2017年10月の6件の記事
風と雨と鬼ガスの谷川岳にて
順序があべこべになってしまいましたが、今秋の谷川連峰第1弾のもようを記録しておきます。この日は水上に着いても谷川岳が雲に覆われ見えず、撤退を考えるも、ヤマテンの「谷川連峰の新潟県側では上層雲が広がるものの、大きな天気の崩れはない見込み」が引っかかり、イチかバチか登ってみました。
でも結局、歩き始めから帰りのロープウェイまでガスに包まれたままで、一瞬たりとも景色は見えませんでした。ガスだけならまだしも山頂部では姿勢を保てないほどの風に吹かれ、時折雨も打ち付け、心折られた1日でありました。バチが当たったようです。(笑)
*撮影2017年9月下旬 Canon PowerShot G7 X MarkII
*谷川岳山頂オキノ耳付近 群馬新潟県境(上信越高原国立公園)
(第968号)
上信越境の白砂山をあるく
群馬・長野・新潟の県境に座す白砂山(標高2139m)を歩いてきました。山頂は噂に違わぬ大展望で上州はほぼ全山、東には日光連山から越後山脈の連なり、西には志賀高原の奥に北アルプス槍ヶ岳から裏銀座、さらに後立山連峰に立山と剣岳も(白馬岳は岩菅山に隠れて見えず)、北は手前に佐武流山が大きくその左右に鳥甲山と苗場山、そして南は奥秩父の山並みの先に富士山まで、まさしく全方位でありました。
山頂だけでなく稜線遊歩も白砂山の魅力です。冒頭の写真は、白砂山頂直下から、中ほどに見える堂岩山を経て左上の八間山へとS字状に連なる稜線を見下ろしたもので、利根川と信濃川の分水嶺になっています。ここを歩き通しました。遊歩と聞けば優雅ですが、実態はアップダウンの連続で激しく疲れました。(笑)
狙いの紅葉は端境期だったよう。稜線ではすでに遅く、山腹ではまだ早く、行く時期としては外したかもしれません。こんなドMな山はもうご遠慮と思いつつ、忘れた頃にうっかりまた出掛けてしまいそう。そんな素敵なお山でありました。
*撮影2017年10月1日 Canon PowerShot G7 X MarkII
*野反湖~堂岩山~白砂山~八間山~野反湖/上信越高原国立公園
(第967号)
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