カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の247件の記事

川越の空に舞うミヤマアカネ

 いわゆる赤とんぼは日本に約20種いるとされ、その中で一番美しいと云われるのがミヤマアカネです。異存ありません。翅の途中に広い褐色の帯を持ち、オスは全身が真っ赤に、メスは黄櫨染の色合いで、特にこのメスがなんとも雅なのであります。
 だけど、アキアカネのようにそこらじゅうで見られるトンボではなく、南関東では、千葉ですでに絶滅(EX)、東京では絶滅危惧II類(VU)、神奈川でも準絶滅危惧(NT)と数を減らしています。川越でも、見られるのは限られたエリアで、個体数も多くはないように見受けます。
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 警戒心が強く、なかなか近づかせてもらえません。今年チョウトンボを記事にしていたので、ミヤマアカネもきれいな写真が撮れたら載せようと思っていましたが‥‥とにかく姿を見掛けません‥‥というわけで、川越で今年撮れた中からの見切り発車アップです。Pa084728
写真1番目がオス、2番目がメス。メスの成熟個体は翅がより黄色みを帯びて、一段と雅に

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カップリングのようすは遠くて‥‥
ほか、連結飛行&産卵も見掛けましたが、撮影ならず‥‥

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撮影2025年10月 安比奈親水公園 (川越市大字安比奈新田)
OM-5×M.ZUIKO 14-150mm ii

(第1174号)

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せめて花火だけでも

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 春に赤城に行ったきり山には行けていません。暑すぎて雷は怖いし熊にもビビって山登りする気になりません。せめて花火だけでもと、コロナ以降初めて家族も連れて有名処まで出掛けてみました。熊谷と高崎です。
 1万5千発を50分で休む間もなく一気に打ち上げる高崎大花火大会は、初めてでしたが近くで見られて大迫力。辺りに玉殻やら灰やら煤やらが次々降ってくるほどの近さで、視界すべてを覆うほどの、まさに大花火が楽しめました。

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チョウトンボ舞う古代蓮の里にて

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 空梅雨の6月最後の週末、お花真っ盛りの谷川岳西黒尾根が過ったものの気乗りせず、しかしここのところの出不精に嫌気も差していたので、近場にて季節のものをちょっと楽しむつもりで「古代蓮の里」(埼玉県行田市)まで出掛けてきました。
 ハスはまだ序盤で数も少なめだった一方、トンボ、それもチョウトンボが乱舞していて色めきました。なかなか近くに止まってくれません。飛んでるのを狙うもまともに写せません。気付くと朝から夕まで夢中にシャッター切り続けていました。
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 どこで撮ったか分かるよう、某映画にも登場したランドマークを写し込んでみましたが、チョウトンボの姿は難易度の高い「ウォーリーをさがせ!」状態‥‥

*撮影2025年6月28日 古代蓮の里 古代蓮池 OM-5×M.ZUIKO 14-150mm ii

(第1170号)

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安行桜つらなる北浅羽桜堤にて

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 埼玉県中西部を流れる越辺川の右岸沿い、坂戸市北浅羽地内に約200本、長さ1.2kmにおよぶ桜並木があります。早咲きの安行寒桜(安行桜)で、ソメイヨシノよりも10日ほど早く、花の紅の色合いが濃いのが特徴です。植樹から四半世紀を迎えます。

 埼玉は県土に占める河川面積の割合が全国一で、県では「川の国」を掲げています。ふと思い起こせば、県内には川に絡む桜堤の名所も多く、川沿いに連なる桜の名所は川越にもあります。しかし有名処はどこも人で溢れかえっています。此処も然り。
 じっくり愛でるのは地元の、それも名も無き花に勝るものはないのかもしれません。

*撮影2025年3月27日 北浅羽桜堤公園/埼玉県坂戸市 OM-5×M.ZUIKO 14-150mm ii

(第1166号)

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初見参、鴻巣びっくりひな祭り

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 初めて「鴻巣びっくりひな祭り」を見てきました。そのうち見に行こうと早21年が過ぎていて、たまたま祭り期間中に鴻巣方面への所用ができて、初見参ようやく叶いました。

 この祭りの謳い文句は、鴻巣人形製作400年の歴史を伝える“ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇”(31段高さ約7m、人形の数1605体)で、当初は市役所での展示でしたが、いまは駅前のショッピングセンター「elumi(エルミ)」で飾られています。
 我が家には女子はいても女の子はいないので、ちゃんとした雛飾りを間近に見たことがありませんでしたが、3体を除き、どれも精巧なものばかりで一見の価値がありました。五百羅漢より見入ってしまうかもしれません。
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 上記「3体を除き」のうち2体はセンターで着飾っていました。もう1体は‥‥このピラミッドのどこかにいます。本記事の写真には写っていません。エルミでの展示は8日までです。

(第1165号)

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ロウバイの色香を愛でるご近所さんぽ

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 ロウバイの花だけを愛でるなら、遠くの名所、例えば長瀞の宝登山まで行かずとも、近くの智光山公園にもロウバイ園があります。川越から自転車での散歩にちょうどよい距離感です。

 1月下旬、全体としてはまだ蕾優勢。それでも品種によっては見頃を迎え、濃いのやら淡いのやら、ツヤのある透き通った黄色に独特の芳香で、辺りにはしあわせが漂っています。白や紅の梅もまもなく咲き、来週には節分草の便りも届き始めるでしょう。2月は雪と花のせめぎ合い。雪山で戯れたい、花も楽しみたい、団子を食ってる暇もありません。
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OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
撮影2025年1月下旬 狭山市立智光山公園ロウバイ園

