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10年前、奥能登にて

 2005年3月31日を跨ぐ1週間、私は、出生地である奥能登に張り込んでいました。同日をもって廃止される「のと鉄道能登線」(石川県・穴水~蛸島間61キロ)の最期を見届けるためです。それから10年が過ぎようとしています。いま見上げている空だけが当時と繋がっている唯一の現実です。

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 主に最終日に撮影した写真を寄せ集め、廃止直後に制作した写真コラージュ『のと鉄道能登線最期の24時間』(上)と各写真の説明書き(pdf)。 

 なお、リサイズ処理を除いて、当時の制作物及び説明書きには一切手を加えていません。若干穏やかならぬ文章表現も見受けられますが、本記事の意図をお酌みいただき、ご了承願えれば幸いです。

(第775号)

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コメント

地元の鉄道が廃線になるというのはとても寂しいものがありますよね。私の故郷でも昔々廃線の危機がありましたが、なんとか存続して今日に至りますが、赤字のローカル線にはかわりなく将来はちょっと不安です。
赤字とはいえローカル線は地域導線の要ですからやはり存続させるべきですね。

投稿: てばまる | 2015年3月26日 (木) 13時53分

地方の鉄道を単純な収支だけで見るのは間違いだと私は思います。
万策尽きてやむなき廃線ならまだしも、能無しの天下り役人上がり風情が、何の対策を講ずるわけでもなく、のうのうと高給を貪りつつ仕舞いにゃ線路ごと引っ剥すなんぞは、とても罪深いことで、苦労して鉄路を敷いた先人にはもちろん、本来引き渡すべく子孫にも申し訳が立たないというものです。

投稿: 鉄まんアトム | 2015年3月26日 (木) 17時58分

いすみ鉄道に近いところに住んでいます。いすみ鉄道が鳥塚社長の頑張りあって、とても今賑わっていて、地域に活力を与えているだけではなく、全国のローカル線にその取組みは生かされています。鳥塚社長の人柄がいいですね。

それに対してのと鉄道。のと鉄道というのは、地元に縁のある広田さんには申し訳ないが、私は3セク鉄道のなかでも一番大嫌いな会社です。失敗は一度じゃなく二度繰り返し、輪島と能登線という2つの路線を奪った、輪島の路線を廃止とした後に能登線の珠洲方面について、真剣に考えているようには見えずあっさりと廃止に持ち込んだ。危機意識のなさと今も県に居座る、谷本知事が自ら廃止に持ち込んだあたり、何とかしなければという意欲は全然感じられず、失敗を輪島の一度じゃなく二度も繰り返した。

その当事者である沿線自治体には、輪島市の梶市長、能登町の持木町長など、現在も現職で関わっておられる首長がいますが、首長がトップリーダーとして反対するという姿勢は全く見られず、のと鉄道の株主でもあります。県と会社の提案を「はいはい」とあっさり受け入れた。もう引退された方もおられますが、穴水町の坂本元町長は能登線移管、七尾線移管、輪島廃止、能登線廃止、いずれの時も現職の町長であったわけです。それなのに反対もせず「バスは便利になる」などとほざいたようですが、あまりの無責任にいすみ鉄道と比べると涙が出ます。坂本は、特定地方交通線ではない七尾線がJR西日本から移管「押し付け」されるという不利な提案にも、輪島市・七尾市含めあっさりOKしたのでしょうね。

現在の七尾線がJR西日本からのと鉄道になったのも、線路はJR西が所有するなど不自然な形態であり、それを受け入れた自治体と石川県にも大きな責任があると思います。その不平等条約に反対して、今の並行在来線に孤立する在来線のようにJR西日本の責任経営が続いていれば、観光の町輪島に鉄道がないなんておかしな事態にはならなかったはず。今ののと鉄道が観光列車頑張ってるだけに、何でそのノウハウが当時生かせなかったのか、それだけです。廃線なんてバカやって、もったいないですね。

3セクの長距離王者といえば、秋田内陸線や肥薩おれんじを思い浮かべますが、それらに比べてのと鉄道は車両が多かったですね。車両が無駄に多いという非効率も、のと鉄道の経営を左右したように思います。

糸魚川市の米田市長さんは、ジオパークを軸に市内の様々なツールを活用した地域活性化に取り組んでいますが、4月からは公用車通勤をやめ、大糸線で通勤されています。地域活性化の姿勢だけではなく、市長さんが自ら大糸線で通勤するなど、市長さんのトップリーダーとしての姿勢に感銘を受けますね。

投稿: happy102890 | 2015年6月 3日 (水) 00時02分

happy102890さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
罪を憎んで人を憎まず、という言葉があります。それを踏まえつつ能登線等の廃止についていま何かコメントするとすれば、当地の方言で「だら」の一語に尽きます。廃止を進めた行政も、黙認した住民も、みな、だらです。
なお、頂戴したコメントのその余については、事実関係等の確認ができないため、論評は差し控えたく存じます。ご了承くださいませ。

投稿: 鉄まんアトム | 2015年6月 3日 (水) 11時18分

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