« 谷川岳、雲上絶景の雪稜へ ~prologue~ | トップページ | 北陸新幹線初乗車 »

谷川岳、雲上絶景の雪稜をあるく

105401rx_04083

 昨年本格雪山デビューを果たした谷川岳に今冬も行ってきました。朝早くから春霞の快晴で順風満帆だった前回とは異なり、どんよりした空に始まり時々ガスの中をも通り抜けていく試練を受けました。その先にこんな雲上絶景の雪稜が待っていると信じて――

 (※以下写真26点+おまけ1の長編)

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 水上インター付近から見た谷川岳は厚い雲の中。午前10時、ロープウェイで天神平に上がってもご覧の天気。あれれのれ。この微妙な空模様で温泉逃避行が過ぎるも、風は無く寒くも無くわずかに青空らしきものも見えるので、ここは踏み留まります。
105402rx_03749

 天神尾根に取り付くも、依然、山頂は見えません。難所では渋滞が生じていて、その先には雲の中へと吸い込まれていく“蟻の行列”が見えます。
105403rx_03786

 渋滞原因箇所。ちょっとビビりましたが、ロープもステップもあり難しくはありませんでした。
105404rx_03800

 11時10分、熊穴沢避難小屋。例年この時期ですと全部雪に埋まっているはずですが‥‥
105405rx_03816

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 熊穴沢避難小屋の先で樹林帯を抜け稜線の急登に差し掛かります。少し風が出てきて不安を煽られるも、どうやら上の方は晴れているようです。一縷の望みをつなぎます。
105406rx_03833

 天狗ノ留まり場を過ぎ、いよいよ正念場というところ、徐々に青空が増えてきました。やはりどこで見ても霧氷は、いい!
105407rx_03875

 希望はやがて期待、そして確信へ。主脈稜線越しに新潟側の山並みが見えてきました。
105408rx_03919

 12時30分、天神ザンゲ岩あたりでようやく雲の上へと抜け出ようというところ。
105409rx_03960

 以降はビクトリーロードです。空が青い!!
105410rx_03962

 向かって左には俎嵓(本家谷川岳)から川棚ノ頭の頂稜も姿を見せ始めました。
1054102rx_03966

 振り返ると、すごい! 雲上の絶景が広がっています。ほころんだ顔はもう元に戻らず。
105411rx_03970

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 12時45分、肩ノ広場に到着。今季初アイゼンだし、久しぶりの本格登山で息も上がっちゃって時間押しちゃったけど、まだ人が溢れていて安心しました。
105412rx_03994

 休む間もなく山頂に向かいます。慌ててるからストラップ写り込んでいるのにも気付かず‥‥
105413rx_04035

 この上なき肩ノ小屋と上越国境稜線の眺め、大好物なり。(※前号写真の再掲)
200111rx_040301

 谷川岳山頂トマノ耳に到達。もう1つの山頂オキノ耳、一ノ倉岳、そして茂倉岳を望みます。前回とは白さ青さが違う! オキまでは無理と思ったけど、見たら行きたくなっちゃう‥‥
105414rx_04051

 で、行ってしまいました、オキノ耳。(笑)
105415rx_04114

 なんてったって、オキの方から眺めるトマの絵は絶品ですから‥‥
105416rx_04143

 トマとオジカ沢ノ頭、そして川棚ノ頭へと連なる吊り尾根の美しさ‥‥
105417rx_04107

 う~~ん、芸術的❤
105418rx_04089

 戻ってトマノ耳。気付くと、朝日岳、巻機山、越後三山などに掛かっていた雲も取れ、大展望。
105419rx_04181

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 さて、まもなく14時半、人がほとんどいなくなりました。名残惜しいですが、もう帰らなければなりません。ロープウェイの最終は16時半です。
105420rx_04186

