谷川連峰、天空のお花畑を振りカエル(前編)
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平標・仙ノ倉へは3年ぶり。前回の経験をふまえ、前回とは逆コースで元橋から松手山を目指します。初っ端から1時間半は樹林帯をガッツリ急登で心底くたばりますけど、足元にはお花が絶えません。
これはミツバオウレンかな? この手の花はどう撮ったらよいか‥‥いっこうに上達しませんね。
樹林帯も松手山を過ぎると一転、稜線漫遊の山旅へ。(平標山頂は正面右寄りのちょんとした三角形のピークです)
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記録上は平標山を一気に通り越し、平仙鞍部へ。この一帯がお花畑の中心地ですが、ハクサンコザクラはじめ他もみんなぽちぽちで、ちょっと早かったですね・・・
一方、シャクナゲはもう終わっている花が多く、こちらにはちょっと遅かったですね・・・
そうこうしているうちに仙ノ倉山(谷川連峰最高峰、標高2026m)に着きます。西側は平標山越しに残雪の苗場山が美しいです。早い時間には北アルプスの峰々も見えていました。
東側は越後山脈の山並みが全部見え。平ヶ岳に会津駒ヶ岳も見えて、素晴らしい展望であります。残雪のゼブラ模様が何とも言えません。
谷川主脈縦走路もこのとおり、尾瀬や遠く日光の山々までハッキリ見えています。
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存分に展望を楽しみました。雲も出て来て時間も時間、そろそろ帰ります。平標~仙ノ倉の稜線美を眺めながら・・・
谷川岳肩ノ小屋から1万メートル地点。此処は、秋になると、『風の谷のナウシカ』顔負けの「金色の野」になります。それはそれは見事な光景であります。
平標まで戻って振り返ると、仙ノ倉は雲に飲まれようとしています。
平標山の家まで下りてきました。ガスが巻いて平標をも乗り越えてきていますが、ここまで来れば雨に降られても安心です。
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この先、再び樹林帯に入っての下山です。山の家を出てすぐ、期待もしていなかったような目映い新緑が待っていました。
ブナの大木が立ち並ぶ森にて。ただただ、うわ~~の声しか出てこない、そんな素晴らしい森でありました。
たおやかな稜線とお花畑で優しいイメージの平標・仙ノ倉山ですが、登山の高低差は1千メートル以上にもおよび、けしてラクなお山ではありません。
振り返ってみると、前回は下山中に「緊急放出」を4回も余儀なくされ、今回も行きにまた4回コンビニ等に立ち寄らねばならぬ“運のツキ”でした。次回こそは楽に歩かせてもらいたいです。 後編につづく・・・
*撮影2017年6月11日 Canon PowerShot G7 X /OLYMPUS STYLUS1s
*谷川連峰 松手山~平標山~仙ノ倉山~平元新道/上信越高原国立公園
【前回の平標・仙ノ倉】 谷川連峰たおやかなる稜線をあるく(第728号)
(第949号)
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コメント
青空のもとに連なる山並み、お花畑とたおやかな稜線、残雪と新緑・・・もうたまらないでしょうね!
でも「けしてラクなお山」でないのは承知なので、いざ行くには体力と気力がちょっと足りません。(+_+)
投稿: Suekichi | 2017年6月23日 (金) 17時45分
Suekichiさん、お花は正直少々期待に届きませんでしたけれども、天候や展望は期待以上で、稜線でも樹林でも期待外に目映い新緑が加わって、麗しの稜線山歩日和でありました。
そう、けしてラクなお山でないことの「承知」が災いし、いざ行くには一定程度の気力が求められます。体力は、どちらかと言うと、帰ってきたあとの問題ですね。
投稿: 鉄まんアトム | 2017年6月24日 (土) 10時24分