« ふたたび 谷川連峰、天空のお花畑へ | トップページ | 谷川連峰、天空のお花畑を振りカエル(後編) »

谷川連峰、天空のお花畑を振りカエル(前編)

Img_7520

 続編をほのめかしておきながら半月が経とうとしています。自分の備忘録がてら記録だけは留めておこうと奮い立ってのアップです。いざ振り返ってみると、お花畑には尚早だったため、花よりは展望中心の記録です。当日の空はすこぶる気持ちの良いものでありました――

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 平標・仙ノ倉へは3年ぶり。前回の経験をふまえ、前回とは逆コースで元橋から松手山を目指します。初っ端から1時間半は樹林帯をガッツリ急登で心底くたばりますけど、足元にはお花が絶えません。
P6117277

 これはミツバオウレンかな? この手の花はどう撮ったらよいか‥‥いっこうに上達しませんね。
Img_7472

 樹林帯も松手山を過ぎると一転、稜線漫遊の山旅へ。(平標山頂は正面右寄りのちょんとした三角形のピークです)
Img_7489

 高度を上げていくとハクサンイチゲの大群落がお出迎えです。
Img_7570

 とても清楚なお花であります。
P6117297

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 記録上は平標山を一気に通り越し、平仙鞍部へ。この一帯がお花畑の中心地ですが、ハクサンコザクラはじめ他もみんなぽちぽちで、ちょっと早かったですね・・・
Img_7643

 一方、シャクナゲはもう終わっている花が多く、こちらにはちょっと遅かったですね・・・
Img_7669

 そうこうしているうちに仙ノ倉山(谷川連峰最高峰、標高2026m)に着きます。西側は平標山越しに残雪の苗場山が美しいです。早い時間には北アルプスの峰々も見えていました。
Img_7728

 東側は越後山脈の山並みが全部見え。平ヶ岳に会津駒ヶ岳も見えて、素晴らしい展望であります。残雪のゼブラ模様が何とも言えません。
Img_7743

 谷川主脈縦走路もこのとおり、尾瀬や遠く日光の山々までハッキリ見えています。
Img_7754

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 存分に展望を楽しみました。雲も出て来て時間も時間、そろそろ帰ります。平標~仙ノ倉の稜線美を眺めながら・・・
Img_7788

 谷川岳肩ノ小屋から1万メートル地点。此処は、秋になると、『風の谷のナウシカ』顔負けの「金色の野」になります。それはそれは見事な光景であります。
Img_7811

 名残惜しく、ハクサンイチゲと平標を組み合わせてみます。
P6117365

 平標まで戻って振り返ると、仙ノ倉は雲に飲まれようとしています。
Img_7864

 下山は平元新道で。途中数カ所、残雪を横切りました。
Img_7876

 平標山の家まで下りてきました。ガスが巻いて平標をも乗り越えてきていますが、ここまで来れば雨に降られても安心です。
Img_7915

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 この先、再び樹林帯に入っての下山です。山の家を出てすぐ、期待もしていなかったような目映い新緑が待っていました。
Img_7933

 ブナの大木が立ち並ぶ森にて。ただただ、うわ~~の声しか出てこない、そんな素晴らしい森でありました。Img_7953

 たおやかな稜線とお花畑で優しいイメージの平標・仙ノ倉山ですが、登山の高低差は1千メートル以上にもおよび、けしてラクなお山ではありません。
 振り返ってみると、前回は下山中に「緊急放出」を4回も余儀なくされ、今回も行きにまた4回コンビニ等に立ち寄らねばならぬ“運のツキ”でした。次回こそは楽に歩かせてもらいたいです。 後編につづく・・・

*撮影2017年6月11日 Canon PowerShot G7 X /OLYMPUS STYLUS1s
*谷川連峰 松手山~平標山~仙ノ倉山~平元新道/上信越高原国立公園

【前回の平標・仙ノ倉】 谷川連峰たおやかなる稜線をあるく(第728号)

(第949号)

|

« ふたたび 谷川連峰、天空のお花畑へ | トップページ | 谷川連峰、天空のお花畑を振りカエル(後編) »

コメント

青空のもとに連なる山並み、お花畑とたおやかな稜線、残雪と新緑・・・もうたまらないでしょうね!
でも「けしてラクなお山」でないのは承知なので、いざ行くには体力と気力がちょっと足りません。(+_+)

投稿: Suekichi | 2017年6月23日 (金) 17時45分

Suekichiさん、お花は正直少々期待に届きませんでしたけれども、天候や展望は期待以上で、稜線でも樹林でも期待外に目映い新緑が加わって、麗しの稜線山歩日和でありました。

そう、けしてラクなお山でないことの「承知」が災いし、いざ行くには一定程度の気力が求められます。体力は、どちらかと言うと、帰ってきたあとの問題ですね。

投稿: 鉄まんアトム | 2017年6月24日 (土) 10時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ふたたび 谷川連峰、天空のお花畑へ | トップページ | 谷川連峰、天空のお花畑を振りカエル(後編) »