節分草、まだ見ぬ春へ
春ほど待ち遠しい季節はないでしょう。冬が厳しければ厳しいほど一入です。暦では節分をもって冬と春とを区切っているけど、季節は重なり繋がっていて境目などありません。
そんなふうに冬と春が往ったり来たりする頃、野山に小さな花を咲かせる一つがキンポウゲ科の多年草、セツブンソウです。見頃の便りがあると、まだまだ寒くて雪が降ったりもするけれど、着実に春が近づいてきているんだなぁ、と気持ちから春めいてきます。
寒い中にも人知れず芽を伸ばし、いずれ花咲く日がやって来る、終わらない冬はない、それはどんな辛いことにも当てはまる、そう信じて、特別な想いで節分草を愛でる今日この頃であります。まだ見ぬ春へ、春よ、来い!
【写真】 節分草自生地/埼玉県小鹿野町 両神小森堂上 2018年3月4日
(第979号)
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コメント
早く「春」が来るといいですね。
投稿: くわ | 2018年3月17日 (土) 20時06分
冬将軍が居座ったままで寒さの底が全然見通せません。
投稿: 鉄まんアトム | 2018年3月19日 (月) 16時55分