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ブナ黄葉の玉原高原をあるく

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 関東地方最大のブナ林が広がる玉原高原。グリーンシーズンには何度か歩いていますが紅葉期は初めて、今年ようやく順番が回ってきました。ブナは新緑もいいけど、やはり色取り取りに輝く黄葉がいちばんでしょう。では赤城山に続く紅葉狩り第2弾いざ――

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 この日は午前中は晴れるも次第に曇る予報。着いたときはまさかの小雨で、ならばいっそガスに巻かれろとも思いましたが、出発する頃には青空が♪
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 しかし再び雲が優勢に。時折日差しもくるけど天気の方向性、定まらず‥‥
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 日差しだけでもあると森はこんなに明るいんだけど‥‥
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 でもダメだ、やがて空は真っ白、日差しもなくなり‥‥くぅぅぅ~
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 曇り空も悪いことばかりではない。影の処理に困らず色合いもしっとり。
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 たまに日差しが来れば黄金の輝き♪
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 今年はここ玉原でもこうした艶やかなカエデ類が軒並み不作気味‥‥
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 足元にはそこそこ落ちてるんだけど、ね‥‥
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 この日、玉原のブナの黄葉にはベストの頃合いだったと思います。
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 さて、そんな森を歩いて近くのお山に登ってみます。すると‥‥
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 尼ヶ禿山1466m。その頂から見下ろすブナの森がもこもこグラデーションに染め上げられ見事です。右を見ても‥‥
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 登ってきた左の方を見ても‥‥
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 眼下はとにかく錦繍のパッチワーク
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 先日のNHKラジオ『山カフェ』でゲストの植物写真家・高橋修氏いわく、「赤いブロッコリーを敷き詰めたような、そういう紅葉」、まさにそのとおり。これ、条件の良い年にぜひ見てみたい!
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 目を凝らすと子持山の奥に“日本一”まで!
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 さてさて、ゆっくり大展望を楽しんだら下山し、玉原湿原に寄り道して帰ります。
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 湿原周辺の雰囲気から侘び寂びを感じてください。
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 天気は良くなかったけど、紅葉のピークに来られて幸せ♪
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 がっつり歩くのはご遠慮、でもしっかりした森を楽したい、そんな都合の良い話がここ玉原でなら叶えられます。車窓からでもこんな森が楽しめます。
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<おまけ> 玉原散策の定番“免罪符”の数々
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 歩いても歩いても続く広大な玉原のブナ林。度重なる台風で痛めつけられてもこのコンディションですから、当たり年たるや視界の全面に美事な金屏風が立ち並ぶことでしょう。ぜひとも見てみたいものです。
 冬と春についで今年3度目の玉原訪問。前2回ほどの青空にこそ恵まれなかったものの、しっとりしたブナ林の黄葉風景、そして、眼下にもこもこの紅葉が広がり富士山や南アルプスまで見通せる尼ヶ禿山からの大展望も得られ、とりあえず2015年から先送りしてきた宿題消化の紅葉狩り第2弾でした。

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*撮影2019年10月26日 Sony RX100m6 群馬県沼田市
*玉原センターハウス(駐車場)~ブナ平~長沢三角点~玉原越え起点~尼ヶ禿山~東京大学国際セミナーハウス~玉原湿原~駐車場

(第1044号)

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コメント

鉄まんアトムさん、また遭遇しましたね。(^^)
同じ日に前後して同じ道を歩いているのに、写真でみるとずいぶん違うような・・・。
天候は今一つでしたが、それでも、玉原、尼ヶ禿山の紅葉はとてもすばらしいと、私も思いました。

投稿: Suekichi | 2019年11月 6日 (水) 08時46分

曇りでも圧倒的なブナの森の黄葉は良いですね。
ここの稜線とかで空撮してみたいです(^_^;) たぶんここは国有林でしょうね。

積雪期もスノーシューハイクで人気のエリアのようですね。

それにしても免罪符は大収穫で(^_^;)

投稿: てばまる | 2019年11月 6日 (水) 10時37分

Suekichiさん、前週の赤城山から私を尾行し続けているようですね。(笑)
写真の違いは気のせいです。天候は、ブナを見上げるには不向きでしたが、見下ろすにはむしろ好都合とも言えました。ブナ黄葉は短命ゆえ天候を選べぬ一期一会ですね。

投稿: 鉄まんアトム | 2019年11月 6日 (水) 17時06分

てばまるさん、玉原ブナ平は上下左右どこを向いてもブナだらけ、曇りは曇りで影がなく色も安定して撮りやすいメリットもありますね。悪いことばかりではありません。
玉原は国有林で管轄は|利根沼田森林管理署、ダム周辺は東電の私有地かな? どちらともてばまるさんにはおなじみの窓口様かと思います。

昨冬スノーシューでブナ平を歩きました。道迷いには注意が必要ですが、スキー場のリフトで鹿俣山直下まで上がれますし、冬枯れのブナ林もまた格別です。免罪符は身の程わきまえて(身の丈にあわせて、じゃないよ)って感じですね。

投稿: 鉄まんアトム | 2019年11月 6日 (水) 17時06分

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