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ダイソーメスティンがやっと買えたんで

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 昨今キャンプがブームのようでグッズが軒並み品薄です。なかでも、ダイソーから6月に売り出されたメスティン(いわゆる飯盒のこと)は重さ103g、作りはしっかり、しかもアルマイト加工済みでシーズニングも不要ながら500円の破格とあって、転売屋も巣くうほどに大人気。9月に入って店頭に並んでいるのをようやく見つけゲットできました。
 メスティンと言えば2合弱のサイズが一般的ですが、ダイソーのは1合と小振り、ソロ炊飯にはもってこいでご覧のジャストサイズ!(笑) これでさっそくご飯を炊いてみましょう――

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 ご飯を炊く火器はガスが確実ですが、最近私は、日帰り山行での火器はアルコールをメインにしています。コロナ禍に雨続きで思うように山に行けない日々、巣籠もりの暇つぶしにアルコールストーブ(アルスト)の自作にも挑戦してみます。材料はビールや炭酸飲料のアルミ缶、工具の多くはダイソーでも手に入ります。
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 作業の詳細は省きますけど、一般的な形のアルストは、1つまたは2つの空き缶から次の3つの部品を作って、それらを重ね合わせる(はめこむ)だけです。
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 燃焼実験。右の市販品(エバニューのチタン製)が火だるま状態になる大火力に比べ、左の自作品はどうでしょう。控えめながら安定した炎での完全燃焼が続き、火力十分ながら燃費効率は良く、まずまずかと。重さもエバニュー34gに対し、自作はたったの12g!
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 お米を水に30分以上浸してから火を着け15分程度で炊き上がり、さらに15分も蒸らせば、ご覧のとおり。芯もムラもなく艶々ふっくらご飯の出来上がり。使った燃料は30mlです。
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 アルストは、構造はもちろん、穴の大きさや数の違いで、火力も燃費も変わります。エスビットのポケットストーブで使えるよう高さを抑えてみたり、とろ火マシンにしてみたり、材料は実質タダで無尽蔵に遊べます。
 もっとも炊飯だけなら、10分ほど余計にかかるけど、旅館の食事で見かける青色の固形燃料1つ(25g程度)あれば十分だし効率的でしょう。でもアルストにそれを求めてはいけません。アルストは炎の美しさにロマンを求める男の遊び道具なのであります。
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 ちなみに、こんな感じで内径がわずかに足りず、ダイソーメスティンにポケットストーブはスタッキングできません。

(第1071号)

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