた,必要とされる支援は行き届かず,自立どころか孤立を着実に深める日々を送っています。
 わが家の場合,妻が生きがいをもって20年も働いている会社を辞めるか,私が一月のうち半分休む司法書士になるかの選択を迫られるわけです。こんなことを選択するのが自己決定権の尊重やノーマライゼーションだというのではないと思うのですが……きょうの見学は,いろいろな意味でいい勉強になりました。国や県から厳しい学校運営を強いられている中で「学校公開」を企画され,見学のために準備をして時間を割いて下さった養護学校の関係者各位に感謝する次第です。

 追伸
 きょう,二男は清瀬小児病院を退院しました。今回は2週間の入院となりご心配をおかけしました。多くの方々にお気遣いいただきありがとうございました。このような場で申し訳ございませんが,ご報告申し上げます。
 そんなことできょう1日,仕事を休ませていただきました。関係各位にはご迷惑をおかけいたしましたが,明日以降,通常どおり執務いたします。

【7月9日追記】
 一日経って、 この問題、ちょっとだけネットで検索してみました。
 どうやら古くて新しい課題でもあるようです。

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一杯のcoffeeのために

 外出先でのほっと一息のため、喫茶店に立ち寄ることがあります。
 そんなとき、どこに行っても迷わず入れるのがスターバックスです。
 迷わず…?? どうすればタバコから逃れられるか。そう、スターバックスは完全禁煙なのでタバコの煙が流れてくる心配をせずに”ほっと一息”できるのです。同種のコーヒーショップでも分煙が進んできてはいますが、禁煙スペースが店舗の奥の方であったり、仕切りが全くないところも珍しくはありません。ルノアールやシャノアール(名前からして似ている?!)といった喫煙OKを売りにしているようなお店などは、私にとっては論外です。
 一服するために立ち寄る場所がストレスの原因になっては意味がありませんし、そもそもコーヒーは香りをも楽しむものですから、それをかき消して余りあるタバコなんて両立し得ないものだと思います。
 「自宅や学校、勤め先とは違うくつろぎの空間。美味しいコーヒーの香りに包まれて、なぜかほんの少し幸せな気分になれる場所……。スターバックスが目指すのはそんな第三の場所、”サードプレイス”です。」~Business Report  FY2007 Starbucks Coffee Japan,Ltd.より
 ノースモーキングはそういった思想から導かれているのでしょう。これだけでも十分魅力的ですが、こうした配慮、店舗デザイン、パートナーと呼ばれる従業員の接客、それらが一体となることで「スタバ」としての調和を醸しているのだと思います。
F1010056  街にそのような場所を提供しているスタバを応援する意味で私は、同社の株主になっています。株といってもスタバ株は1株から購入可能、7月1日の終値は49,500円です。1株あたりの年間配当金は300円で税金を引かれると、スタバでコーヒー1杯すら飲めませんが、ご安心あれ。「お好きなドリンクどれでも1杯無料」という株主優待券が2枚もらえます。
 いやらしい話ですが、これでお気に入りの「アズキクリームフラペチーノ」のベンティ(一番大きいヤツで560円相当)と引き換えます。これはもうコーヒーではありませんけど、上品な甘さの小豆の”冷菓”。オトナの味。これからの季節、このフラペチーノは最高なんです。ただ、これだと投下資本の回収に35年もかかる計算ですが。

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かに、死す

 飼育していた「かに」が死んでしまいました。
 「かに」といってもカニ(蟹)ではなく、ザリガニの「かに」(アクセントは”か”です)。我が家ではザリガニを2匹飼育していました。ザリガニにだって個性があります。強気で態度の悪い方が「ざり」、気弱でシャイな方が「かに」、とそれぞれ名付けかわいがっていました。
 このザリガニたちは、昨年、田んぼの水路で長男が捕まえ、「母ちゃんに見せる」というので家に持ち帰ったのが運の尽き、翌週もといた場所に返そうとしたら、水路の水が干上がっていて返す場所がなくなり、それでやむを得ず飼い始めることになったのです。
 やむを得ずといいながらも、新たに水槽を買い、水を濾過して酸素を補給する”ぶくぶく”も買い、水草も与えてこまめに水を換えながら冬を越させました。同じ大きさで互角の2匹でしたが、春を迎え「ざり」が2度にわたって脱皮して大きく成長しました。一方の「かに」は脱皮することなく、えさの食べ具合も悪くなり、最近は隅の方でじっとしていることが多くなりました。
 異変に気付いたのは今朝。「ざり」が「かに」に覆い被さっているのを見て、こらっ!と一喝。でもよく見ると、戦い敗れて「かに」はもう、死んでしまっていました。片方のハサミは爪の部分が大きく割れ落ち、もう片方のハサミは付け根からちぎれていました。足の半分は食べられた後でした。2匹を別々の水槽に分けた方がいいと思っていたのですが、先送りしていたことを後悔しています。傷ついた「かに」を拾い上げ、頭を軽くなでてから庭に埋葬しました。

 さて、1匹になってしまいました。残った「ざり」の方は、そんな次第で連れてきたときよりも大きくなり、しかも元気です。でも、1匹では寂しいだろうし、水路に水も戻っているので、もといた場所に返してあげるのが一番かな、と思う少し陰気になった月曜仕事始めです。

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▲「ざり」と「かに」の捕まえた当時の写真です。
どちらが「かに」かは本文を読めば言うまでもありません、ね。
このときはまだ逃がすつもりでいたので、水槽を買う前で虫かごに入っています。写真を探してみたものの、携帯に残っていたこの1枚だけのようです。