 雪山の下山は速い! 登りに1時間かかった肩ノ広場から天狗ノ留まり場までがわずか10分少々。途中何度も振り返ります。
105421rx_04233

 群馬側を埋めていた雲海もいつの間にか消えていて、赤城山も見えています。
105422rx_04242

 頂稜部もまもなく日沈のころ‥‥ 今日も笑ってくれた谷川岳、ありがとう。
105423rx_04292

 スキー場のゲレンデに合流するも、すでに16時。ここから天神平への下りが急で思いのほか危なっかしく、日が陰り雪面の様子も見づらくなって手間取りました。
105424rx_04332

 16時24分、ロープウェイのゴンドラ内から。乗車は最終8分前カツカツ。ついさっきまで快晴だった空には新潟側から予報通りの雪雲が迫っていました。
105425rx_04353

 安全に登れる日がなかなか巡ってこない厳冬期の谷川岳。この日は回復が予報より若干遅れてしまったものの次第に晴れて、風も無く、寒くもなく、空気は澄んで、そのうえ雲海まで広がる素晴らしいコンディション、いわゆる「The Day」だったと思います。
 山は登ってみないと分からないとは言いつつ、一歩まちがうと命を簡単に持って行かれるのが厳冬期の山です。正直怖いです。それでも惹き付けられてしまう尊い魅力があります。より安全に楽しめるよう装備見直しの必要を感じました。

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

<おまけ> 朝7時30分、赤城高原SA下り線でのカツカレー壱千円也! カツが肉厚でうまくて腹持ち良かったですね~
105426rx_03726

*撮影2020年1月11日 Sony RX100m6 上信越高原国立公園
*天神平~トマノ耳・オキノ耳~天神平/谷川岳ロープウェイ利用・天神尾根往復

【前回デビュー時の様子】 白銀に輝く谷川岳天神尾根をあるく(第1026号)

(第1054号)

|

« 谷川岳、雲上絶景の雪稜へ ~prologue~ | トップページ | 北陸新幹線初乗車 »

コメント

滅多にないような素晴らしい日でしたね。雲海と、晴れ渡った大展望の両方を満喫とは!今季の暖冬・少雪という条件を生かして、好天を的確にとらえた結果ですね。(^^)

投稿: Suekichi | 2020年1月17日 (金) 12時17分

いや~絶景でしたね。
こういうのを見ると行きたくなりますが、好条件の日はほんとに無いですから、なかなか難しい・・・
しかし、踏みとどまって正解でしたね。カツカツカレーも効いたのでしょうか(^_^;)

それにしても、人気の冬山とはいえかんなに行列になるなんてビックリです。ドローン飛ばすと目立ちそう・・・

投稿: てばまる | 2020年1月17日 (金) 13時37分

Suekichiさん、同じ日Suekichiさんも、赤城山で同じような目に遭ってましたね。雲海のダイナミックさでは赤城が勝っていたかもしれません。
私が谷川で一番凹んでいる時間帯=熊穴沢避難小屋あたりにいたとき、Suekichiさんから赤城の霧氷天国写真が次々送られてきて、そりゃもう心折れそうでしたよ、いや何度か折れてたな。(^0^;)

投稿: 鉄まんアトム | 2020年1月17日 (金) 18時54分

てばまるさん、隣の芝生は青く見えがちですが、これは実際かなり青いです。
この日は序盤が微妙で止める理由はてんこ盛りでした。今回とは逆のパターンに転がることも往々にしてある山域ですが、シーズン後半は高気圧に覆われ安定して晴れるチャンスも増えますので、カツカレー食べて狙ってみて下さい。

晴天予報の週末の天神尾根は季節を問わず混みます。とくにこの冬はロープウェイの早朝営業(土日祝は7時~)をしないようなので、より集中しちゃって行列は避けられないでしょうね。見直して欲しいです。

投稿: 鉄まんアトム | 2020年1月17日 (金) 18時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 谷川岳、雲上絶景の雪稜へ ~prologue~ | トップページ | 北陸新幹線初乗車 »