カテゴリー「山歩き」の172件の記事

3年ぶりの奥多摩三頭山で金屏風の中へ

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 2023年文化の日、3年ぶりに、奥多摩三頭山へと出掛けてきました。紅葉は都民の森(東南側)ではもう下の方へと移ろい、上部は落葉が進んでいました。
 いっぽう、ヌカザス尾根や鶴峠の方(西北側)では中腹あたりブナ黄葉が見頃で、一片の雲もないド快晴の青空の下、場所によっては見渡す限りこれでもかというほどに金屏風が立ち並んでいました。風もなく、人もおらず(※)、静かに時だけが流れていました。
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 この日の主目的は富士山の眺めで、紅葉、ましてや金屏風など期待せず、狙ってもいませんでした。追い求めているときはなかなか巡り逢えないのに、不思議なものです。谷川、玉原に続き、備忘録の宿題が1つまた増えてしまいましたが、いずれなんとか‥‥

 ※ 富士山を撮影した三頭山の頂上(西峰)は大賑わいでした。

(第1123号)

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山歩き、ふたたび

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大好きな稜線の眺め、今年の最北&最高到達点にて @谷川岳奥ノ院
撮影2023年10月18日 Sony RX100M6/Capture One 20

 10月も今日で終わり。ブログの更新がずうっと滞りがちですが、山歩きはしだいに回数・頻度を上げてきております。
 2年がかりとなった一連の建替・事務所移転の間は赤城山までが精一杯の遠出でしたけど、その赤城で8月9月と身体を慣らし、そして今月、2年ぶりに谷川岳、3年ぶりに玉原高原へと、足を伸ばしてきました。下山後の温泉も久しぶりに入りました。

 今年は山歩きのこと、まだ一度も書いていません。時間がかかっても、以前ほどの分量には届かなくても、ほんの備忘録程度でも、ふたたび綴っていこうと思っています。同時に、自宅・事務所の建築記についても、振り返って少し綴っておこうとも思っています。
 どちらもそのうち。立場だけが高級な役人がよく使う「前向きに」よりは前向きに。(笑)

(第1122号)

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榛名湖畔 ゆうすげの道

 二男の装具製作のため前橋市内に出向きました。用事が終わったのは16時過ぎ、榛名湖畔までドライブして帰ることに。
 ちょうどユウスゲ(別名キスゲ)の時季で、ユウスゲは夕方近くに咲き始め朝には萎んでしまう夜の一日花。この花を見に行くにはむしろ好都合な時間帯かもしれません。
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 初めて見るユウスゲの花。独特の、濃いけど透んだレモンイエローで、近縁種のニッコウキスゲやノカンゾウなどの橙色っぽさがみじんもない、純粋の黄色です。ほかにもオオバギボウシ、ナデシコ、オミナオエシ、ヒメシャジン、クルマユリなどなど、夏から秋の花々がたくさん咲いていました。
 18時を過ぎた標高1100mの湖畔の気温は25度を下回っており、車いすが通れる木道だけの散策ながら、ぽつぽつと咲くユウスゲたちを眺めながらの夕涼みは爽快そのものでありました。(下界との気温差10度以上!)

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 ほどなくして空が色づき始め、場所を湖畔に移しました。思いのほか焼け込みましたが、気付くと周りはカップルだらけ。そそくさと退散しました。

*撮影2023年7月29日 榛名湖畔ゆうすげの道/群馬県立榛名公園

(第1120号)

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奥多摩タワ尾根、金屏風の森をあるく

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 奥多摩で金屏風と言えば三頭山が浮かびますが、日原界隈にも負けず劣らず立ち並ぶことは知られています。日原の紅葉の美しさは折り紙付き。あの素晴らしい紅葉をもう一度と、去年に続き今年も日原のタワ尾根を歩いてきました。去年とは逆さ、8年前と同じ向きで辿ってみました。今季の紅葉狩り第2弾です。

 (※以下写真27点の長編)

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秋の赤城山オトギの森をあるく

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 家造りの真っ只中にあって今季は山どころではありません。そんななか紅葉だけは何としてもと思ってはいたものの、どこにも行けぬまま季節はどんどん進みます。10月下旬、意を決して赤城山へ。例年より1カ月遅れでの紅葉狩り第1弾、秋の赤城は2年ぶりです。

