谷川連峰、天空のお花畑を振りカエル(後編)
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下から西黒尾根でも良かったけど、これほど残雪の多い年も珍しいので、マチガ沢を眺めながら歩ける厳剛新道で登ります。谷川岳東尾根、シンセン岩峰の眺めが素晴らしいです!
ハシゴ場を登り詰めたら、ベニサラサドウダン越しに白毛門や朝日岳の山体が迫り、奥には清水峠から蓬峠にかけての国境稜線が見事な大展望でありました。
ガレ沢ノ頭で西黒尾根と合流したら、カエルの後ろ姿としか思えぬ名もなき岩あり。
これなんか、顔がひん曲がっちゃってるけど、どこから見てもカエルだよね?(^^)?
ナエバキスミレかな? これはもう飽きるほど無数にありました。
そして、お目当て、エーデルワイス近縁のホソバヒナウスユキソウ。局所的ながらキレイに咲いていました。
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4時間半ひいこら言いながら登り続けて、ようやく山頂部へ。最後に、げげ、その雪田をトラバースすんのかと怖じ気づいちゃったけど、この通過は実際には至って簡単でした。
トラバースした先には主脈稜線の大展望、肩ノ小屋下にはハクサンイチゲの大群落が広がっていました。
時間と体力がカツカツでしたが、山頂(オキノ耳)までは行きましょう。残念ながら、シャクナゲには遅すぎました・・・
でもって、谷川岳山頂オキノ耳にて。馬蹄形縦走路が丸見えだし、巻機山は雲に浮かんでいるし、まさに大展望でありました。記念撮影もドヤ顔です (o^^o)
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さて、もう14時。そろそろ引き返さないとロープウェイ最終に間に合いません。カエル途中のトマから、オキ、そして一ノ倉に茂倉の稜線を振りカエル。美しいラインです。ちなみに、手前の絶壁部分には、登攀中と思しき3人が写っています。
天神尾根の雪田を振りカエル。この日最大の難所はここでした。制御を失った尻セード、つまり滑落してくるのもいて油断なりません。
天狗の留まり場まで降りてきて振りカエル。ここから見上げるプリンみたいな山容が大好きです、たまりません。
天神尾根も花の道でありまして、下の方まで降りたら、まだキレイなタムシバをいくつか見ました。
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ほかにも紹介していない花がたくさんあるんですけど、もはや長いので、ここらで中締めとします・・・シメは、土合の指導センターに掲げられている「谷川岳とかえる」です。
私ったら、こんなのに目が行って、隣の「厳剛新道はハシゴ場より上部の沢地形に雪渓の急傾斜トラバースがあり非常に危険です」の掲示を見落とし厳剛新道へと進んでしまったんですね。確かに怖い場所が2カ所ありました。初心に立ちカエル必要性を痛感しました。<完>
*撮影2017年6月17日 Canon PowerShot G1X MarkII/G7 X
*厳剛新道~西黒尾根~谷川岳~天神尾根~天神平/上信越高原国立公園
(第950号)
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コメント
西黒尾根は何度か登っていますが、大きなカエルがいたとは気づきませんでした。(笑)
花も残雪も、ちょうどいい頃合いのようですね。
投稿: Suekichi | 2017年6月26日 (月) 12時32分
Suekichiさん、きっと来年には札が付けられ、山と高原地図にも載るはずです。(笑)
谷川岳の花のピークは6月7月でしょうか。残雪は依然として多いですね。
投稿: 鉄まんアトム | 2017年6月26日 (月) 17時43分