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谷川連峰 稲包山、紅葉の山稜をあるく

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 ちょっと通ぶって、知る人ぞ知る紅葉の名所、上越国境の稲包山(いなつつみやま、標高1598m)を新潟側の三国スキー場跡(同1140m)から尋ねました。ただ、時期と天気の読みを外してしまったようで、紅葉は終わりかけ、全体的にくすんだ感じが否めません。下見と割り切って歩いてきました。

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 歩き始めは青空でブナの黄葉が朝日に輝いていました。Img_8112

 どこも落葉で今年はあきらめていたダケカンバもこの輝き、そしてこの高さ!Img_8157

 これまた期待もしていなかったカラマツ黄葉も・・・素晴らしい森です。
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 湯ノ沢を渡る「丸木橋」なる場所に橋はありません。徒渉です。
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 丸木橋からは、山と高原地図いわく「猛烈な急坂」を登っていくと尾根に取り付き、一気に視界が開けます。しかし、あっという間に雲が広がり、あれぇ~聞いてないよぉ~の空模様に。
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 やがて三坂峠を越え、稜線歩きとなります。西稲包山にかけて見下ろす山腹風景はこんな感じ。ほんのわずか薄日が差した瞬間に得られた極彩色です。
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 西稲包山のピークからは素晴らしい黄葉のダケカンバが見えました。
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 西稲包山を乗り越えると見事な笹原の山上風景・・・正面は小稲包山です。稲包山は頭ちょこっとだけ。
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 小稲包山にあがると、目指す稲包山がどーんと目に飛び込んできます。
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 振り返ると、いま歩んできた縦走路が一望。遠くには白砂山など上越国境の連なり。
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 冒頭の写真はここで撮りました。何とも言えない色彩美に見取れてしまいます。
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 そして、ようやく山頂・・・なんだけど、老老男女の団体が占拠して食事中。山頂標識の横に座っているから写真は撮れないし、やかましいうえに、イヌにタバコに迷惑の限り・・・。思ってもいいませんよ、早く帰れ、なんて。(あれ? 「い」が1つ多かったか??)

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 仕方ありません。何もなかったことにして、間に割って入って遠くの眺望を楽しんで耐えます。三国連山、谷川主脈、奥には至仏山も見えていますな~。
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 南側、四万温泉や赤沢スキー場から続く尾根は紅葉のピークのようです。晴れていたら、さぞかしや・・・
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 45分ほどが過ぎ、やっと団体が帰って山頂に本来の静寂が戻りました。これぞ正義。
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 時間に余裕があるので三国峠への縦走も考えましたが、来た道を戻ります。行きの稿で紹介した小稲包山のピークはこんな感じの場所です。
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 三坂峠付近まで戻ってきました。サラサドウダン?それともヤマツツジ?でしょうか、ハズレ年にあって躑躅類の紅葉は今年も悪くありません。
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 カラマツの紅葉ピークはもう少し先のようです。
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 不作のどん曇りでこの状況だと、当たり年の晴天はどんなでしょう・・・
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 そんなことを想像しながら紅葉ピークの森まで下りてきました。
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 ブナの黄葉も悪くないようです。ただ、この辺りの紅葉前線、標高1400m以上は枯れ、もう1100ぐらいまで下りてきているので、今回は場所の選択をも見誤ったようです。Img_8185

 カエデも頑張っているようだけど・・・
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 無事登山口に戻りました。なお、この標識は歩行者の通行も禁止の意ですが、関係公署に聞いたところ、歩行者の通行は規制していないとのこと。だろうね。ただ、律儀な人は引き返すかも。(笑)
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 自然に還りつつある三国スキー場跡地にただ一人、世の無常を感じつつ車に乗り込みます。
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 家路のカーラジオは、登山家・田部井淳子さんの死去を報じていました。2012年1月に川越市内で演題「人生は8合目からがおもしろい」の講演を聴いたことがあります。まさに演題どおり、闘病さえも楽しむ前向きの人生を送りながら旅立たれたんじゃないかと推察します。学ぶことの多い人でした。非常に残念です。

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 2016年の谷川連峰紅葉登山第3弾は、単純登高差が約460m足らずと、久しぶりに楽ちんな山歩きでした。ハズレ年と言われる今年の紅葉状況にあって、そこそこの紅葉狩りが楽しめました。谷川連峰でのメニューがまたひとつ増えてしまいました。

*撮影2016年10月下旬 Canon PowerShot G7 X
*三国スキー場跡~三坂峠~稲包山ピストン(新潟県湯沢町・群馬県中之条町/上信越高原国立公園)

【2016谷川連峰紅葉登山】
第1弾: 谷川連峰 万太郎山、錦繍の坂道をあるく(第905号)
第2弾: 谷川連峰 白毛門、錦繍の稜線をあるく(第907号)

(第909号)

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コメント

稲包山の名前や写真はしばしば目にしていても、ちゃんと地図を見たことがなく、いまひとつ地理感がなかったのですが、三国スキー場跡地からのルートなら比較的楽に登れるようですね。ブナの黄葉もきれいです。山頂も展望が開けているようですし、来秋以降の行きたい山リストにいれておこうと思います。

投稿: Suekichi | 2016年10月25日 (火) 12時16分

Suekichiさん、こちらのエリアは休日の谷川界隈でも比較的静かな山歩きができます。まあ、タイミングが悪いと本文に書いたようなこともありましょうが・・・たぶん例外かと。

展望が開けるのは山頂だけでなく、三坂峠~稲包山~三国峠でずうっと得られます。山頂は360度、とくに西方はダイナミックです。それなりに高度感もあり、あまり労せずして谷川連峰の稜線歩きが楽しめると思います。

投稿: 鉄まんアトム | 2016年10月25日 (火) 15時03分

お、またちょっと紅葉遠征したのですね。
紅葉はちょっとイマイチですか・・・やはり全体的に今年はイマイチのようですね。来週は寒い日が続くようなので標高の低いところは鮮やかに色づくかもしれませんね。

稲包山はスミレでもちょっと有名なところです。

投稿: てばまる | 2016年10月25日 (火) 21時29分

てばまるさん、はい、みたびの紅葉遠征です。谷川、武尊、奥利根の界隈は手頃な割には紅葉が素晴らしいエリアです。
紅葉イマイチの評は、当日のこのコース全体と天候をも含めた主観的な見立てです。三国界隈のブナやダケカンバの色づきは悪くないように見受けました。麓に近い森の紅葉は期待していいかもしれませんね。

スミレで有名なのは、もしかして西上州の稲含山(いなふくみやま)では? 詳しくないのでワタシには全然分かりませんが、なお、こちら稲包山では春から夏はヒルが出るようです。

投稿: 鉄まんアトム | 2016年10月26日 (水) 09時06分

おお! そうだ、稲含山でした!!(^-^;) 完全に勘違いしてました・・・

でも、稲包山も上越国境に近くですから、日本側のスミレも入り交じってると予想できます。ヒルですか。。。それは安易には入りたくないですね・・・

投稿: てばまる | 2016年10月27日 (木) 22時49分

てばまるさん、やはり「含」「包」違いでしたか。字の形も似ているし、字の意味合いも場所も近いし、紛らわしいですよね。現地集合だと勘違いする人が必ずいそうです。(笑)

こちら稲包山は、上越国境に近いというよりは国境そのものですね。気候は厳しくこの標高で森林限界です。ヤマビルは谷川連峰の群馬側(※全域ではない)に出ているようなので、時期によっては注意が必要でしょう。

投稿: 鉄まんアトム | 2016年10月28日 (金) 13時41分

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