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ずっとカエルとくらしたい

080622_01  先日,「ずっとカエルとくらしたい~カエルの未来をかんがえる」という井の頭自然文化園での国際カエル年イベント(水生物館特別展示)を家族で見学してきました。
 実際に触ることはできませんが,様々な種類のカエルがたくさんいます。両手のひらの上にのせても乗り切らないぐらい大きなウシガエルもいて,びっくりです。
 「カエルを救おう!」という大きなポスターとともに,カエルが減っている理由,カエルの生活をおびやかす新たな問題,そしてわたしたちにできることなどのパネル展示もされて,こどもたちにも分かるよう解説されていました。展示は8月31日までです。
 水生物館のある分園を出て,吉祥寺通りをはさむ本園に行くと,「カエルと人のコラボ文化展~たのしいカエルであふれかえる」という資料館特別展示もあります。日本のアニメと世界の童話に登場するカエルたちが一堂に集められています。たいしたことはありませんけど,カエル好きなら1回は見に行ってもいいでしょう。こちらの展示は12月28日までです。
 なお,7月8日以降に別の特別展示も始まりますから,出掛けるなら夏休みに入ってからがいいかもしれません。

 同じ頃,地元川越の水田にカエルを探しに行きました。
 今年は田植えが遅かったせいか,まだいつもより少なめでしたが,それなりには見つかりました。10匹ほど捕まえて観察しては逃がしました。最後に捕まえた1匹は,これまでに川越で捕まえたなかでは最も大きなトウキョウダルマガエル。手のひらにのせるとずっしりと重みを感じる大きさです。川越にもまだ,こんな大きなカエルがいるんですねえ。
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 こうしてカエルを捕まえたりしたのは6月初旬。ちょうど秋葉原での無差別殺人事件が発生した頃でした。気分が落ち込み,原稿を起こす気になれませんでした。
 田んぼで虫や魚やカエルを捕まえるとき,不注意で彼らを傷つけてしまうことがあります。こどもが網を持って乱暴に扱ったりすれば,そうなってしまいがちです。神経質といえばそれまでですが,私は,これだけのことだって相当に心が痛みます。誤って死なせてしまったときなどは,たとえ虫1匹だってイヤな気分になります。そうはいってもこどもたちは,こういう経験から命の大切さを理解していくのでしょうから,親としてはいろいろな意味で正念場でもあります。
 そんな命への慈しみを広く共有できる社会は,どうしたら手に引き寄せることができるのでしょうか。商店では,動物が”モノ”として売られている現実もあります。……結局のところ,すべては思いやり。どんな場合であれ,必ず相手の立場やその当事者になって考えてみる,ということに尽きると思っていますが…。こどもにはそのように諭す一方,自分も含めて年齢を重ねれば重ねるほど,こうしたことができなくなっていく人が多いことに,事件や世相が重なって寂然の想いです。

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地震への備え

 「岩手・宮城内陸地震」に被災された方及び関係者にお見舞い申し上げます。

 土曜日の朝、自宅でパソコンに向かっていたところ、地震の揺れを感じました。揺れ方が違うように感じたので、テレビをつけたところ、やはり大きな地震でした。

 昨年の能登半島地震の際、私の生まれた町は震度6強の揺れに見舞われました。ニュース速報を見て架けた電話はもう通じず、親類の無事が確認できたのは午後になってからのことです。今回も、電話が通じなくなっていることが報じられていました。「災害用伝言ダイヤル171」や各携帯電話会社の「災害用伝言板」などの使い方を練習して、いざというときの連絡方法を確認しておくことを、あらためてオススメします。

 そのままテレビを見ていると、大きな余震を知らせる「緊急地震速報」が画面に映し出されました。ライブで見たのは初めてでした。今回の本震の際、震源近くでは速報が揺れに間に合わなかったとか。システムの運用は始まったばかりなので、「ないよりはまし」だと思い、今後の精度の向上を期待するほかありません。
 そういえば、先日買い換えた携帯電話には、緊急地震速報を受信できる(NTTドコモの場合、「エリアメール」)機能が備わっています。買い換えの動機の一つでもありました。しかし、どのような警報音が鳴るのか確認することができないようになっています。1秒を争ういざというとき、何の音か『??』ってことにならないのか心配です。おまけに初期設定では「受信しない」ようにもなっているので、対応している端末をお持ちの方は”宝の持ち腐れ”にならぬよう、こちらも確認をしておきましょう。
 また、こうした対応端末が増えることで、街中で一斉に警報が鳴り出すことも想定しなければなりません。緊急地震速報にどのように対応するか、日頃から考えておかなければならないのでしょうね。

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酒と電話と洗濯機

 6月2日の朝日新聞東京本社版「けいざい一話」に、「ウイスキー復権へ挑む」という見出しで、サントリーのウイスキー事業再興の話が書かれていました。こんな記事が目に留まってしまう私は、ウイスキー好きのおっさんでもあります。
 記事では、若者の間でシングルモルトが密かな人気であるとか。シングルモルトは奥が深い。二度と同じ酒には巡り会えない、そんな一期一会の世界です。原料となる麦、蒸留、そして熟成。その組み合わせが同じになることはありません。いま口にする酒は、10年も20年もの時を経たもの。ウイスキーは時の旅人なのです。
 そんなウイスキーづくりを一目見ようと、サントリーは山崎蒸留所、ニッカは宮城峡蒸留所へそれぞれ見学もしています。蒸留所には見学のあとの無料試飲がありますが、何と言っても楽しいのは有料試飲コーナーです。蒸留所の原酒が格安で飲めたりするからです。酩酊すること必定。目下の目標はジャパニーズウイスキーの聖地・余市。こんど北海道に行く機会があれば、必ず余市蒸留所に行くつもりです。

