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北アルプス蝶ヶ岳、蝶槍からの槍見を求めて

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 北アルプス蝶ヶ岳(標高2677m)への9月下旬の山旅。前2回とも蝶槍からの槍ヶ岳が拝めず、3年連続での挑戦です。初日、テント設営を終えるや槍穂の稜線は雲の中へ、その後は蝶ヶ岳もガスに包まれましたが、夜半には全天ピーカン晴れ。蝶槍での御来光、そして、薄いながらも一点の曇りもない槍・穂高連峰のアルペングリューエンが見られました――

(※以下写真24点の長編)

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 稜線に着いた初日14時過ぎは槍様がまだ見えていました。
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 でももう午後の光で、今から蝶槍に行っても槍・穂高はシルエットにしか見えないので、2日目に賭けます。別邸は入口から槍が見えるところに建てました。
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 ほぼ一気飲み~(^0^;)
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 だんだんガスが濃くなり、安曇野側にブロッケン出たり消えたり‥‥
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 雲に飲まれていた常念岳がわずかに姿を見せるも‥‥
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 18時。これで3回連続、ガスに包まれての蝶ヶ岳での夕暮れです。
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 粘ってもどうにもならんと早寝を決めシュラフに潜り込みます。でも、1時間おきに外を覗いて見ていたら午前0時には一変、満天星です。槍・穂高連峰の稜線に流れる天の川、白鳥が夏の大三角をしたがえ上空に羽ばたいています。
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 反対の東側も安曇野・松本平の夜景に冬の星の主役がバッチリ。
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 槍ヶ岳とわが別邸を絡め撮ってみました。
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 この夜は暖かく気付くと2時間も撮影に集中。このままでは徹夜になってしまうので仕上げに山頂で1枚写して仮眠に入ります。
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 1時間半の仮眠後の午前4時、支度を調え外に出てみると月が上っていました。有明の三日月ですが満月のようにも見える美しい月でした。蝶槍へと向かう5時に近づく頃はもう曙の情景です。
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 5時に蝶槍到着。富士山や南アルプスも見えて、飛騨側には薄めのビーナスベルト。御来光を目前に槍ヶ岳がほんのり染まり始めます。背景の紫は地球影の色合いです。
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 御来光は5時36分頃、浅間山の右、少し離れたあたりから迎えました。
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 5時50分頃がこの日のアルペングリューエンのピークだったと思います。
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 やがて赤味は消えて槍ヶ岳山荘ギラリ。素敵な夜明けでした。6時です。
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 その後、2時間ほど、蝶槍をほとんど独り占めでした。ここから常念、大天井と続くパノラマ銀座の稜線を眺めていると歩いて行ってしまいたくなるな‥‥ でも目の前の常念岳でさえ片道3時間以上も掛かります。
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 この景色見ながら朝食したり、じっくりのんびり楽しみました。8時半すぎまでは影蝶槍も見えていました。絶好の登山日和です。
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 そして、なんとなんと、蝶槍の近くでオコジョと出逢いました! 登山10年にして初めてのことです。もう感激です! (※写真は撮れず動画から切り出し)
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 満喫しました。美しき蝶ヶ岳稜線を引き返します。9時です。
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 クロマメノキやウラシマツツジなど足元の紅葉が終盤でした。
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 オヤマソバの、まるで燃えたぎる炎のような紅葉は一見の価値あり。
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 さあ、下山・家路は長いぞ。あの山々の遙か向こうだ。(笑)
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 とぉ~っても名残惜しいが、13時下山開始。さらばじゃ~
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 三股登山口から、登り5時間半、下り3時間半、重さ15キロ超もの荷物を背負って、それでも見たいこの風景たち。今回も全部が全部、神様ほほえんでくれたわけではないけれど、槍穂の上に天の川、蝶槍からの槍見も叶い、そしてオコジョとの初遭遇。その後、別のオコジョが纏わり付くよう何度か現れ、なんだかもう幸せな気分になりました。
 今度こそ落日の情景も見たいとか、写真的にもう少し雲がほしいとか、ごくごくわずかながらも今回も思いを残して下りてきましたから、蝶ヶ岳、また行きます!

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【おまけ】 ゴジラは健在でした。
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*撮影2019年9月26~27日 Sony RX100m6/Canon G7 X MarkII
*北アルプス蝶ヶ岳1泊2日/中部山岳国立公園

(第1042号)

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コメント

真夏と違って、稜線の少し落ち着いた雰囲気が伝わってくるような気がします。テントを担ぎ上げるのは一苦労でも、山稜にじっくり滞在するのは楽しそうですね。

投稿: Suekichi | 2019年10月 2日 (水) 17時51分

Suekichiさん、平日でしたのでゆったりしていました。それでも25張りのテントがありました。
三股から蝶ヶ岳までは片道約7km、標高差はおよそ1400mもあってけして楽には行けませんが、ハシゴ・クサリなど難路はなく、テント場の環境や条件の良さは北アルプスで指折りかと思います。できれば連泊して寛ぎたいですね。

投稿: 鉄まんアトム | 2019年10月 2日 (水) 22時36分

ガスが出たのはちょっと残念ですが、これはまあ山岳あるある現象なので許容範囲でしょうか(^_^;)
満天の星に朝の情景、そしてオコジョちゃん(^0^)/ ほぼほぼ満足な山旅でしたね。

そういえば先日、尾瀬でビジターなどで働いていても初めてオコジョを見たという人もいますからどこの山域でも見られるのは超ラッキーです。

投稿: てばまる | 2019年10月16日 (水) 09時47分

てばまるさん、蝶ヶ岳は低めなので、よりガスに包まれやすいのかもしれませんね。
今回は3度目にして初めて蝶槍から槍ヶ岳が見られたので、それだけで満足。一度は諦めた星空も見られ、稜線にほぼ24時間滞在、そしてオコジョですからもう満喫です。この調子で尾瀬のオコジョにも会いたいですね。

投稿: 鉄まんアトム | 2019年10月16日 (水) 17時03分

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