« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

2016年3月の5件の記事

今年も“Spring Ephemeral”春の妖精たち

P1170926

 2年前からすっかり虜になってしまった春の妖精“Spring Ephemeral”たち。その代表格ともいえるハナネコノメに今年も会ってきました。純白の花びらと真っ赤な葯の組み合わせが苺ショートケーキのようで、こんなハナネコちゃんに会えると、春の高揚感も加わって幸せな気分になります――

続きを読む "今年も“Spring Ephemeral”春の妖精たち"

| | コメント (2)

春陽燦燦の上野ゆき寝台特急

160317p3174517_lr1
上野ゆき臨時寝台特急「カシオペア」 8010レ 東北本線 栗橋~東鷲宮“ワシクリ島川”
撮影2016年3月17日 OLYMPUS STYLUS 1s / Adobe Lightroom5.7

 札幌を発って16時間あまり、列車が利根川を渡ると、乗客たちは旅を終える身支度を始めます。そんな名残の車窓に栗橋界隈の田園風景が広がります。春の陽光をいっぱいに受けながら力走する寝台特急カシオペア。終着上野まで1時間足らずです。

 カシオペアの撮影は15日で仕舞うつもりだったのに、17日朝にも出動。最後に欲が出てワシクリでの上野ゆきの写真も1つ残しておきたくなったからです。
 なのに寝坊して7時過ぎ(通過1時間半前)の現地到着。すでに島川踏切イン側には先客数十人がひしめくも、アウト側は2人だけ、好位置に空きのある幸運でした。燦燦と降り注ぐ朝日。被りがちな対向電車も余裕をもって通過。これほど心安らかに撮影できたことはありません。今度こそ撮り納め、確と焼き付けました。

 2016年3月21日上野札幌間の「寝台特急カシオペア」廃止。翌22日青森札幌間の「急行はまなす」廃止。とうとう北海道からも夜行列車がなくなりました。鉄道が持つ魅力や優位を鉄道会社自らが葬り去っていく愚は止まるところを知りません。やがて誰も居なくなるでしょう。

(第871号)

| | コメント (2)

春色慕情の札幌ゆき寝台特急

160315p3154461_lr1
札幌ゆき臨時寝台特急「カシオペア」 8009レ 東北本線 東鷲宮~栗橋“ワシクリ水沢”
撮影2016年3月15日 OLYMPUS STYLUS 1s / Adobe Lightroom5.7

 北への憧れの象徴だった札幌ゆき寝台特急が終わりの時を刻んでいます。大宮を出て約20分。暮れなずむ西の空からやさしい春の光りをいっぱいに浴びながら、遠き北の大地へと向かって栗橋界隈を走り抜けていきました。列車はこのあと利根川を渡ります。

 一度も乗らず(乗れず?)に終わるカシオペア。今後乗る(乗れる?)こともないでしょう。17日に沿線に立たなければ、私にとってこれが最期の姿お見送りとなります。
 写真はLightroom様のお力を借りまして春色慕情に仕上げてみました。すると在りし日の「北斗星」が浮かび上がってきました。人はみな心の岸辺に手放したくない花があるそうです。札幌ゆき寝台特急とはそんな花なのであります。

(第870号)

| | コメント (4)

忘れ雪舞う奥多摩三頭山にて

160312img_7641_lr1

 高尾のハナネコと迷ったけど、檜原村がtenki.jp1時間天気で日中晴れ予報だったので、前日に雪の降った三頭山へと向かいました。いっとき薄日こそ覗いたものの晴れることはなく、終日小雪の舞う厳冬期さながらの世界でした。雪晴れならずも、まさか3月半ばの東京でパウダースノーやら霧氷にエビの尻尾まで楽しめるとは‥‥。
 もっともこれはきっと今季の忘れ雪、数日を待たず解けてしまうでしょう。沢のせせらぎ、野鳥のさえずりが聞こえる春の森でした。

160312img_7434_lr1

 写真は上から順にムシカリ峠付近のブナ林と三頭沢源頭部にて。実際は視界のほぼすべてが純白でしたが、白を白く写すって難しいですね。なお、撮影はカラーです。花開くマンサクが森の春をしずかに物語っています。

160312img_7326

*撮影2016年3月12日 Canon PowerShot G7 X/Adobe Lightroom5.7
*三頭山・檜原都民の森ブナの路(東京都檜原村/秩父多摩甲斐国立公園)

(第869号)

| | コメント (4)

上野発の夜行列車 終焉の星

160303img_7499_lr1
上野ゆき臨時寝台特急「カシオペア」 8010レ 東北本線蓮田~東大宮“ヒガハス”
撮影2016年3月3日 Canon PowerShot G1 X markII / Adobe Lightroom5.7

 1988年に青函トンネルが開業し、以来28年間、東京上野と札幌をつなぐ直通列車のある日々が、まもなく終わろうとしています。同時に“上野発の夜行列車”も終焉を迎えます。今後、札幌はおろか、函館にすら直通で行けなくなる現実を前に、結局のところ私たちは、ずっと氷ばかり掴まされているような気がしてなりません。

 前号で「撮り納め」を言い切ったのに、その後も数回撮っている不都合な真実については重々承知しております。この日もあれこれしくじっちゃったけど現状これが最後。まぁ、凡人による平凡な日常の凡庸なる記録ってことで。

(第868号)

| | コメント (0)

« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »