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雑木林、落ち葉コレクション

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 年の瀬が迫り、師走に紅葉する川越の雑木林ももう冬木立です。落ち葉と言うと、そんな冬枯れの森のイメージかもしれませんが、シーズンは紅葉の盛りの頃です。徒歩数分圏の事務所近くの雑木林をメインに、そんな落ち葉たちを集めてみました――

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 雑木林の紅黄葉のトップランナーはアオハダ。視界のすべてがフレッシュイエローに包まれ、幸福度が増します。同じ頃のオレンジ色はリョウブです。
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 リョウブは美しいグラデーションを見せます。
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 それから早めなのはヤマザクラ。桜の仲間の紅葉は総じて美しく、葉も大きく、黄~橙~紅に彩られます。苔の林床にはドングリも散っています。
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 春に気がつかなくても、秋に桜の存在を知ることもあります。
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 落ち葉を撮ろうと足元に気をつけていると、これまた宝物を見つけてしまうことも‥‥
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 今年、リンドウの、群落とも言うべき花園を見つけてしまいました。
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 冷え込む朝には霜化粧
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 アオハダの木の辺りは黄色く染まります。
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 カエデのない雑木林での紅一点はこの子、ツタですね。
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 1枚だけでも存在感あります。
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 落ち葉は地面だけではありません。草の実に引っかかって、これが日を浴びるとなかなかの光景になります。ただし、この草の実は靴や服にくっつきやすく、無数で、何度かヒドい目に遭いました‥(^0^;)‥
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 落ち葉により木の存在・名前を知ることもあります。この黄色いのはたぶんミズキ。
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 ここはコナラの林と思っていても、落ち葉を見て、あれ?クヌギもあるんだな、と。(この細長い葉はクヌギかクリの特徴)
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 紅葉が進んでくると、コナラの美しい黄褐葉が地面にもたくさん並ぶようになります。
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 たくさんの茶色。分かるかな?この渋さの雅が。
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 我が国で最高貴とされる黄櫨染(こうろぜん)のごとし
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 ふかふかの散歩道。さくぅ、さくぅ、かさっ、かさっ‥‥聞こえてきますか?
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 以上、弊事務所近くの雑木林(仮称川越市森林公園計画地「森のさんぽ道」を含む)から、落ち葉コレクション2023をお伝えしました。
 ちなみに、この落ち葉たちは資源であり、本市を含む三富地域における「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が今年7月、国連機関により世界農業遺産に認定されました。

(第1126号)

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