小さい秋いっぱいの赤城山へ

山の企てがことごとく潰えて9月も最終盤。もう5か月も山を歩いておらず、リハビリのため赤城山地蔵岳(標高1674m)へ。
準備体操がてら“小さな尾瀬”とも云われる覚満淵(1360m)から歩き始めます。いままさに草紅葉が最盛期で、尾瀬ヶ原を彷彿させるヤマドリゼンマイ黄葉がススキの穂とともに風に靡いていました。山はまだ夏の緑に見えても、灌木は紅葉が始まって、赤とんぼもたくさん飛んでいて、小さい秋いっぱいの赤城山、素敵でした。
日が蔭る直前の、凪いで水鏡の覚満淵。紅葉期には湿原はキツネ色、周りの山肌は色取り取りもこもこ錦繍になります。

例年より遅れて谷川山系の稜線も紅葉期を迎え、あと半月もすると上信越界隈はどこも山粧う頃合いとなりましょう。脚力に自信なければ、次も赤城山。
OM-5 × M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm/14-150mm
撮影2025年9月27日 赤城山覚満淵(上・中)/八丁峠付近(下)
(第1172号)
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コメント
ヤマドリゼンマイの黄葉だけみてるとほんとに尾瀬ヶ原にいるみたいですね。今年はほんとに遥かな尾瀬です。
40代のころに比べると50代はほんとに直ぐに体力の脚力も落ちますから困ってしまいます。
投稿: てばまる | 2025年10月 2日 (木) 14時11分
てばまるさん、こんにちは。
覚満淵の西側には木道があって池塘もあるので、ここはもう“みなし尾瀬”です。
前回の本物の尾瀬からもう丸6年が過ぎていまして、今年もこのままシーズン終了となりそうです。こうしていったん足が遠のいていることで、尾瀬の遙かさをよりいっそう感じる日々です。
投稿: 鉄まんアトム | 2025年10月 3日 (金) 14時17分