奥多摩で紅葉狩り、水根沢から榧ノ木尾根をあるく
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標高540m、朝の奥多摩湖畔、大麦代駐車場から水根方向を望みます。朝霧は晴天のサイン、天気予報は快晴の行楽日和だし、るんるん気分で出発します。
なのに、あっという間に空一面が厚い雲に覆われ、どん曇り。それでも水根沢林道に入り込むと色彩の森に気分は華やぎます。径は狭く落ち葉で覆われ滑りやすいので慎重に歩みを進めます。
紅葉の状態はけして良くはないんだけど、曇り空のおかげか、しっとりした紅葉狩りになりました。なお、途中、登山道が崩壊崩落している箇所があります。
出発から約2時間、水根沢の右岸へと移る木橋の手前、やや開けた場所があり沢に降り立ちます。どこからとなくひらひら葉が舞う、素晴らしい風情、景観です。
まだ10時、少し早いけどここで昼食にします。今日はコイツにしてみましたが、調理時間も食感も乾麺と変わらず‥‥ (重量面で割に合わず?)
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大休止ののち再び沢筋を詰め、最後の木橋を渡った標高1050mあたり。ここらでいったん紅葉は見納めとなります。
やがて杉や檜の森の急坂に差し掛かります。本日最大の踏ん張り所、約2キロで400m弱を一気に登らされます。
美林ですが、ゼイゼイハアハア、さすがに気も滅入るところに、幽玄なブナの大木あり。
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そんな森を1時間以上登り続けると榧ノ木尾根に合流します。標高1450mくらい、もう紅葉のこの字もなく冬木立です。ここまでずうっと曇ってたけど、ようやく日差しと青空が見えてきました。
広く開けた榧ノ木尾根、ざくざくと落ち葉をかき分け軽快に下っていきます♪
うわ~♪ なんて艶やかなメグスリノキ。これは美しい‥‥榧ノ木尾根の中腹あたりから少しずつ紅葉復活です。
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そして、最後のピーク、倉戸山。頂上(1169m)はもう落葉でした。だいぶ陽も傾いてきましたが、ここで長めのコーヒーブレイク。だってこんな雰囲気のところ、素通りしたらもったいないですもん♪
倉戸山を下り始めると紅葉はこの日一番の盛りで、きれいなカエデもたくさん。
時間的・地形的に陽の当たる最後のあたり、間もなく紅葉の盛りを迎えるミズナラの林が斜光に染まっていました。うっとりです。榧ノ木に回った甲斐がありました。
倉戸口に下山。秋の日はつるべ落とし、午後4時過ぎの奥多摩湖畔はもう陰っています。
湖畔に咲く冬桜も終盤で、いよいよ奥多摩にも冬が近づいてきました。
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名だたる山頂は目指さず、紅葉狩りに徹した今回のコース。水根沢林道の谷筋だけでも十分だけど、少し頑張れば明るい尾根筋を存分に歩け、何より1000mに近い標高差になることで季節も往ったり来たり、奥多摩のいいとこ取りコースでもありました。山頂目指したければ鷹ノ巣山まで足を伸ばして富士山大展望のオプションも用意されています。
奥多摩の紅葉の盛りは麓まで降りてきていて、高い山ではまた来年です。今シーズン、もうガッツリ歩くこともあるまい、あとは白いもの1回見て仕舞えれば御の字であります。
*撮影2018年11月11日 Canon PowerShot G7 X MarkII
*奥多摩湖~水根沢林道~榧ノ木山~倉戸山~温泉神社~奥多摩湖/東京都奥多摩町/秩父多摩甲斐国立公園
(第1010号)
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コメント
水根沢の紅葉はやはり予想通り良いですね~新緑の頃でも圧巻の新緑シャワーでしたのできっといいと思ってました。来年は私もゼエゼエハアハア歩いてみようかな(^^;)水根の紅葉をとるか稜線のカラマツも狙うかでタイミングが難しいですが、標高差があるのでどこかで当たりにになりますね。
投稿: てばまる | 2018年11月13日 (火) 16時36分
水根沢沿いも、倉戸山からの下りも、紅葉三昧という感じの森ですね。
標高差1000mはきついので、私にはこのあたりだけのハイキングでも十分かも。(^_^;)
投稿: Suekichi | 2018年11月13日 (火) 17時13分
紅葉見るなら,既に見頃を過ぎた山頂を目指さなくても,むしろそのピークの高さ辺りを行ったり来たりしているのが最高ですね。贅沢の極みです。
投稿: アクア | 2018年11月13日 (火) 18時29分
てばまるさん、私は水根沢は未踏でしたので今回は歩き通しました。
今回のコース、垂直移動かつ木の種類も豊富ですから、おっしゃるとおり必ずどこかで何かに当たります。1週早ければ榧ノ木尾根の上部はブナの金屏風だったかもしれません。カラマツなら石尾根がいいですね、鷹ノ巣オプション、なっちゃいますけど。(^◇^;)
投稿: 鉄まんアトム | 2018年11月13日 (火) 22時24分
Suekichiさん、倉戸山の森はきれいですが、クソが付くほどの急峻です。軽いハイキングのつもりで行ったら「聞いてないよ~」になりますんで言っておきますね。(笑)
一方の水根沢林道の沢筋は、急坂はないけど急斜面に張り付いている小径なので、やや緊張を強いられます。下りは転滑落リスク増します。なので、時間が許せば、やはり周回がオススメです。(※ただし榧ノ木尾根の下りも道迷い遭難多し。)
投稿: 鉄まんアトム | 2018年11月13日 (火) 22時26分
アクアさん、鷹ノ巣山は何度も行ってるし、そもそもピークハントに拘りもないので、今回は紅葉の良さそうなところを単純に繋げてみました。奥多摩は、山に登るのでも、いろんな歩き方やコース選びができるのも魅力です。
投稿: 鉄まんアトム | 2018年11月13日 (火) 22時27分