カテゴリー「山歩き」の186件の記事

上越国境三国山、お手軽に森林限界の稜線をあるく

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 無性に森林限界を越えた稜線を歩きたくなり、上越国境の三国峠から三国山を目指しました。国道17号線の新三国トンネルから登山道に入り、ブナやミズナラの森を軽く登って小1時間で三国権現(上野の赤城、信濃の諏訪、越後の弥彦の三明神)を祀る御阪三社神社に着きます。その先がいよいよ――(※以下写真22点の長編)

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小さい秋いっぱいの赤城山へ

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 山の企てがことごとく潰えて9月も最終盤。もう5か月も山を歩いておらず、リハビリのため赤城山地蔵岳(標高1674m)へ。
 準備体操がてら“小さな尾瀬”とも云われる覚満淵(1360m)から歩き始めます。いままさに草紅葉が最盛期で、尾瀬ヶ原を彷彿させるヤマドリゼンマイ黄葉がススキの穂とともに風に靡いていました。山はまだ夏の緑に見えても、灌木は紅葉が始まって、赤とんぼもたくさん飛んでいて、小さい秋いっぱいの赤城山、素敵でした。
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 日が蔭る直前の、凪いで水鏡の覚満淵。紅葉期には湿原はキツネ色、周りの山肌は色取り取りもこもこ錦繍になります。

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 例年より遅れて谷川山系の稜線も紅葉期を迎え、あと半月もすると上信越界隈はどこも山粧う頃合いとなりましょう。脚力に自信なければ、次も赤城山。

OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm/14-150mm
撮影2025年9月27日 赤城山覚満淵(上・中)/八丁峠付近(下)

(第1172号)

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赤城山でアカヤシオさんぽ

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 芽吹き、桜、新緑と、秩父界隈を含む地元で小まめに撮り集めていたら、写真がものすごい量になってしまいました。季節はツツジに移ろい、そのトップランナーであるアカヤシオを赤城山で見てきてからも、まもなく1か月が過ぎようとしています。新茶も出回っており、この際ぜんぶ端折ってお茶で濁してしまおうと思います。

 さしあたりそのアカヤシオを2点だけ紹介。今年は当たり年との評を多く見受けていましたが、アカヤシオはタイミング合わせるの難しい花で、行く時期、行く場所、行く天気で、見え方も感じ方も変わります。その手の情報に振り回されない方が山歩きはしあわせかもしれません。
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 自分が見た限りを言えば4年前(2021年)の方が見応えがありました。赤城のツツジは、シロ、ミツバ、ヤマ、レンゲなどと続いていきますが、花の好機と自分のリズムともなかなか合いません。豊凶の情報に関わらず自分が行きたいとき行けるとき行くが一番でしょう。すべてが一期一会です。

*撮影2025年5月5日 赤城山篭山周辺 OM-5×M.ZUIKO 9-18mm/RX100M6

(第1168号)

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谷川岳一ノ倉沢、スノーシューさんぽ

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 大寒波が去り、次の寒波を前に、絶好の好天が週末に巡ってきました。谷川岳一ノ倉沢をスノーシューで歩いてきました。当地の厳冬期・積雪期は初めてで、とくに今年は積雪が多く、雪たっぷりのスノーハイキングが楽しめました――

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赤城で山初め 小滝氷瀑さんぽ

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 赤城山の小沼を源とする粕川の最上流部に小滝と呼ばれる崖地があり、厳冬期に一帯が凍り付き氷瀑となって現れます。氷柱が並び、氷壁、氷塊などなどなかなかの見応えです。小沼駐車場からオトギの森を歩いて30分足らずで辿り着きます。
 前から行こう行こうと思っていつも春になってしまっていたので、今年こそはと順位を上げて2025山初めの地に選びました。

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ヌバックレザーの山靴を買い替える

 愛用のヌバックレザー登山靴(キャラバンGK69)を確認したら、両足ともソールがべろ~んと手で捲れる状態です。2010年6月に買ってもう14年、アッパーがひび割れてしまっているし、ゴアテックスにも寿命を感じる‥‥というわけで買い替えます。

