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秋分の北アルプス唐松岳をあるく(後編)

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 午前3時過ぎに月が沈むと文字通りの満天星です。わが“別邸”の玄関から見上げる空には、冬の星座オリオン、そして冬の大三角が昇りはじめ、東から西への天頂を天の川が流れていました。これは寝ててはいかんやつだ! 急ぎ支度を調え山頂に向かいます。稜線までだって10分以上かかるんです――

(※前編からのつづき、以下写真20点+1の長編)

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 テント場からは見えない東側。4時20分、暁光の地平線近く、しし座から、かに座、ふたご座の方へ向かって天に伸びる、薄ぼんやりした光の帯が見えます。黄道光です。180923g1xm2_3707
 変わって西側、山荘脇から唐松岳を撮ってみます。アンドロメダ銀河の星雲が肉眼で、天の川にはカシオペア座のWが浮かんでいるのも見えます。(左下は富山平野の街灯り)180923g1xm2_3712

 4時38分、白み始めた雲表の白馬連峰と星空。北斗七星しか(私は)わからない‥‥
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 何を撮るか、どう撮るか、何も決まってはいないけど、とにかく山頂に着きました。東は薄明で、こちらに向かってくる光の筋が見えます。(その後、動けなくなるほどの大混雑に!)
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 5時35分、志賀山あたりから、御来光sun (人混みと風が吹き荒れる中‥typhoon‥)
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 白馬連峰、不帰ノ嶮(かえらずのけん)は雲表のモルゲンロート。これは感動的でしたshine
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 剱・立山、毛勝三山は燃えませんでしたが、影唐松が鋭く、五竜の影も濃く、見応えのある光景です。毛勝山の右には黒部川と黒部市街、未明は夜景がキレイでした。
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 五竜はほんのり赤くなりましたが、逆光で、写真的には難しい条件でした。五竜山頂の先には昨夕に続いて槍ヶ岳、そして、雲表には薄ら富士山が浮かんでいました。(写真に付けたクレジット「g」の下あたり)
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 朝焼けはなかったけど、見応えのあるサンライズアワーでした。6時35分、山頂標識の右奥には日本海、そして我が故郷・能登半島まで見えました。(輪島の高洲山を確認)
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 さて、このあとは別邸の撤収と朝食です。この眺めの場所代、一晩一千円也wink
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 別邸を引き払い、早朝は逆光で見えづらかった五竜岳を眺めるため、牛首の入口まで探検。カッコ良すぎます、五竜さま! このままこの稜線歩いて遠見尾根を下っても良いけど、今回は見るだけ‥‥
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 10時10分、唐松岳頂上山荘前からの景色を目に焼き付けて‥‥good
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 怒濤のごとく登ってくる人波で、混雑・渋滞の始まった八方尾根を下っていきます。Img_8981

 いくら、易しい、初級者向けと言っても、そこは北アルプス。唐松岳から続く不帰ノ嶮の山容は大迫力です。こんな眺めがずうっと楽しめる八方尾根は下山も飽きません。
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 紅葉は、ナナカマドたぁ~くさんを期待してたけど、目立ったのはこの株1つぐらい。
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 ダークホースはハクサンタイゲキでしたね。この紅が其処此処に鮮やかです。
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 オヤマソバの橙も美しく、白馬連峰の山肌との対比が見事でしたhappy01
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 13時47分、八方池で白馬連峰の鏡映を待つも、今回はこれが限界のよう‥‥。
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 八方池からは普通に観光地、極めて軽装(例えばサンダル履き)や幼子連れも多くペースダウン&混み混みにて以下割愛。14時30分、乗車待ちの列が伸びはじめたリフト&ゴンドラで一気に下山です。
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 下山後のspaは最寄りの白馬八方温泉「郷の湯」へ。素晴らしく上質な源泉掛け流しのお湯でリフレッシュ、いい塩梅にて唐松岳を締め括り、家路につきました。
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<おまけ> 気付いたら、最近買ってカエルようになっている山小屋の手拭い・・・
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 初めての北アルプス北部・後立山連峰。そして、初めての秋のアルプス。予報どおり風が強かったけど寒くはなく、予想以上の秋晴れで、夕に朝にフォトジェニックな光景にも恵まれ、これまた忘れ得ぬ山となりました。五竜、鹿島槍、そして白馬と、名立たる山々をたくさん見てしまい、この山域への思いも深まりました。
 南部の槍に、北部の剱、どちらとも、何時まででも眺めていたい美しい山です。やはり北アルプス、大好きです。8月の蝶ヶ岳に続き2度目のテント泊も、大大大満足の山旅でした。(完)

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*撮影2018年9月23日 Canon PowerShot G1 X MarkII/G7 X MarkII
*北アルプス唐松岳1泊2日の2日目/中部山岳国立公園

【プロローグ記事】 秋の山旅は北アルプス唐松岳へ(第1003号)

(第1005号)

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コメント

おおお! 素晴らしいモルゲンロートでしたのね!! 星空も雲海も素晴らしい! これだけ見れれば御の字ですね。別邸家賃1000円も安いもんです。
今年は1回も稜線泊してないので来年は行きたいです!

投稿: てばまる | 2018年10月 5日 (金) 11時32分

てばまるさん、はい、白馬方面だけでしたが、いい具合に燃えました。星空は満月に近い月が夜通し出ていたので撮影機会は明け方の短時間だけ、雲海も黒部峡谷側は消えてしまい半分でしたが、そうとう恵まれた方で、まさに御の字でした。
こうして天候に恵まれれば、稜線泊まりは、やはり格別ですね。

投稿: 鉄まんアトム | 2018年10月 5日 (金) 17時07分

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