カテゴリー「奥多摩・奥武蔵」の102件の記事

奥多摩三頭山、金屏風の秋

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 数々の記録を塗り替えた猛暑は秋をも奪い、山での紅葉はどこも良くありません。ただ遅いだけでなく、紅葉している標高の範囲が狭いような気がします。三頭山も例外ではなく、上は冬、下は夏、秋のエリアも葉落ち多く、綠も多く、心なしか色はくすんで見えます。
 とは言うものの、秋の森全体へと視野を広げれば、美しく紅葉している木々が織り成しており、豊かなブナ林が醸す金屏風だって例年どおりに、ほら。

 山のあれこれに「今年の○○は良くない」とばかり言って、10年に1度あるかないかの当たり年を待っていたら、人生終わってしまいますんで。

OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 (換算18mm)
撮影2024年11月9日

(第1155号)

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6年ぶり、ブナ若葉光る奥多摩三頭山をあるく

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 芽吹きから新緑へと移ろう萌葱の頃のブナを求めて奥多摩三頭山へ。企んでいたGWの訪れが叶わず1週遅れとなり、案の定、もうすっかり若葉の頃合いでした。雪を抱く富士山を見ておきたいの思いもあり、こちらの企みは大成功。
 新緑は全体的にはまだまだフレッシュで、この時期の三頭山や春のブナ林は6年ぶりでしたから、富士山を見てはにやにや、ブナを見上げてはにやにや、もうにやにやが止まりませんでした―― (※以下写真23点の長編)

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7年ぶり、新緑の奥武蔵蕨山をあるく

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 2024GW前半、7年ぶりに奥武蔵の蕨山の王道コース(名郷~蕨山~金比羅尾根~さわらびの湯、約10km)を歩いてきました。
 例年であれば、アカヤシオにイワウチワを愛でつつ、山桜と萌葱のみどりのなかを歩くところ、今年は早い。とにかく早い。桜は散り、スミレは萎れ、ツツジも裏年――

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春の妖精セツブンソウを探しに小川町へ

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 春の妖精“Spring Ephemeral”の第一走者と言われるセツブンソウ探しに、先週末、比企郡小川町まで出掛けてきました。節分の頃に咲き出すので季節を分ける花とも云われます。
 埼玉では、小鹿野町(旧両神村)に国内有数規模の自生地があり、横瀬町にもよく知られた群落があります。どちらとも時間も距離もそれなりに遠いです。いっぽう、比較的近い小川町でも見られると聞き、探しに行ってみました。川越から東武東上線で最速31分です。

 両神や横瀬ほどの規模ではないけど、たしかに節分草ちゃん、いました。思っていたよりたくさんいました。指先ほどの小さな妖精たちを眺めているだけで癒やされます。前回セツブンソウを見てからなんと6年が過ぎていました。
 これまた6年ぶりに受ける大腸内視鏡検査を2日後に控え、ついでに近くの低山を少し歩いてきました。検査でポリープ切除があると1週間は運動禁止ってことで、はい、次の週末のお出掛けはできなくなりました。

(第1129号)

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3年ぶりの奥多摩三頭山で金屏風の中へ

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 2023年文化の日、3年ぶりに、奥多摩三頭山へと出掛けてきました。紅葉は都民の森(東南側)ではもう下の方へと移ろい、上部は落葉が進んでいました。
 いっぽう、ヌカザス尾根や鶴峠の方(西北側)では中腹あたりブナ黄葉が見頃で、一片の雲もないド快晴の青空の下、場所によっては見渡す限りこれでもかというほどに金屏風が立ち並んでいました。風もなく、人もおらず(※)、静かに時だけが流れていました。
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 この日の主目的は富士山の眺めで、紅葉、ましてや金屏風など期待せず、狙ってもいませんでした。追い求めているときはなかなか巡り逢えないのに、不思議なものです。谷川、玉原に続き、備忘録の宿題が1つまた増えてしまいましたが、いずれなんとか‥‥

 ※ 富士山を撮影した三頭山の頂上(西峰)は大賑わいでした。

(第1123号)

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深まる秋 奥武蔵簑山をあるく

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 前回の紅葉狩り第2弾から2週間、少し消化が進んできたところに好天の土曜日です。朝早く目が覚めて、ならばと、とくにあてもなく奥武蔵の簑山(標高587m)へと向かいました。なんとなく外秩父の、低山里山の紅葉が見られれば御の字と‥‥

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奥多摩タワ尾根、金屏風の森をあるく

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 奥多摩で金屏風と言えば三頭山が浮かびますが、日原界隈にも負けず劣らず立ち並ぶことは知られています。日原の紅葉の美しさは折り紙付き。あの素晴らしい紅葉をもう一度と、去年に続き今年も日原のタワ尾根を歩いてきました。去年とは逆さ、8年前と同じ向きで辿ってみました。今季の紅葉狩り第2弾です。

 (※以下写真27点の長編)

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引き続き奥武蔵 ふたつの古刹巡り

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 文明の利器を用い、かぁ~なりズルをして、それでも約4時間かけて子ノ権現・竹寺を歩いてきました。神仏習合を今に伝える奥武蔵の古刹です。前回いつ訪ねたのか記憶も記録もありません。でも現地に着くと鮮明に色々思い出しました。
 西川材の美林のなかを黙々とアップダウン、コース取りの心は花より団子です。それにしても一生懸命歩いて山道を辿っていったところで、文明の利器で簡単に行けちゃう、つまり上にクロネコのトラックがやってきたりして、全然山に行った気にはならないのであります。

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*撮影2022年10月1日 子ノ権現~竹寺/関東ふれあいの道 (掲載写真は2枚とも竹寺)

(第1107号)

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初心に返って奥武蔵日和田山

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 前号に書いたとおり、今年の山登りは1月2日に赤城山に登ったっきり。9カ月ものブランクは過去に例がありません。コロナを筆頭に今年私から山を遠ざけた要因は山ほどあるも、紅葉の山にはなんとしても行きたい。まずは足慣らし、初心に返って我が登山人生の原点、奥武蔵の日和田山(標高305m)からリスタートです。
 日和田山は、奥武蔵東縁の低山ながら、都心まで眺められる大展望にクライミングの岩場もある表情豊かな山です。実家からよく見え、山頂からも実家が見えます。

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奥多摩タワ尾根、色彩の森をあるく

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 奥多摩随一と云われるタワ尾根の紅葉。今年の紅葉狩り第4弾の地に選び、前回2014年から7年ぶりに、この誉れ高き色彩の森を歩いてきました。タワ尾根は標高差があるため、色づき始めから盛り、そして落葉と、季節を渡り歩けるのも魅力の一つです――

 (※以下写真24点+おまけ1点の長編)

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