北斗星エンブレム
寝台特急「北斗星」の編成のうち、JR北海道が担当した客車には独自のエンブレムが取り付けられています。意匠にある「539」の数字が、長さ約53.9キロにおよぶ青函トンネルの開通によって、札幌と東京を結ぶ定期直通列車を誕生させた当時の人々の熱き思いを今日に伝えています。
それから27年。いまなお、北斗星も、エンブレムも、誕生当時の輝きを失ってはいません。むしろ輝きを増し、風格が深まったよう感じましょう。変わってしまったのは時代ではありません、人の心です。
先代から受け継いだ財で安逸をむさぼり、挙げ句、古くなったからと見境なく捨ててしまうは放蕩バカ息子の振る舞い。北斗星エンブレムの生きた姿が見られるのは、定期最終列車がそれぞれの終着駅に着く3月14日の朝までです。
(第768号)
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コメント
いよいよ、今の編成で見られるのもあと僅かになりましたね。当日は上野駅、札幌駅はファンで騒然とするのでしょうね。各撮影ポイントも同じかな?
投稿: でまる | 2015年3月10日 (火) 10時53分
でまるさん、でいいのかな??(^^)
上野駅は、もう、ちょっと‥‥という感じじゃないでしょうか。有名撮影地はどこも早朝、間違えると前夜から場所取りです。編成の変化やエンブレムとか定期か臨時かの区別などに拘りがなければ、撮影は、4月以降にゆっくりやった方が良いでしょうね。
投稿: 鉄まんアトム | 2015年3月12日 (木) 22時39分
こんばんは。
先日北斗星に乗って来た者です。
エンブレムの数字について調べていたらこちらのブログがヒットしました。
リンクを貼り、一部引用させて頂きました。
もし引用に問題があるようでしたら削除しますのでご連絡ください。
事後承諾で申し訳ありませんが宜しくお願い致します。
投稿: RAY | 2015年4月 7日 (火) 23時22分
RAYさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
数あるブログの中から当方のものを選んで下さり、ありがとうございます。まだ全部に目を通せていませんが、北斗星乗車記ですね。のちほどゆっくり読ませていただきます。
2009年の「富士・はやぶさ」の廃止直前に、私も、小学2年の長男を、学校を休ませ乗せました。鉄道に全く興味を持たず成長しましたが、当時のことはいい思い出として今でもハッキリ覚えているようです。ご子息も一生の思い出になったことでしょう。
投稿: 鉄まんアトム | 2015年4月 8日 (水) 14時25分