 ところで話は、何の関係もない電話と洗濯機に移ります。
 彼らが相次いで壊れました。ふだん洗濯機など目にもかけませんが、いざ電器店で見るとけっこうなお値段です。すぐ横にある大画面テレビが手招きしていますけど、さすがに洗濯機がない状態を先送りにはできず、購入することになりました。共働きの妻のご希望どおり、一度の操作で洗濯から乾燥までできるモノを買ったので、ずいぶんと手痛い持ち出しとなりました。
 洗濯機は10年くらいは使えるでしょうか。長持ちする方ですね。いっぽう電話はどうでしょう。修理に修理を重ねたFAX電話機もとうとう壊れ、こちらも同時に買い換えとなりました。さらに必要となった携帯電話の機種変更にいたっては5万円超です。高くないですか、最近の携帯電話。過酷な使用状況ゆえに長持ちしない典型的な商品ですけど、2年おきぐらいに5万円もかかるのはちょっと考え物だと思います。
 携帯電話1台のお金で、バランタイン17年が10本も買えます。ポートエレンだって2本は買えてしまいます。比べる対象が間違っているのでしょうけど、片や最先端技術の象徴的存在、片や非効率の典型。そんな非効率が生み出す“天使の分け前”の残り汁をすすりながら、最先端技術の塊をまえに取扱説明書と格闘する毎日です。

 格闘による寝不足ゆえ文章がまとまりませぬ。これにて失敬。

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憲法9条2項堅持を求める総会決議

 5月24日,埼玉司法書士会の定時総会が行われたその同じ日に,埼玉弁護士会でも定期総会が行われ,「日本国憲法の平和主義を堅持することを求める決議」が満場一致で可決されました。

 国民投票法が成立したいま,日本国憲法の基本原理を尊重し…,という表看板はちっとも珍しくなくなりました。そのセリフは,護憲派というよりは改憲派の方が免罪符のように騙っている節もあります。
 司法書士は法律家を自称しておきながら,憲法,とりわけ9条の話を避ける傾向にあります。賛否が分かれるから,いろいろな意見があるから,といって曖昧な「平和主義」だけを掲げてごまかしてしまっている,そう感じるのは私だけでないと思います。
 4月17日の名古屋高裁でのイラク派遣違憲判決を受けて日本弁護士連合会は,その翌日に会長声明を出しています。一方,四谷の会長さんや如何に。国民の権利の保護を使命としながら10年先の自分たちの資格のことで頭が一杯の団体と,基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命として「平和的生存権」が保障されるための活動に取り組むことを宣言する団体と。場所は目と鼻の先にあってお互い法律家を掲げていても,天と地の差でも語れぬ隔たりを感じ,情けない限りです。

 私は,戦力の不保持及び交戦権の否認を掲げた9条2項にこそ日本国憲法の究極的な淵源がある,と思っています。ゆえに,かかる決議を履践された埼玉弁護士会に敬意を表する次第です。

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事実と意見を考えて

 日本司法書士会連合会が発行している月刊誌「月報司法書士」で、今年1月号から、某大手新聞社の論説委員による「司法書士のための文章技術」という講座記事が連載されています。
 最新の5月号は、「『事実と意見』を考える」というテーマでした。文章の書き方に関する本には、必ずと言っていいほど挙げられる事柄です。しかしこれは、モノを書く者にとって、”判っちゃいるけど…”という永遠のテーマともいうべき困難な課題でもあるのです。でも、これが判っているのと判っていないのとでは、天と地ほどの差が出てきます。

 私たちは、日常生活の中で、人それぞれ様々な意見を持っています。ときに、意見と意見がぶつかり合い、議論が生じることがあります。ここで議論を「けんか」と混同してしまってはいけません。議論とけんかは似て非なるものなのです。
 例えば、甲論を展開するグループAに対し、甲論を批判するグループBが乙論を展開したら、両者の議論により甲論と乙論の違いが次第に絞られて争点が明確化し、両者間での説得や妥協をしながら合理的な結論が導かれる。そのようにして問題の解決を図っていくために議論をするわけです。これが法的な問題を含む現場における対立であれば、まず事実に裏付けられた仮説を立て、その立論は法的な論考を踏まえた検証を経て、絞られた争点にはさらに法的な検討がなされ、結論は法的に妥当な内容で解決されなければならないものです。こうした議論は、文章によってなされることで緻密さが増し、無用な誤解などを回避することにもなるのです。訴訟はその典型ともいえるでしょう。
 ですから、議論の過程において書かれる文章というものは、より厳密に事実と意見を区別して書かれなければなりません。抽象的な表現は慎み、事実は具体例を挙げ、そのことと関係があるような意見を簡潔明瞭に述べるようしなければならないのです。このことは単なる文章論に留まらず、訴訟実務において避けて通れない要件事実論にも通じるところがあると思います。
 仮に、グループAが先輩集団でグループBが後輩集団だからといって、Bによる乙論を展開する書面に対し、「先輩に楯突くのはけしからん」「失礼な話」だと反論する書面をAが書いたとしたらどうでしょうか。超高利のヤミ金融から借りて返せなくなった当事者に、「借りたものを返すのは当然だ」と説教するのはどうでしょうか。
 そんなことをしても法的に争点は絞れませんし、それに説得力がありません。法的な解決には繋がりませんし、リーガルマインドをもってすれば、そもそも無関係で無意味なことに気付くはずです。それどころかむしろ、誤解を生じさせ、感情的な対立をも呼び起こす危険すらありますから、注意して避けるべきなのです。

