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雪晴れの奥多摩湖畔をあるく

 東京で雪が降った翌日が運良く土曜とあって、奥多摩あたりを歩こうと企んで床に就きました。しかし翌朝“事情”が生じ、家を出られたのは8時過ぎ。ホリデー快速おくたま5号(奥多摩駅10時23分着)に乗るのが精一杯でした。遅い時間でも雪が残る場所で短時間で行けて展望も、となると此処しか思い浮かびませんでした――。

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 御前山に登る大ブナ尾根のサス沢山(標高940m)にて望む奥多摩湖全景。写真正面には倉戸山、そこから右上へと伸びる榧ノ木尾根の先に鷹ノ巣山、中央奥は飛龍、その左に黒川鶏冠山、大菩薩連嶺と続く。

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 JR青梅線の奥多摩駅からバスを乗り継ぎ奥多摩湖畔に立ったのが11時前。大ブナ尾根の稜線に目を向けると木々はまだ白い、雪木立か、霧氷か‥‥。
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 どっちか分からないけど、キレイだからヨシとする !(^^)!
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 昼近くになっても解けずに残っていてくれて感謝。下の方は風もなく穏やか。Dscf7294

 やせ尾根、急斜面、気をつけないと危ない道です。ふかふかの雪道をゆっくり登っていきます。(これが凍結したら6本爪の軽アイゼンでの下りは果たしてどうでしょう?)
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 樹間越しに奥多摩湖を見ながら標高を稼ぐので高度感もあります。
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 高度を上げていくと時折吹き付ける強風に煽られ、枝に着いた雪が舞い降ってきます。厳しいながらも美しい情景です。
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 強く長く吹くと視界を遮ってしまうほど‥‥トップ画像の見晴らしもご覧のとおり。
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 トップ画像では大菩薩連嶺が雲の中に隠れていましたが、やがてその全容が見えてきました。素晴らしい眺めです。
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 大ブナ尾根をさらに上がって御前山から境橋に降りる考えもありましたが、下山が15時を大きく過ぎるでしょうし人も少ないからパス。雪木立を楽しみながら来た道を引き返します。
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 行きに見た奥多摩駅はこんなかんじでしたが、戻ってきた15時過ぎには雪はすべて消えてなくなっていました。15時26分発のホリデー快速で帰ります。遅出早帰り、ゆるゆる登山でした。
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 遅出になった“事情”はズバリ単純な朝寝坊。この日、鷹ノ巣山まで上がれば霧氷が見られたようなので、ちょびっと後悔‥‥。それでも往復3時間半、ちょうどいい雪山訓練にはなりました。雪山慣れしていない証に今日は筋肉痛です。御前山は見送って正解でしょう。

*行程/奥多摩湖バス停~サス沢山~奥多摩湖バス停(大ブナ尾根往復) 撮影/2015年1月31日 G1 X markII & XQ1

(第757号)

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コメント

ゆるゆる登山というわりには、御前山のダムルートを登るとは健脚ですよ! しかも雪ありですから。下りはかなりヒヤヒヤでしょうね。まあ凍ってなければ大丈夫かな?

奥多摩方面も思ったより雪は少なかったようですね。おかげであっというまに雪が落ちてしまいまして、雪ヤマセミの目論見も外れました・・・。

今年はまだ初山してないのに河原で軽く捻挫してしまいました(T-T) 

投稿: てばまる | 2015年2月 2日 (月) 10時27分

「遅い時間でも雪が残る場所で短時間で行けて展望も」楽しめるとは、スノーハイクにはもってこいの場所ですね。とても気持ちよさそうです。
結構急登のようですから、昨年のように大雪の場合には、ラッセルがきついのかもしれませんけど。

投稿: Suekichi | 2015年2月 2日 (月) 12時35分

>てばまるさん
奥多摩も東京ですから、雪の機会はそう多くはありません。目的がなんにせよ、雪後は積極的に狙いたいですよね。雪ヤマセミは、私だと見つけられないかもです(^^ゞ)
ダムから御前山へは健脚向きですが、サス沢山までなら登高差は400mに過ぎません。御前山までの半分以下ですね。下りは気をつけないと湖ドボンもあり得ると思いました。

捻挫ですか‥‥河原は石が多くて歩きづらいですからね。軽いとはいえ油断すると長引きますから、どうぞお大事になさってください。

>Suekichiさん
このコースはスノーハイクにしては斜面が急です。11時出発でノートレースやツボ足だったら不戦敗でしょうね。ただ、北向きでありながらも、長沢背稜や石尾根が防風壁となっているのか、冬型気圧配置にしては穏やかな雪山歩きが楽しめました。
ここより1時間早く着ける芦ヶ久保から二子山(武甲山眺望)という考えも過ぎりましたが、長沢背稜のさらに北側で、当日は強い季節風をまともに受けていたかもしれません。

投稿: 鉄まんアトム | 2015年2月 2日 (月) 16時58分

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