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夏休み、北アルプス蝶ヶ岳へ(後編)

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 頼む、翌朝は晴れてくれ!!の願いむなしく、2日目の未明には雨が降り、日の出の時間を迎えてもガスガスで、朝焼けやモルゲンロート、ご来光もありません。それでも仕方なくテントから這い出て「瞑想の丘」にて座り込んでいると、時折ガスが開いて景色の一部が見え隠れします。時間はたくさんある、とにかく蝶槍まで行ってみよう――

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 で、朝6時、誰もいない、何も見えない蝶槍頂上です。down
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 特にすることもないんで、昨夕みたいなドラマを期待し、岩陰に隠れて風を避けながら待ちます。すると‥‥30分ほどして日差しを感じるや、青空も現れてきました。もしや‥‥
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 安曇野側も晴れて、眼下に動きのある見事な雲海が広がっています。
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 急に雲が激しく動いて、ぱぁ~~っと視界が開き出します。こんなダイナミックな景色は見たことがありません!
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 常念岳も頂上が姿を現します。雲が流れて、刻一刻と景色が変わっていきます。カッコ良すぎます、常念さま!
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 そんな中にあって槍・穂高連峰の雲は厚くて、梓川の谷に蝶槍ブロッケンが見え隠れします。
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 1時間以上粘ってみましたが、ダメだ、槍穂の雲は取れず、逆に再びこちらもガスに覆われ始めたので蝶槍をあとにします。朝ごはんまだだし‥‥う~ん、残念wobbly
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 真っ直ぐテントに戻るつもりが‥‥eye
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 サービス精神旺盛な雷鳥親子に振り回されました(笑) ライチョウ様曰く、心頭を滅却すれば背後に槍が見える、見えていないのは修行が足りない証拠、と。
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 このあと横尾分岐まで戻るも、槍穂稜線が見えそうだからと、このあたりから蝶槍までを行ったり来たり、その途中でハイマツの枝に膝下を引っかけちゃって、出血こそ免れたもののズボンが大きく切り裂かれる事態‥coldsweats02
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 結局槍穂は見えないし、テント場に戻りテーピングテープでズボンを応急処置、ついでにテントも片付け朝食です。10時半過ぎでもう腹ぺこ‥‥そんな朝食メニューも昨夕に続き自炊とは呼べないレベルの‥delicious
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 テント場から数十歩の稜線で食事をしていると、あれっ、槍ヶ岳見えてきた、穂高もだっ!とメシなんか食ってる場合ではなくなります。だって、この景色見るために来てるんで!
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 槍・穂高連峰の大パノラマを一望に。蝶ヶ岳から仰ぐ槍ヶ岳は、たまらなく美しいです。up180810g1xm2_3362_t1

 蝶ヶ岳稜線では群生するオヤマソバが盛りでした。紅葉の景色も見てみたいものです。
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 槍穂の大展望を蝶槍付近から撮ってみたかったんだけど、ズボン破れちゃったし、これ以上やると下山の時間と体力が足りなくなるだろう‥‥蝶槍を見つめながら楽しみは次の機会に譲る決断をします。
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 前回は弁当の包み紙でしか見られなかった槍・穂高連峰を、帰り際の短い時間だけとはいえこの目で楽しめました。
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 昨年の弁当の包み紙、再掲
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 今回もまた、少しの思いを残して去る蝶ヶ岳山頂です。
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 初めてのテント山行。いざ始めようとすると案ずることが多く腐心しましたが、やってみたら、そりゃ重いけど、夕から朝までの山でのゴールデンアワー、小屋泊まりにはなかった自由を実感しました。いい道具を得たと思います。
 そして、3年連続の北ア達成。前回に続いて蝶槍付近からの槍・穂高連峰が拝めずリベンジ成らず、けっこうな時間ガスにも巻かれ、見たい景色はなかなか見せてもらえませんけれども、こうして山にいる時間が好きです。北アの景色が大好きです。テントも買ったことだし、これからもっともっと北アを見て感じていきたいです。(完)

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*撮影2018年8月10日 Canon PowerShot G1 X MarkII/G7 X MarkII
*北アルプス蝶ヶ岳1泊2日の2日目/中部山岳国立公園

(第1000号)

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コメント

小屋に入っちゃうと下手したら隅の方に追いやられて外の様子も見れないこともありますから、重いけどテントは良いですね。自由な世界がそこにあります! 逆に自由過ぎて寝不足になりますが・・・(^^;)

機会があれば同行したいものです。

投稿: てばまる | 2018年8月28日 (火) 09時55分

てばまるさん、確かに、屋根裏で窓もなく熱気むんむんの寝床を指定されたり、ありますね。テントは目の前のファスナー開くだけで空が見えるので、夜中何度も確認し、おっしゃるとおり自由と引き替えに睡眠不足になりました。(^◇^;)

同行者がいると食事が充実しますかね? ぜひ機会を作ってご一緒したいです。

投稿: 鉄まんアトム | 2018年8月28日 (火) 21時16分

『自由な時間を満喫、ファスナー開けると絶景!』なんて、ついついそそられますが・・・。
テントに寝袋に食材、やっぱり無理です。食事付きの賃貸物件があればなぁ〜。

投稿: youic | 2018年8月28日 (火) 23時01分

youicさん、ざっくり言ってテント泊による重量増は3kg程度です。
私なんかは三脚もカメラも軽量ですから、みなさん背負ってるラムダのザックに比べたら、総重量ではよほど軽いんじゃないかと思います。食事は小屋に依存する手もあります。

小屋泊まりも、平日なら非人道的な詰め込みを一定程度回避できますし、素泊まりにすれば朝夕も自由になります。小屋泊とテント泊それぞれの長短が天候急変一つで逆転もしますんで、ときどきの山行に合わせ選べるのがベストでしょうね。

投稿: 鉄まんアトム | 2018年8月29日 (水) 10時43分

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