桜色競演
桜色なんて簡単に言うけれど、実際の桜が見せる色は画一ではありません。人それぞれ思い浮かべる桜の種類によっても変わってきます。とくにヤマザクラ。たった数本でも複雑で豊かな色合いを楽しませてくれます。桜色の競演です。同じ色模様はまず二度と見られません。
ヤマザクラは日本固有種で広く野山に自生しています。遠く高いところへ行かなくても都会の里山や丘陵で見られます。木々が芽吹く森を歩いて名も無き桜とひとり静かに向き合う。なんて素晴らしいのでしょう。桜餅とお茶があれば完璧です。この境地、オヤジを通り越してジジイのようですが、何か?(笑)
写真は美の山公園(上)と多摩森林科学園(下)にて2016年4月上旬撮影。後者には、ヤマザクラに加え、同じく日本固有自生種のオオシマザクラも写ってより華やいでいます。なお、両撮影地とも車椅子にて到達可能です。
(第876号)
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