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引き続き奥武蔵 ふたつの古刹巡り

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 文明の利器を用い、かぁ~なりズルをして、それでも約4時間かけて子ノ権現・竹寺を歩いてきました。神仏習合を今に伝える奥武蔵の古刹です。前回いつ訪ねたのか記憶も記録もありません。でも現地に着くと鮮明に色々思い出しました。
 西川材の美林のなかを黙々とアップダウン、コース取りの心は花より団子です。それにしても一生懸命歩いて山道を辿っていったところで、文明の利器で簡単に行けちゃう、つまり上にクロネコのトラックがやってきたりして、全然山に行った気にはならないのであります。

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*撮影2022年10月1日 子ノ権現~竹寺/関東ふれあいの道 (掲載写真は2枚とも竹寺)

(第1107号)

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初心に返って奥武蔵日和田山

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 前号に書いたとおり、今年の山登りは1月2日に赤城山に登ったっきり。9カ月ものブランクは過去に例がありません。コロナを筆頭に今年私から山を遠ざけた要因は山ほどあるも、紅葉の山にはなんとしても行きたい。まずは足慣らし、初心に返って我が登山人生の原点、奥武蔵の日和田山(標高305m)からリスタートです。
 日和田山は、奥武蔵東縁の低山ながら、都心まで眺められる大展望にクライミングの岩場もある表情豊かな山です。実家からよく見え、山頂からも実家が見えます。

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曙色に染まる赤城山地蔵岳に立つ

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 赤城山で霧氷を見始めたのは2015-16シーズン。以来、青と白の世界の虜になって、もう数え切れないほど通い続けていて、そうなると自然の流れで、朱の光景も見たくなるもの。しかし、寒いの苦手だし、半ば徹夜になるし、暗闇怖いし、まして雪山のナイトハイクなんかやったことないし、などと言っていて、はや6シーズンが過ぎてしまっています。

 今季こそ赤城でモルゲンロートの霧氷越し谷川連峰が見たいと、お正月に一念発起、地蔵岳(赤城山第3峰、標高1674m)を目指しました。するとどうでしょう、ビギナーズラックとしか言いようのない願いどおりの光景に、あたふたドタバタしどろもどろ‥‥
 慌てるのも無理はなく、こうした光景はたった5分ほどしか見られません。撮影はいろいろやらかし二兎も三兎も追って一兎をも得ず、の感なきにしもあらず――

 (※以下写真24点の長編)

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曙色に染まる赤城山地蔵岳へ ~prologue~

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赤城山地蔵岳の頂上にて御来光、お日様の左には筑波山 2022年1月2日撮影 RX100m6

 2022年の山始めは赤城山。年が明けて翌日、それも未明から登って、地蔵岳の頂上で御来光を拝もうとの魂胆です。こういうのは考え出すと面倒が先走ってポシャるので、淡々と支度を整え、決めた時刻に家を出て、とにかく現地入りします。
 つるっつるの赤城道路をどうにか登りきり小沼駐車場へ。荒れた元日から一転、マイナス11度と冷え込んではいるけど快晴無風、霧氷もありそう。やったー!!

 山頂に着いたのは日の出8分前。霧氷の木々、マジックアワーの空、ビーナスの帯、刻一刻と景色が変わって、あっという間に日が昇ってきて、辺り一面、曙色(あけぼのいろ)に染まります。見たことのない光や色に言葉がありません。ただただ美しい‥‥

 この山歩の様子は日を改めて記します。少し時間がかかりそうですけど。
  → 曙色に染まる赤城山地蔵岳に立つ (第1098号)

(第1097号)

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裏妙義、もみじの海をあるく

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 昨年に続き11月下旬の裏妙義を歩きました。このコースは、一言で表せば、もみじの海です。その写真を眺めているだけでも溺れてしまいます。すでに紅葉狩りの回も重なり、上旬の奥多摩で胸一杯、おなかも一杯になって、ついついブログアップもなおざりに‥‥
 昨季は記事にならず流れました。今季はそれじゃいかん!ということで拾い上げます。でもとりあえず2枚だけ。もう後ろが色々つかえているんで。今季お山の紅葉狩りはこれにて幕です。

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 もう一言添えるなら、此処はメグスリノキロード。淡いのから、薄いの、濃いの、深いの、そりゃもういろんな子に出会えます。まさに目薬です。

*撮影2021年11月20日 SONY RX100m6
*国民宿舎裏妙義跡~女道~三方境~巡視道周回/妙義荒船佐久高原国定公園

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