 司法書士という漢字からは、法を司る「書」の「士」(さむらい)であることが読み取れます。そこには、司法に関する書き物によって人様から報酬を頂く、という司法書士資格の歴史的な経緯が込められています。訴訟の現場においていまでは、訴状や準備書面の作成という書き物だけではなく、一定の限度で代理人となって報酬を頂くようにもなりました。そのようなプロ中のプロともいえる団体の機関誌にあって、文章技術を説く講座が連載で組まれるという背景には、司法書士による文章技術がぐずぐずになってしまっている現状があるということでしょうか。
 このようことを懸念するのは、司法書士が書く文章において、最近とみに、事実と意見がごちゃ混ぜになってしまったものを目にする機会が多くなったからです。
 事実を述べているとしか読み取れない部分で客観的な事実でないことが書かれ(つまり裏付けがない)、それゆえ意見が幾重にも飛躍しているような形のモノは枚挙に遑がありません。すでにこのブログでも最近の記事で具体例をお示ししました。また、どこの誰がとはここであえて申し上げませんが、いまだにそのようなぐずぐずになった書き物を目にしてしまいます。
 このような文章群は、「他山の石」としては有用なこともありますけど、あまりにみっともなくて、何だかこちらが恥ずかしくなってしまいます。議論をけんかの次元に押し下げ、それでいて議論にならないなどとボヤいているんですから、それこそ失礼な話で、笑い種もいいところです。

 いい文章を書くためには、いい文章にたくさん触れることが大切です。それ以上に大切なことは、数多くの文章を実際に書くことです。もちろん、書く際には事実と意見の区別にできる限り注意しなければなりません。意見を書くならまず事実。筆を滑らすのも自分、止めるのも自分。少なくとも私は、みなさんに「他山の石」を提供することにならぬよう、気を引き締めたいと思います(…この文章は意見ばかりですが)。

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名ばかり

 きょう21日の朝日新聞に、ある外食産業の「名ばかり管理職」に残業代が支払われることになったという一面の記事がありました。1枚めくって「時時刻刻」という欄を見ると、しかしその残業代も、実態は「名ばかり」だという何とも呆れた話です。

 いつ頃からでしょう、名は体を表さなくなったのは。名だけ立派で、実体はその正反対であることもあります。障害者自立支援法という法律がありますが、その実体は障害者の孤立を支援する法律です。法律の世界でもこの通りですから、いくら名前が立派でも、きちんと中身を確かめる習慣をつけることが求められているのでしょう。

 さて、企業・団体等では、その多くで相談役や名誉会長といった役職を置いています。相談役を辞書で引いてみると、「1)相談にあずかる役、相談相手になる人。2)会社などで、重要事項に関する助言や紛議の調停などのために、役員に準じて任意に置く役職。また、その役職の人」(日本国語大辞典精選版)や、「1)相談の相手になる人。2)会社などで、運営上の諸問題について適当な助言または調停などをする役職」(広辞苑第六版)と書かれています。
 埼玉司法書士会でも、会則116条に基づき、現在、名誉会長4名、相談役8名を置いています。ところで、このブログで紹介してきているとおり、いま埼玉司法書士会では、会を二分する事態に陥っています。このようなときにこそ、相談役の出番となるはずなのですが、これが全く機能していないのです。
 それもそのはず、問題の発端となっている会則改正について、その審議をする総会に先立つ2007年11月13日、たった1名の相談役を除いてほか全員が執行部側に付いて、全会員宛てにFAXで執行部支持を表明してしまっているからです。
 対立する問題で一方の側に付くというのなら、相談役や名誉会長などを辞任したうえでするのが筋というものですが、今日現在まで辞めた方は一人もいません。名誉会長が執行部側に付いて、反執行部側の会員に翻意を促すことに汗している姿は、不名誉そのものです。

 辞書で定義されている「相談役」としての体をなさず、「名ばかり」の相談役ならば、そんなものを置いておく必要はありません。不名誉な「名ばかり」の名誉会長がいると、本当に名誉ある名誉会長にも迷惑です。

【5/21 13:15追記】
 本記事を公開したすぐあと、「埼玉司法書士会 顧問・名誉会長・相談役会」から下記文書が配達されました。この文書の評価は、読者の皆さまにお任せいたしますが、これが司法書士のなかでも名誉あるとされる人たちの「実態」です。
「顧問・名誉会長・相談役会」からの郵便物

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川越夕景(2)

Img_2497  今朝、お客様宅に書類を届ける約束がありました。その前に保育園へ子どもを送り、法務局に立ち寄り、その時点でもう、スーツのズボンの折り目は消えていました。
 土砂降りの雨に、強い風。それでも昼過ぎには雨も上がり、青空が見えてきました。適度に雲もある、”いい感じ”になりました。こういう天気のときは、いい夕焼けが見られることが多いので期待しました。
 しかし、夕方が近づくにつれ、再びどんよりした曇り空に。残念ながら、期待したほどの夕焼けは現れませんでしたね。

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かえるてん

 県立こども動物自然公園(東松山市)で、6月1日まで開かれている特別展「かえるてん」を見てきました。
 今年は「国際カエル年」で、同公園もこの活動に参加するため、この展示会を開催したそうです。なお、国際カエル年のことは、当ブログでも1月30日付けでご紹介しました(http://hirotahiroshi.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_9f71.html)。

