早春の尾瀬を初めて縦断する(尾瀬沼への巻)
一ノ瀬から登山道に入り、沢沿いの小径で高度を上げていきます。
登山道の足元には数種のスミレ、見上げると大好きなタムシバも咲いています。
岩清水で喉を潤したら、ブナ林のグリーンシャワーを浴びながら十二曲がりの急登を越えていきます。キツイ登りのはずなのに、ものすごく気持ちがいいです。(奥多摩歩きのおかげ?)
三平見晴にて群馬側の稜線とお別れ。新緑ともいったん此処でお別れです。
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三平見晴の先はずうっと残雪で、三平峠を越えて眼下に尾瀬沼が見えてくる斜面にも雪があります。今回のために買った軽アイゼンを着けて下りました。
三平下を過ぎた早稲の砂風では、ちょっと変わった逆さ燧のお出迎えあり。良い天気ですけど風があります。
ゆっくり歩きすぎて山小屋に着いたのは14時を回った頃でした‥(所要5時間超!)。荷物を置いたら、なにはさておきもまず一杯!!
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さて、この時期の尾瀬沼に来る「1つのきっかけ」とは、尾瀬沼ビジターセンターでの‥‥
以前に告知した「尾瀬大好き!ブログ仲間の写真展」です(→第687号参照)。当日は写真解説のお手伝いをするつもりでしたが、なにせ到着が遅すぎて全く役に立たず‥‥関係者の皆さん、申し訳ございません(_ _)
風呂と夕食の時間が近づいたのでビジターセンターを出て、少しだけ周辺を散歩しながら、いったん小屋に戻ります。
今回の尾瀬沼ヒュッテの夕食は炊き込みご飯。そして、もう1杯。<XQ1>
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小振りですけれども、夕陽を浴びたミズバショウが綺麗でした <XQ1>
太陽はこの方角(景鶴山と燧ヶ岳の間)に沈んでいきます。日没は18時42分でした。
日没後、雲がちょっと色づいて、少し赤く染まりました。いい感じでしたね。
いつも動き回って失敗するオチですが、この日は同じ場所に留まって失敗しました。色づきの良さに急ぎビューポイントへと向かったものの、時すでに遅し。最盛期の色合いは撮り逃がしました。
それでも息の長い夕焼けで、19時半を過ぎても、まだ沼が残照に染まっていました。浮かび上がってきた三日月が良いアクセントになりました。
夜のとばりに包まれたら、月も沈んで満天星です。初めてこんな写真に挑戦してみたら、流星が写っていました。(星空軌跡モード10分)
日が沈んでからは寒くなって、22時を過ぎたら眠気も加わり限界にて、撤収です。しか~しっ!! 小屋に戻ったら真っ暗で玄関には鍵がかかって中に入れません。ナニヌネノ!? 小屋の周りをうろついて、鍵の開いている窓やドアを1つ1つ探していたら、10分ほどでスタッフの方に気付いてもらえて事無きを得ました。
教訓。尾瀬沼ヒュッテに泊まって星空観察をする場合、消灯時刻21時前に一度小屋に戻り、消灯後に自分で鍵を開けて出て行くこと。そうしないと野宿になります。
――次回は、2日目「尾瀬ヶ原への巻」につづきます。
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*撮影/2014年5月31日 Canon PowerShot G1 X MarkII(一部FUJIFILM XQ1)
【早春の尾瀬を初めて縦断する連載記事一覧(第696~699号)】
プロローグ 1日目/尾瀬沼への巻 2日目/尾瀬ヶ原への巻 3日目/アヤメ平への巻
(第697号)
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コメント
尾瀬沼では良い朝焼けと満天の夜空だったようですね。私は長蔵小屋しか泊まったことがないのですが尾瀬沼ヒュッテは初めてだったのでしょうか、自分でカギを開けて撮影に行くようです。
星空軌跡モードの撮影は簡単なのでしょうか、ノイズはどうでしょうか。燧ヶ岳の山頂方向に明るい星座がないのがいまいち弱いのかといつも撮影して思います。
投稿: pulsar | 2014年6月 8日 (日) 06時20分
pulsarさん、こんにちは。
今回は天気に恵まれました。寒暖の差が30度近く服装に困りました。
ヒュッテにはもう数えるのが面倒なくらい泊まっているのですが、うっかりしました。
G1X2やS120の星空モードの撮影は至って簡単です。ピントも画角も自動、ほとんどシャッターを押すだけで、あとは待つのみです。ノイズもあまり見受けません。
ただ、星屋さんにはどうでしょう、カメラ任せゆえ任意の設定がほぼ不能で、このモードだとRAWでの記録もできません。コンデジだとLX7の方がいいかもしれません。
投稿: 鉄まんアトム | 2014年6月 8日 (日) 15時59分
ヒュッテでの星空撮影には先日お伝えした裏技をご利用下さい(^-^;) 幸いネットからなら部屋が選べますので。
あの日の夕景は綺麗でしたが、まさか燧ヶ岳の北側も焼けるとは予想外てしたね。すっかり出遅れてしまいました。
投稿: てばまる | 2014年6月 8日 (日) 22時05分
てばまるさん、こんにちは。
ヒュッテのネット予約では、2人以上なら部屋の広さ指定までは可能ですが、1人だと全くお任せのようです。予めスタッフに夜間外出を伝えておいたうえで、自分で鍵を開けて出て行くしかなさそうです。
夕景朝景は、どこが焼けるか「ヤマを張る」みたいなところがありますよね。今回、三平下まで行こうかとも思ったのですが、暗いなか残雪の木道を戻ってくるのは危ないと思ってやめました。もし行っていたら…(^^;)
投稿: 鉄まんアトム | 2014年6月 9日 (月) 14時31分