(第1163号)

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ヌバックレザーの山靴を買い替える

 愛用のヌバックレザー登山靴(キャラバンGK69)を確認したら、両足ともソールがべろ~んと手で捲れる状態です。2010年6月に買ってもう14年、アッパーがひび割れてしまっているし、ゴアテックスにも寿命を感じる‥‥というわけで買い替えます。

 候補はキャラバンなら「GK85」。もう1つ、「モンベルのアルパインクルーザー800レザー」も良さそう。モンベル独自のソール「トレールグリッパー」が滑らないと評判で興味あり。両者のお値段は同額(税込35,200円)です。
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 モンベルの靴は一度も履いたことが無かったので、とりあえずモンベルショップに行きまして、かくかくしかじか、店を出たとき、あれ? モデルチェンジ前の「アルパインクルーザー1000レザー」を手にしちゃってる‥‥ (ちょっと予算オーバーだったけど図らずして本命かも)

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年賀状2025

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 謹んで新春の御祝詞を申し上げます

旧年中は、格別のご厚情をいただきまして、誠にありがたく存じます。
本年もいっそうのご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
 2025年元日

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 ~能登はやさしや土までも~
 これは、能登の気風を簡潔的確に言い表す、いにしえより伝わる有名な一節です。

 しかし、そのやさしいはずの能登の土が、さらには空もが、能登においでる人たちへ刃を露わにした2024年。その刃は能登に関わるすべての人の心にも及んだと思います。なんの因果か存じませぬが、天つ神様、地の鬼様、ほかどなた様でも、もう堪忍してくだいまし。
 あらゆる「やさしや」が能登と能登の人びとにあまねく分け隔てもなく行き届かんことを希み求めます。

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【年賀状取り止めのお知らせ】 このたび弊職事務所では、近年の社会環境の変化等にかんがみて、弊職または弊事務所としての年賀状による年始のご挨拶について、本年をもって、取り止めることといたしました。
 誠に勝手ながら、ご理解を賜りますとともに、今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

(第1158号)

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OM-5試し撮り真っ最中

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新101系赤電塗装 西武狭山線西所沢駅 撮影2024年8月3日
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II (25mm)

 約20年ぶりの一眼ってことで試し撮りを重ねています。OM-5はミラーレス最小最軽量クラスと言えど、コンデジと比べたら当たり前ですが大きくて重いです。それでもちゃんとしたファインダーでしっかり構えて撮れますから、やはり写真の撮りやすさは段違いです。
 これまでの1インチとマイクロフォーサーズとではセンサー面積比で倍近くの差があり、少し使っただけでも、周辺四隅の解像力や高感度耐性、階調、ダイナミックレンジなどに有意な差も見受けます。ただ、それだけで写真の優劣は付けられませんし、実際付きません。

 猛暑や不安定な天候ゆえなかなか山に行けませんが、山デビューでまごつかぬようこの子のクセに早く馴染みたい。カメラは大事にしつつもガンガン使い倒してこそのものでしょう。

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とある夏の夕空 西武新宿線南大塚駅北側に広がる田園地帯 撮影2024年7月24日
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 (9mm 3:2トリミング)

 購入したキットレンズは広角側が換算28mmで、24mmスタートに慣れているせいか、やや狭く感じます。せっかくレンズ交換できるわけですから、ここは迷わず、換算18mmからのお手軽広角ズームを1つ買い足しました。中古で3万円、重さたったの155g!
 24mm未満の画角は初体験で、18mmだと天頂近くまで収まるのが新鮮で、空を撮るのがいっそう楽しくなりました。

(第1145号)

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とうとう一眼カメラを手にする

 コンデジRX100M6の修理でのいざこざを前号と前々号に書きました。この件まだ終わっていません。手元にカメラのない状況が続き、山にも行けません。引導を渡されたようなものです。新しいカメラ、それも一眼を買うことにしました。

 最優先は大きさ&重さ。ゆえに候補はミラーレスのAPS-CかMFT(マイクロフォーサーズ)で、3機種(Fujifilm X-T50、Canon R10、OMDS OM-5)に絞りました。
 機種選びはレンズ選びと切っても切れず、あちら立てればこちら立たずの関係にもなり、これがいわゆるレンズ沼の岸辺なのか、買う前からハマるのか、と。
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 で、迷いの振り子は大きく揺れ続きましたが、OM-5の14-150mmレンズキットを買いました。(※とくにOM-5に決めた後で12-45mmとすごく悩んだ)
 当初X-T50が最有力だったものの20万超えで高過ぎるのでパス。二番手はR10で、MFTより大きなセンサーや軽快な動作に惹かれましたが、カメラ本体に手ぶれ補正機構がなく、対応レンズも少なく、ズームの区切りが換算29mmを想像して足踏みし、最終的に寄り切ったのがOM-5でした。
 絞った3つの中で、ボディ内手ぶれ補正と防塵防滴の両方(+耐低温性)を備えているのはOM-5だけで、ほかにも多彩な撮影機能を持ち、総合力の高さで抜きん出ていると見ました。

 なんにしても、約20年ぶりの一眼カメラで、デジタルではこれが初めての一眼です。コンデジとは使い勝手もだいぶ異なりますので、またイチから勉強していきたいと思います。
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だいたいここらへん+Nikonを検討しました。もちろんSonyはアウトオブ眼中。

(第1144号)

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