 さて、「特別展」というので、さぞかし大勢のカエルたちに会えるだろうと期待で胸をふくらませました。公園に着き会場となっている「森の教室」に行ってみると、田舎の集会所を思わせる小学校の教室ほどのスペースに、カエルたちは展示されていました。
 端っこの畳2枚ほどのスペースで、里山をイメージした水田のジオラマがあり、そこにおたまじゃくしが少々。それから、細工されたパネルに埋め込まれるように水槽が10個ほどあって、水槽と同じくらいの数のカエルがいるに過ぎませんでした。外国のカエルが多く、初めて目にする珍しいものばかりでしたが、”ところ広し”といっ080517た感は否めません。期待でふくらんでいた胸は、風船がパッと割れるように消えてなくなりました。
 同じ場所で行われた工作教室で「ピロピロガエル」を作り、それをピロピロやりながら他の動物たちを見て回りました。急に雲行きが怪しくなり、屋根のある場所でにわか雨をやり過ごしました。雨はすぐ止みましたが、遠くから雷鳴が聞こえてきたので家路につくことにしました。
 出入り口ゲートにある「かえるてん」のポスターをバックにして、係の人に家族写真のシャッターを押してもらったら、「記念にどうぞ」といろいろな鳴き声のするカエルのおもちゃを頂きました(写真中央奥)。係の人も、きっとカエル好きなんでしょう。

 川越の田んぼにも、ようやく水が張られ始めました。今年は、例年より少し遅めです。でも、夜になるともう、カエルの大合唱会が連日開催されています。

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通りゃんせ

080511_2080511_1 朝日新聞には「be」という8ページものの別冊があります。
 5月10日付けの赤いbeでは,連載記事「うたの旅人」に,わらべうた「通りゃんせ」を取り上げ,三芳野神社を中心に川越のことが紹介されていました。
 川越は,「小江戸」と呼ばれる城下町です。その川越城(別の名を初雁城といい,日本100名城の一つです)の本丸御殿すぐ近く,木立に囲まれたところに三芳野神社はあります。市教育委員会の立て札によれば,平安時代の初期に成立したと伝えられる,とされています。この三芳野神社が通りゃんせの発祥地とされているのですが,諸説・異論もあるそうです。詳細は,図書館などで記事をお読みください。
 そんな観光地の中核にありながら,辺りは公園の一画のようで訪れる観光客はまばらです。私の事務所からは歩いても5分ほど。昼食の帰り道,缶コーヒー片手に境内のベンチに腰を下ろし,しばし読書をすることもあります。Toryanse
 この風景は18年前,切手にも描かれています。また,つい先日(5月2日)には,「時の鐘」も切手の題材になっています。時の鐘は川越のシンボルともいうべきもの。いまも1日4回,蔵の街に時を告げていて,事務所の窓を閉め切っていても鐘の音色が伝わってきます。
(左が1990年発行のふるさと切手「ふるさとの童謡シリーズ」埼玉版で,当時の関東郵政局管内でしか発売されていません。右は2008年発行のふるさと切手「ふるさとの風景第1集」で,解説帳とともに全国販売されました。第1集10地域の一つに選ばれたのは光栄ですね。)

 いまではすっかり全国区の観光地となった川越は,年間550万人ものお客様が訪れる街となっています。旅番組や雑誌での紹介は当たり前となり,今度はNHKの連続ドラマの舞台にもなるそうです。市では年間の観光客数の目標を1,000万人としているそうですが,そうなったらライトレールでも走らせないと,それだけの人を招き入れるのは無理でしょうね。
 埼玉ではここだけの伝建地区(国選定の重要伝統的建造物群保存地区)なのに,その中心を貫く県道の車の往来や,押し寄せる多くの観光客の喧騒で,蔵づくりの町並みが醸すせっかくの風情は消え去りそうです。ツアーバスが連なるとき,時の鐘の音色はかき消され,そこには通りゃんせの歌声ではなくエンジンの音が響き渡っています。

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新聞社へ”内部通報”

 司法書士が暴力団組長らと共謀し不動産登記簿を不正に改ざんしたとされる事件で埼玉県警が9日、司法書士ら3名を逮捕した、と10日付の朝日新聞や読売新聞で報じられました(一部9日付の朝日夕刊で既報)。
 なかで朝日新聞では、「容疑者の逮捕を受けて、同容疑者が所属する埼玉司法書士会では『資格代理人としての地位を悪用し、社会の司法書士に対する信頼を裏切った行為。会としてもおわびしたい』とショックを隠さなかった」と司法書士会のコメントまで報じていました。

 推定無罪、という法律の大原則はどうなったのでしょう。
 裁判員制度も始まろうといういま、「法律家」の団体ならば、被疑者や刑事被告人の立場について、もう少し冷静な対応がなされてしかるべきではないのでしょうか。これだから、司法書士は”自称”法律家だ、と言われるのです。

 それはさておき、朝日新聞ではさらに、「同会では事件を受けて、県内に703人いる会員に対して事実関係の説明とともに『不正行為に加担しないよう』改めて、注意喚起の通達を行う方針だ。」とも報じています。

 一方で会則違反=司法書士法違反を繰り返して解任議案まで出されている執行部が、他方で起こった法律違反をネタに会員に法律を守れ、という通達を出すのでしょうか。以前にも書いたとおり、漫才です。
 もしかすると朝日新聞は、いま埼玉司法書士会で起こっていることをご存じではないのでしょうか。そこで念のために、以下の手紙をしたためFAXにて送付しました。埼玉司法書士会執行部は内部での問題解決をとうに放り捨てていますから、こうした「内部通報」や訴訟提起といった外部への働きかけが増えていくことでしょう。

