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夏休み、北アルプス常念岳へ ~prologue~

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 「松本から大町へ向って安曇野を走る電車の窓から、もしそれが冬であれば、前山を越えてピカリと光る真白いピラミッドが見える。私はそこを通るごとに、いつもその美しい峰から目を離さない。そして今年こそ登ろうと決心を新たにするのが常である。」 ――深田久弥著『日本百名山』より引用

 近ごろ大糸線に乗ってもいないのに、突如として常念岳に登ろうとのおもいが湧き起こり、そしてそれは昨年の初アルプス同様、すぐに実行へと移されました。
 常念へのあこがれのようなものはとくに持って無かったから、槍が見えた見えないばかりに一喜一憂し、あまり常念を撮らないで下りて来ちゃったんだけど、この目では何度アップで仰ぎ見たか分かりません。なんとも形容しがたいほどにただただ美しく、偉大なお山でありました。少し整理して後ほどまた綴ろうと思います。

(第959号)

【後ほど綴った巻】
(上)一ノ沢~常念岳 (中)常念岳~蝶ヶ岳 (下)蝶ヶ岳~上高地‥ あとがき

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