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北斗星、最期の冬

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 東京上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」。JRによると、3月13日限りで定期運転を打ち切り、4月から週3回ほど臨時で走らせるも、札幌発8月22日の列車をもって完全に廃止するそうです。悲しいというか、寂しいというか、悔しいというか‥‥

 北斗星、最期の冬。すでにチケットの入手が困難です。北斗星で冬の北海道に渡るのはもう叶わないでしょう。雪が舞う大宮駅で北斗星が見られるのもあと数回あるかないか。もしかこれが最後になることだってあるかも知れません。

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上野行き寝台特急「北斗星」2レ 撮影2015年1月30日 9時32分頃 大宮駅にて(写真上下とも

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(第756号)

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コメント

ほんとうに残念ですよね。昨年初めて乗りましたが、やはり寝台列車の旅はいいものです。そろそろファンたちが連日押し寄せそうですね。

廃止の一番の理由は車両の老朽化、そして新幹線が青函トンネルを通過するので・・・ということらしいですが、そもそも老朽化なら新しくすればいいだけですし、トンネル通過は基本的に夜中ですから問題ないはずです。早朝に到着する方が時間が有効に使えて便利ですよね。

新幹線に利用客を集中させたいばかりに廃止するのは明白ですから、ほんとに残念です。
同じ理由でトワイライトエキスプレスも廃止のようです。

どのブルートレインも利用客が多いのに廃止というのには合点がいきません!

投稿: てばまる | 2015年2月 2日 (月) 10時22分

てばまるさん、私は北斗星には数え切れないほど乗っています。私にとっては渡道の足で、かけがえのない列車です。
表向きの廃止理由は、車両老朽化のほか、青函トンネルの電圧変更等があります。ただ、いずれも解決可能な問題に過ぎず、実のところはコストパフォーマンスが良くないから無くしたいのがJRの本音なのでしょう。

JR各社は、株主利益が至上の株式会社といえど、公共性が極めて高い事業を独占して営み、成立の経緯からしても相応の社会的責任があります。
新幹線や航空機など高速交通体系が充実しても夜間の地域間移動の需要は根強くあって、JRが1列車ごとの採算を云々して夜行列車を維持しないのは無責任極まりありません。多様性が失われてしまった鉄道への憧憬も凋んでいく一方です。

投稿: 鉄まんアトム | 2015年2月 2日 (月) 16時55分

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