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ホカベン

 主人公・堂本灯(どうもとあかり)。職業は”弱者救済”の夢を追う新米弁護士。
 同名の漫画を原作とする日テレ系の水曜ドラマで,今週で4話まで放送されました。
 弁護士モノにありがちな現実離れしすぎた演出がさほど多くはなく,ノンフィクションを思わせるところもあって,なんとなく初回から見続けています。しかもビデオに撮ってまで。堂本灯こと上戸彩はカワイイ! じゃなくて,その真剣な演技に好感を持ちつつ,一方で羞恥の念にもかられています。私も,司法書士一年生のときは,「法律家として…」とドラマの台詞のように恥ずかし気もなく広言して憚りませんでしたから。
 ドラマを見ながら過去の自分に反省半分,最近はそのような元気のある無茶な新人を見ないなあ,と晩酌の影響を受けて年寄りぼやきモードに入ったりもします。

 第4話のワンシーンで気付いたこと。堂本灯が自宅で弁護士法を参照しながら,開いていた六法をバタッと閉じる場面があります。使われていたのは,有斐閣の「六法全書」の第1分冊なのですが,薄紫色でした。これだけでも結構な年代物であることが想像できるのですが,一瞬だけ映った表紙から「平成元年版」ではないかと。そうだとすると,小道具としてはちょっと失格ですね,いくらなんでも古すぎます。六法は最新版を使いましょう(もちろん,私たち実務家は毎年買い換えています)。

 で,そのような戯れ言はさておき,今週放送の第4話は多重債務問題が取り上げられていました。多重債務処理は,弁護士だけでなく司法書士も取り扱う法律事務です。破産案件における「過誤」の問題も取り上げられていましたが,話の展開がやや飛躍気味でした。取り上げるのなら,誤解を与えないよう,免責前の破産者に対する資格制限についてはもう少し丁寧な説明がほしかったところです。
 ただ,現実にも十分起こりうる内容で,ちょっとした気の緩みから他人の人生を左右させてしまう過誤の恐ろしさに,実務にいる専門家として改めて襟を正された次第です。

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暫定

ざんてい【暫定】
しばらくの間、仮に決めておくこと。
(三省堂「例解小学国語辞典第三版」、2005年)

 1974年度から34年間続いた「暫定」の制度が、2008年3月31日をもって失効した。しかし、同年5月1日から10年間、これまでと同じ「暫定」の制度が再び続くことになった。2008年4月のわずか1カ月間だけ本則に戻ったのだが、これは極めて『暫定』的な措置であった。

  なんのこっちゃ??

 大人には、小学生にきちんとした説明のできる言動が求められます。

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雲上の温泉と湖底に沈む温泉と

 私は、温泉が大好きです。
 いま現在、一番のお気に入りは群馬県万座。標高1800メートルの雲上にある温泉地です。
 80~90度の強酸性硫黄泉、自噴で湧出量は1日540万リットルにも及び、源泉は27種もあるといいます。源泉掛け流しで、泉温が高く加水してもお湯が濃く、泉質は゛極上゛の一語に尽きます。10数軒の宿泊施設以外に民家がなく、夜には自動車の通行もなくなり静寂に包み込まれます。晴れていれば、露天風呂で満天の星空を仰ぎながらの湯浴みも楽しめます。

 たまたま予定の空いていた先週末、予約ができたので行ってきました。定宿は不買運動の対象ですので、今回は別な宿を取りました。「泉堅」がキーワードの今回の宿は、万座の中で最も歴史があり、源泉にも近いところです。細かいことは他に譲るとして、ここの「極楽湯」と「苦湯」が気に入りました。次回の万座もこのホテルを利用しようと思います。080429_1
 昨年の同時期にも万座に行きましたが、気候に対する認識が甘く、雪のため万座ハイウェイの料金所にて足止め、ホテルの迎えのバスに乗り換えることになりました。その学習の成果あって、今年はスタッドレスで行くことにしました。
 やはり天候は雪。冬季閉鎖から開通したばかりの志賀草津道路(国道292号)で、草津から白根山を経由して゛雪の回廊゛を楽しむつもりでしたけど、白根山では霧も加わり視界がほとんどありませんでした。
 万座に着いても天気は変わらず、満天の星空も見られませんでした。その代わり、露天の「極楽湯」で、季節外れの雪見風呂が堪能できました。

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福知山線列車事故から3年

 あの凄惨な事故から、今日で3年が経ちました。
 いまも心身ともに重い苦しみを背負っている遺族負傷者など関係者に、かける言葉は見つかりません。
 誰もが被害者になりうる事故。被害に遭わなかった者としては最低限、事故を銘記して風化させないよう語り継いでいかなければなりません。同時に、事故の検証を些かの遺漏もなく厳正かつ厳密に行わせ、責任の所在を明確にして、二度とこのような事故を起こさせてはなりません。
 犠牲者42名、負傷者614名を出した1991年の信楽高原鉄道列車事故の教訓は生かされなかったわけです。事故原因を科学的に解明して、再発防止のための安全対策を立てる。大事故を”再発”させたJR西日本は、このうえさらに事故の教訓を読み違えるようなことがあってはいけません。
 この当たり前のことを当たり前に実行していく難しさに、私たちも自分自身の問題として向き合っていかなければならないと思います。

