汽笛とともに去りぬ
札幌ゆき寝台特急「北斗星」の最終列車を見送るため、ぼくが北斗星に一番多く乗り降りしてきた大宮駅へ。ぼくにとって此処は日常と非日常の接点。この特別なプラットホームにて確とこの目で最期の札幌ゆきを見届けました。
列車が去ったあと、まっすぐ帰るつもりで川越線ホームに向かったはずが、ふと東北新幹線に飛び乗って郡山駅へ。ずうっと撮りたかった写真はやはり撮れなかったんだけど、思いを晴らし万感胸に迫りました。わが鉄道趣味人生の青春は北斗星の汽笛とともに去りぬ。これから長い“下山”が始まります。
撮影2015年8月21日 OLYMPUS STYLUS 1s / Panasonic LX7 / Adobe Lightroom5.7
最終札幌ゆき寝台特急「北斗星」8007レ 東北本線 大宮駅/郡山駅 (手持ち撮影)
(第831号)
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コメント
昨日はお騒がせしました(^-^;)
大宮駅でも何度か北斗星には出会ってますので私にとってもちょっと想い出深いところです。ほとんどの沿線の駅でこのような光景が繰り広げられていたのですから忍苦の高さが伺えますね。単に人気だけでは無く「想い出」としての感が強いアトムさんのような人も多いのでしょうね。
ひとつの時代が終わって仕舞うのですね・・・
それにしても郡山までいかれる行動力が素晴らしい!
財布に余裕があれば私も行ったかも(^-^;)
投稿: てばまる | 2015年8月22日 (土) 10時36分
てばまるさん、あの混雑の某駅でお会いできるとは驚きでした(^^;)
思い出としてはもちろん、私のような人間にとっては北海道への交通手段を失ったも同然です。くしくも同日放送された映画「おもひでぽろぽろ」のように、これからエンドロールでの大どんでん返しを期待しています。
郡山はこれぞ衝動の見本でした。全くの想定外。大宮駅では川越線ホームに行くには必ず新幹線改札前を通らなければなりません。川越行き電車が行ったばかりだったのが落とし穴でしたね。一般的には約12,000円もの無駄遣いですが、私にとっては生き金です!
投稿: 鉄まんアトム | 2015年8月23日 (日) 18時00分
とうとう終わってしまいましたね。これまでさまざまな写真で楽しませていただき、ありがとうございました。
にわか夜行寝台ファンとなり、あけぼのと北斗星に乗るきっかけをいただき感謝しています。あけぼので見た冬の日本海と北斗星で見た北海道の山と海は忘れられません。
夜の郡山駅の北斗星、涙が出そうです。やはり夜行列車は夜が似合います。これ、最高の一枚です。
投稿: youic | 2015年8月24日 (月) 19時20分
終わりましたね。
最後の上りは野崎の橋にしようと思っていましたが、かなり人がいたので別の場所で静かに見送りました。
寝台車は富士、瀬戸、彗星、北陸と乗りましたが北斗星は乗ることができませんでした。
投稿: まぼ | 2015年8月24日 (月) 22時40分
>youicさん
凡庸な写真の連発にて失礼いたしました。尾瀬でもそうですが、定番を定番どおりにはなかなか撮らせてもらえないもので、あっという間に終わってしまいましたね。郡山駅なんかはもっと早くに行っておくべきでした。
北斗星と同じにおいのする現役列車としては、急行「はまなす」(青森~札幌)があります。次に乗るべき筆頭候補でしょう、おそらく来年3月までです。
>まぼさん
引き続きご覧下さり、ありがとうございます。野崎の橋は、3度も下見をしながら、結局1度も撮れませんでした。
私は乗り鉄なのでこれまで多くの夜行列車に乗っています。なかでもリピート回数では北斗星がダントツです、ゆえに思いも深いです。まぼさんは乗れなかったんですか、さぞかし残念でしょう。
でも、最後にもう1回乗りたかったと思う反面、乗れなくて良かったのかも、とも思います。負け惜しみにしか聞こえないかもしれませんけど、廃止決定後の車内の雰囲気は、もう往年の北斗星のそれではなかったように見受けますから。
投稿: 鉄まんアトム | 2015年8月25日 (火) 19時44分