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谷川連峰たおやかなる稜線をあるく

 谷川連峰の西端、平標山(たいらっぴょうやま、標高1984m)から仙ノ倉山(2026m)にかけては、笹原の広がるたおやかな稜線になっていて、上州と越後の風が往き来しています。そこでの眺めは、下界から一千メートル超を登ってきた者だけに与えられるご褒美の風景と言っていいでしょう。
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 尾根筋での紅葉が見頃を迎えていた秋分の日(9月23日)のレポートです。よろしければ、以下続きをご覧下さい――。

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 平元新道(ひらもとしんどう)は登山口から延々と続く階段地獄の登山道。平標山ノ家を経て辿ってきた地獄の道を振り返る‥‥
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 前を見ると地獄の階段はまだまだ続く‥‥(正面に見えているのは山頂でない)
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 尾瀬のような傾斜湿原を横目に登っていく‥‥
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 平標山を乗っ越せば、やがて階段は仙ノ倉山への天国への道となる‥‥(まだ続く)
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 こんな複雑な色合いの草紅葉なんて見たことない‥‥
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 天気予報は当たらず午前は曇り空、仙ノ倉山が近づく頃になってようやく青空が広がりました。写真は仙ノ倉山を乗っ越した先の景色。
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 見てはいけない稜線を、見てしまいました‥(^^ゞ‥
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 見てしまえば、この道を歩きたいと思うのはごく当然の流れ(直ちに封印!)
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 谷川岳肩ノ小屋から10000m地点。仙ノ倉山から平標山への一本道の正面には、これまた見てはいけない苗場山頂台地が‥‥
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 錦繍の回廊
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 紅葉越しに湯沢の町を望む
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 紅葉の先に平標山(この木なんの木?見事な色合いです)
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 それにしても、なんとたおやかな稜線だこと‥‥
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 立ち去りがたき稜線美
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 よく晴れました (平標山頂、正面を下るのが越後側の平標新道)
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 いつまでもここに居たいけど下山も登山の楽しみ。苗場プリンス&スキー場を見下ろしながらの帰路につきます。
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 この稜線を谷間(写真左)へと下っていくのが下山路の松手山コースです。
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 さて、このあと、我がヤマ人生における過去最大の“運”が降臨! 急な下り坂で腹も突如急降下、登山口に戻るまでに緊急放出4回と相成りました。もはや写真どころではありません。

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 無事に下山した平標登山口駐車場(954m)にて。駐車料金はこのぐらいが適正でしょう、尾瀬戸倉の1千円は高すぎると思います。以上、たおやかなる稜線のリポートが全然なっていませんが、これにて話はおしまいです。

<※教訓 下山の安全性とトイレの位置の観点からこのコースは今回とは逆の時計回りがよろしいようです。>

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<おまけ> 真の目的は登山か温泉か‥下山後は近くの「苗場温泉ゆきささの湯」へ。わかりやすく言えば鉄塩泉。加水、加温、消毒もナシの完全源泉かけ流しのしあわせ。(webクーポンで200円引き)
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*撮影2014年9月23日 *機材Canon PowerShot G1 X MarkII
*新潟県湯沢町・群馬県みなかみ町(上信越高原国立公園)

【関連記事】 谷川岳天神尾根をあるく(第617号)

(第728号)

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コメント

秋晴れのたおやかな稜線、すばらしいですね。
下り急降下の悪運降臨となったのは、山上で運を使い果たしてしまったせいでしょうか。(^_^.)

投稿: Suekichi | 2014年10月 1日 (水) 12時46分

Suekichiさん、当日前半は雲が広がってしまい、紅葉の色もくすんでしまって‥‥後半晴れてホッとしました。初めて行く場所はやはり晴れて欲しいです。
急に思い立って出掛けた山でしたが、想像していた以上に雄大で感動しました。稜線の紅葉はピークか数日遅れでした。

山での運放出は初体験です。ふだんとは違う“Special Japanese Style”ですから初回は戸惑いましたよ。

投稿: 鉄まんアトム | 2014年10月 2日 (木) 08時55分

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