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ハナミズキ

 川越ではいま,ハナミズキが見頃を迎えています。
 白,紅,そして一青窈の歌にもある薄紅色。なんとも可憐な花です。
 白に近い薄紅の花に,新芽の若い緑が添える彩りが,私は好きです。
 そんな花を咲かせる2階にも届くハナミズキの木が我が家にもあるのですが,今年はなぜか,花を咲かせないまま葉をつけ始めました。ハナミズキなりに何か考えることでもあるのでしょうか。

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その日は突然やってくる

 昨日,事務所でメインに使っているパソコンが突然,起動しなくなりました。
 キーボードやマウスの不具合から始まって,表示の乱れが現れ,異変に対処する間もなく画面が点滅を繰り返し,やがて真っ暗になって沈黙。それっきり通常モードで立ち上がらなくなりました。
 それからすべての仕事は中断。約束もキャンセル。日付が変わる頃まで復旧を試みましたが,safeモードでの起動がやっと。バックアップソフトによる復元もエラーが出てできません。あきらめて,今朝から出荷時の状態に戻したうえで再構築しておりました。
 7時間ほどかかって,仕事をする上で最低限のソフトのインストールやネットワークの設定を終え,最後に「法務省オンライン申請システム」の導入でJavaを入れたところ,同じ不具合に見舞われました。こうなるとハードの故障,マザーボードが寿命である可能性が濃厚です。
 買ってからまだ4年足らず。夏のオリンピックで購入,冬のオリンピックで不調になって初期化,こんな繰り返しをしているような気がします。これだけは何回やっても慣れないし,うんざりです。
 業務に必要なサイトが対応していないため,まだWindowsVistaの導入はできないのに,量販店に行くと,WindowsXPパソコンはもうほとんど売っていません。予備のモバイルノートで当面をしのぐしかないようです。日頃のバックアップ励行でデータは残ったものの,事務所の複合機やLANの接続など細かい設定が必要で,今晩もまだまだ帰れそうにありません。

 というわけで,金曜の朝から仕事に着手できない状況です。明日中になんとか応急処置をしないと,月曜日以降,オンライン申請はおろか,あらゆる書面が手書きになってしまいます。

 その日は突然やってきます。そう,明日はあなたの番かもしれません(^_^;)

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新聞投稿

Img_2155 先日,朝日新聞「声」欄への投稿が掲載されたことをお伝えしました。
 そうしたところ,昨日,新聞社から,掲載紙及び謝礼が送られてきました。謝礼は,3,000円分の図書カードでした。自分の言いたいことが新聞に載り,お礼までもらえる。新聞投稿は,オススメの文章練習方法です。
 朝日新聞への投稿は500字以内という制限があります。他紙を調べてみたところ,読売新聞「気流」欄へは330字程度,毎日新聞「みんなの広場」欄へは420字以内となっています(いずれも各社HPより)。
 とにかくこの字数に収めなければ話になりません。ですから,推敲には時間がかかります。頭も使います。事実と意見を区別して,相当に要点を絞り表現も工夫しないといけません。一般的に,文章は長くなればなるほど分かりづらくなります。しかし,物事を正確に伝えようとすると,どうしても文章が長くなるという相反する事態が起こります。この調整を図る作業が推敲ですが,”迷ったら削る”。これが鉄則だと思います。
 あとはいかにいい文章が書けても,新聞ですから,時宜にかなっていることも大事です。その二点を考慮して投稿すれば,案外と採用されるものだと思います。
 ちなみに,前行末までがちょうど500字。皆さんも挑戦してみませんか。

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源平桃色吐息

Img_1931_1  写真は、我が家に咲く源平桃です(2008年4月9日撮影)。
 ひとくちに「桃色」と言っても、これだけたくさんの色彩があるんですよ。毎年の開花がサクラ以上に楽しみで、今年は例年になく大きな花をつけてくれました。
 ”きれいと言われる時は短すぎて”。
 満開を過ぎ、はや散り始めましたが、たぶん、いまがもっとも美しい瞬間です。

 ただ…、我が家に庭と呼べるほどの土地はなく、家も密集しているところなので、ここまで大きくなるとご近所の迷惑にもなります。花が終わったら、枝の剪定など手入れをしないといけませんね。
 いつも悩むのは、いつ頃、どの枝を、どのように、どれぐらい切ったらいいのか。以前、業者に頼んだら枯れる寸前の状態にされてしまったので、頼むのが不安なんですよねえ。

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地方の足消え新幹線に巨費

 当ブログ記事の「加津佐の風、昭和の薫り」(2008年3月31日)に付した私自身のコメント(4月3日00時10分)を改編し朝日新聞「声」欄へ投稿したところ、採用されました。
 4月7日付けの朝日新聞東京本社版朝刊の「声」欄に、「地方の足消え新幹線に巨費」というタイトルで掲載されています。タイトルは朝日新聞によるものです。

 地方の足消え新幹線に巨費
    司法書士 広田 博志
    (埼玉県川越市 38)
 先月末、長崎県を走る島原鉄道に乗ってきた。車窓には雲仙岳や有明海が広がり、旅情豊かなローカル線として知られている。しかし、噴火災害などで利用客は減り、05年度の赤字は約1億7千万円という。80年余も地域を支えてきた景色のよい南半分は県や沿線の市が支援を断念し、先月末で廃止された。
 同じころ、九州新幹線長崎ルートの武雄温泉―諫早間約45・7㌔の着工が認可された。総工費は約2600億円。このうち長崎県は297億円を負担する。新幹線開業後の並行する在来線は、20年で約34億円の赤字と試算する。博多―長崎間の所用時間の短縮はわずか26分にすぎない。
 長崎県は、島原鉄道を支援せずに廃線にする一方、新幹線には巨費を投じ、並行する在来線を赤字路線にまでして支援するというのだ。
 新幹線の建設費で、島原鉄道が1529年間走る勘定になる。人口が減って高齢化する中で、今ある物を次の世代にどのように引き継いでいけばいいのだろうか。政治家はもちろん私たち自身にも問われている。

(以上、文字数428+空白4)

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心得10カ条!?