 候補はキャラバンなら「GK85」。もう1つ、「モンベルのアルパインクルーザー800レザー」も良さそう。モンベル独自のソール「トレールグリッパー」が滑らないと評判で興味あり。両者のお値段は同額(税込35,200円)です。
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 モンベルの靴は一度も履いたことが無かったので、とりあえずモンベルショップに行きまして、かくかくしかじか、店を出たとき、あれ? モデルチェンジ前の「アルパインクルーザー1000レザー」を手にしちゃってる‥‥ (ちょっと予算オーバーだったけど図らずして本命かも)

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続・赤城霧氷をくぐってゆく年くる年

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 前号に書いたとおり、この日の霧氷の最も綺麗な時ではないけれど、それでも十二分に楽しめた2024山納めのキラキラ霧氷を改めて短く振り返っておきます。
 とにかくこの日は風がなく暖かく、薄い手袋1枚だけでも指先は冷えず、なのに午後になっても多くのところで霧氷が残っていました。写真は1200枚以上も撮ってしまいました。

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赤城霧氷をくぐってゆく年くる年

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 12月初めに歩いた鐘撞堂山を「2024年最後のお山」と12月29日にこのブログで締めくくったのに、翌30日、赤城山に行ってしまいました。暦年での山納めは更新、しっかり雪もあったので24-25冬山シーズン始めにもなりました。ゆく年くる年。快晴無風、足元には新雪、そしてずうっとずっと霧氷のなかをゆく至福の山歩きでした。

OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 (換算18mm)
撮影2024年12月30日 赤城山主峰黒檜山 猫岩付近

【続編記事】 続・赤城霧氷をくぐってゆく年くる年 (第1160号)

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 この日の霧氷は下から上まで細やかに煌めいていました。ネットに流れている当日午前の写真など見ると、数年に一度の好条件、私の中でも過去一二じゃないかと思いました。しかし自分は、朝の出発が遅かったため、関越の渋滞に大きくはまるなどして、その最も綺麗な時を見逃しました。
 ヤマテンの朝方の強風予報(6時12m、正午でも7m)を受けての遅出でしたが、掟破りだったかもしれません。どうせ車で行く=行かないという判断をしない=のなら、とにかく現地には早く着くよう出掛け、遅出にするかどうかは現地で判断する(現地で様子を見たり時間を潰せば良い)が鉄則でしょうね。自戒を込めての備忘録とします。

(第1159号)

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紅葉の外秩父、鐘撞堂山をあるく

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 去年に続き今年も紅葉の鐘撞堂山を歩きました。鐘撞堂山は、埼玉北部の寄居、花園、美里の各町に跨がる雑木林主体の里山で、標高330mと低いながらも関東平野を一望できる眺望の良さは折り紙付きです。
 いままで一度もブログに上げていなかったので今年こそはと、年内ギリギリになってしまいましたが、簡単に記録として残しておくことにします―― (※以下、写真24点の長編)

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玉原ブナ平の秋

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 関東随一との誉れ高き玉原ブナ林。今年の紅葉はどこも良くないと聞いているけど、そういうときこそ玉原は打って付けかもしれません。駐車場がそのブナ林の中にあるようなもので、山を登らずとも楽しめます。

 いざ行ってみると、紅葉は言われているほど悪くはないじゃないか、が率直な感想。ただ、広く秋晴れ!の予報は大きく外れ、天気は言われていたほど良くはないじゃないか、の一日でした。どちらもよくある話です。
 秋のブナの撮影に曇り空は避けたい場面ですが、行けば行ったなりになんだかんだと楽しめてしまいます。1日で千枚近くもシャッター切っているのはその証かと。
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【写真上】ブナ平での1コマ。こんなブナ黄葉が見られれば御の字
【写真下】ブナ平から少し足を伸ばした先の尼ヶ禿山からの展望
*撮影2024年10月31日

(第1154号)

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