 朝日新聞夕刊のコラムに「素粒子」という欄があります。毎度やや暴走気味の風刺をすることで有名ですが、極度のブラックユーモアの場合もあります。
 そのことを踏まえつつ、2008年4月3日付けの同欄を紹介しましょう。

 新入社員に贈る出世心得10カ条
 ①保身と無責任を肝に銘ずべし
 ②失敗は全て他人のせいにせよ
 ③偽なくば会社立たずと考えよ
    ×   ×
 ④闇の圧力にとことん屈すべし
 ⑤法や裁判所の命令は無視せよ
 ⑥他の客の迷惑を第一と考えよ
 ⑦世間の批判に馬耳東風であれ
    ×   ×
 ⑧正義感や気骨、見識は捨てよ
 ⑨悪事には見て見ぬふりをせよ
 ⑩つねに尻尾を振るポチであれ
 (以上を守れば諸君も役員に)

 これを読んで数名の顔がすぐ、頭に浮かびました。
 埼玉司法書士会の役員心得10カ条ではありません、…たぶん、ね。

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桜、みましたか

桜が散り始めました。
氷川橋周辺の新河岸川沿いに咲く「誉桜」もご覧のとおりです。
事務所から5分とかからないので、息抜きに見てきました。
川越でのお花見は、今度の週末が最後でしょうか。
Img_1659_1

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消費期限偽装弁当

 朝日新聞2月23日付け朝刊で,「東海道新幹線の駅や車内向けに弁当やおにぎり、サンドイッチを製造、販売するJR東海(本社・名古屋市)の子会社『ジェイアール東海パッセンジャーズ』(本社・東京)は22日、21日に出荷された約5万食のうち少なくとも約1万5900食について、製造から14~18時間と定めた内規に違反し、消費期限を最大約5時間40分偽っていたと発表した。」と報じられました。

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川越市役所庁舎移転問題

Dashisoroi_2007
 上の写真は,当事務所の窓から撮影した昨年の川越まつり”山車揃い”の模様です。正面に映る大きな建物が川越市役所本庁舎です。いま,この市役所庁舎の移転が議論されています。その方向性によっては,この風景があと数年で見納めとなるかもしれません。

 川越市役所の移転問題は,同市の舟橋功一市長が2007年9月,市議会で「市役所を川越駅西口に移転する」と表明,その構想が公のものとなったことで,一気に現実的な問題となりました。
 市が公表している,「川越駅西口に新しい市庁舎を建設することについての考え方」によれば,【1】現庁舎の問題点として,1)構造耐震指標IS値が0.5~0.6程度で震度6強程度の地震に耐えられないこと,2)建築から35年以上が経過して老朽化が著しいこと,3)近隣市庁舎と比較しても狭隘化が否めないこと,の3点を挙げ,これらの問題を解決するために新庁舎の建設が必要であることを説き,【2】住民の利便性,交通の事情,他の官公署との関係等を考慮のうえ,川越駅西口に県と市が共同で「西部地域振興ふれあい拠点施設(仮称)」の整備を進めていること,また,財政的な面も考え合わせた結果,新庁舎建設の場所は,「川越駅西口市有地が最良」と結論づけています。
 この「考え方」を前提に,市は,5000人の市民を対象にしたアンケート調査をはじめ,2月15日から市のホームページでも意見の募集を行うことになりました。一方,2月12日には,現庁舎周辺の12自治会長が市の計画に反対する意見書を連名で提出するなど,市民の中には,唐突ともいえる市長の意見表明に対する戸惑いも広がっているように感じます。

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鉄まんアトム,風邪をひく

一昨日の晩から体調を崩しました。
昨夜には39度を超え,強烈な悪寒。またインフルエンザ?…。
毎年,予防接種している意味がないではないかpig
で,今朝,近所のお医者さんで検査をしてきました。
鼻の中をぐりぐりされ,待つこと15分。インフルエンザではありませんでした。
しかし,バレンタインデーにバランタインを飲むのはオアズケです。
皆さんも,風邪にはご用心あれ。

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川越夕景

 昨晩の雪も夜半には止み,今日は,朝から青空の広がるいい天気でした。
 一日中パソコンと睨めっこしてお仕事をしていましたが,窓からきれいな夕日が差し込んできたので,リフレッシュのため,デジカメ片手に近所を散歩してきました。
 空がすっきりしていて夕焼けにはならない感じでしたが,富士山がくっきり見えていました。ロケーションがいまひとつですが,撮影が目的の散歩ではありませんから,これはこれでよしとしましょう。
 さて,下の写真のうち左2枚は,同じ場所から撮ったものです。右の写真は真ん中の写真から富士山を中心に一部を切り取ったも080210_wのです。皆さんはどれがお好みで080210_t1すか?080210_t2
 

 

 

 
*撮影データ
Canon IXY DIGITAL 910IS,マニュアル,ISO80,ストロボoff,元サイズ2592x1944
Photoshopで修正,トリミングなし。川越市大袋新田にて (以上共通)
(左)Tv0.5,Av2.8,28mm
(中)Tv1/4,Av5.8,105mm

※2008/5/20改題しました

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