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逆川乗越より奥武蔵縦走路を往って来い

 今年もGW後半の1日で奥武蔵を歩きました。大持山~小持山のアカヤシオが見たい、有間山稜の芽吹きも見たい、ならば広河原逆川林道で標高約1000mの逆川乗越(さかさがわのっこし)まで車で上がってしまえばラクなんじゃないか、と悪知恵が働きました。残念ながらアカヤシオはもう終盤でした。
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 青空をバックにした写真を撮りたかったのですが、難しかったです。
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 無理を押してアップで撮ってみたものの‥‥
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 アップが無理なら引いて撮ってみても‥‥
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 ‥‥と、まあ、こんな感じなので、小持山にて引き返します。あわよくば、シラジクボまで降りて小持山の芽吹く山肌や武甲山のカラマツ新緑も見たかったのですが、時間切れです。
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 新緑のカラマツはウノタワにて堪能。春と秋には、お茶とお弁当を持って、ここに遊びに来るのもいいかもしれません。このルート随一の癒しの空間です。
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 芽吹きの山は、所々で楽しめました。このルートの特徴は自然林が多く、奥武蔵らしくありません。展望は小持山と大持山の間の露岩が突き出た場所「雨乞岩」が白眉です。どうです、山、笑ってますよ~(^O^) <XQ1>
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 突き出た岩はこんな感じ。都県境尾根から長沢背稜、両神山、奥には雪を抱いた八ヶ岳や浅間山まで一望できる特等席です。ちなみに、上の写真は、この岩の先端から撮っています。
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 この日見た花は思いのほか少なく、ミツバツツジは咲き残りをわずか
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 カタクリはぽつりぽつりで、路端に咲き残る程度
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 スミレは、ほとんどがこの小さいので、ほかエイザンとタチツボがほんの少々
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 さて、悪知恵を働かせ、ラクチンコースで仕立てたつもりがトンデモナイ。全体的に激しいアップダウンの連続で、とくに逆川乗越と鳥首峠の間は顕著でした。こ~んな感じの快適な尾根通しが続くと思いきや‥‥
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 行きはヨイヨイ来たものの、帰りにこの坂の繰り返しはココロ折れ折れです。
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 山と高原地図には「ツツジ多い」なんて書いてありますが、1本も見当たりません。大規模な伐採がもたらした大展望だけが心の支えです。
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地理院地図1100ピーク(山と高原地図では「ヤシンタイノ頭」の表記ある場所)にて
XQ1のパノラマモード120度で撮影  ※クリックにて拡大

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 何とか明るいうち無事に車まで戻り、広河原逆川林道を下って家路につきます。帰路、思いがけず見つけた満開のウワミズザクラが疲れた身体を癒してくれました。
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 フジが夕陽を浴びてイイ感じでした。昨年この山域に咲き乱れていたフジですが、まだ咲き始めなのか、今回はほとんど見られませんでした。
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 有間ダムまで降りてきたら、ちょうど有間山稜に日が沈む頃でした。
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 近年「奥武蔵アルプス」とも呼ばれる縦走路。地形図を見れば分かることですけど、登ったり降りたりの繰り返しで、尾根通しだからと言ってナメてはいけません。周回コースや名郷~浦山口などの片道縦走が適です。有間からのピストンなんて間違ってもするもんじゃぁ~ない!!と悟りました。

*撮影2014年5月4日 Canon PowerShot G1 X MarkII / FUJIFILM XQ1
埼玉県飯能市&横瀬町 県立奥武蔵自然公園

(第690号)

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コメント

3週末連続の山行とは、さすがです。
尾瀬シーズン開幕に向けてのトレーニングでしょうか。おつかれさまでした。
ウノタワのカラマツ新緑がきれいですね。ここをメインにしてコースを組むのもいいかも。

投稿: Suekichi | 2014年5月 6日 (火) 12時00分

Suekichiさん、こんにちは。気付くと連チャンになっちゃってますね(^^;)
春の花や芽吹きは待ってはくれず、あれもこれも欲張っているとこうなります。連休後半5、6でもう1カ所、と思っていましたが、疲れが全然抜けずに自宅警備中です。これではトレーニングどころか、尾瀬に行く前にバテてしまいそうです。

ウノタワは不思議な場所ですね。どこからアプローチしても急坂は避けられませんが、東側からのコースが最短で、苔むす森を歩く素敵な登山道になっていますからオススメです。

投稿: 鉄まんアトム | 2014年5月 6日 (火) 16時36分

アトムさん
 こんばんは
良い時季を歩かれたようですね。
柔らかそうな薄緑の葉がとても綺麗です。

あの岩のところは 雨乞岩 って言うのですか。
見所の一つですね。

ウノタワは仰せのように癒しの空間で
今の時期も良さそうですね。

投稿: 奥武蔵の山人 | 2014年5月 7日 (水) 23時40分

奥武蔵の山人さん、こんにちは。
新緑も好きなのですが、新緑になる前の芽吹きの色がさらに好きです。短い時間で色がどんどん濃くなって緑一色になってしまいますから、良い頃合いに歩けたと思っています。

雨乞岩については、横瀬町公式の「横瀬町観光webサイト」にて紹介されています。名郷から入ってウノタワでゆっくり寛ぎ、雨乞岩まで足を伸ばし大展望を楽しんで下山するのもいいかもしれません。横瀬駅~生川にバスがあると良いのですが…

投稿: 鉄まんアトム | 2014年5月 8日 (木) 23時32分

奥武蔵連チャンですね。私ももう毎週末スミレ山行で夏山準備万端です(^-^;) 

奥武蔵は植林が多いですね。フモトスミレやマキノスミレは意外と杉や檜の植林が好きなようです。やはり林床が比較的乾燥しているからでしょう。

ナゴウスミレという雑種があるのですが40年ほど前に名郷のどっかの山の頂付近で見つかったそうです。いったいどこの山なのかと思いをはせているところです。まあ40年も前だから環境が変わっているでしょうけど・・・。

投稿: てばまる | 2014年5月 9日 (金) 21時50分

鉄まんアトムさん、こんにちは。
奥武蔵、いいところですね。自宅から近いところに気軽に歩けるヤマがあるって、ちょっとうらやましいです。まぁ、千葉にも房総に低山がありますが、行ったことがありません。
さぁ、トレーニングも積んだし、新しいカメラの操作や特性もマスターしたし、あとはあそこに行くだけですね。
今日あたりもう行ってるかな?

投稿: youic | 2014年5月10日 (土) 10時50分

>てばまるさん
ハイっ!!奥多摩奥武蔵の4連チャン中です。どこも急坂ですから身体は鍛えられますね。
この辺をうろついている分には、先立つアレがほとんどかからないのも良いです。それでいて、山も花も十分に楽しめます。
スミレには全然詳しくないのですが、杉や檜の植林帯の方を好むものもあるんですね。いっそう難しくなったかも(^^;)

>youicさん
奥武蔵や奥多摩は、近いところなら1時間でアクセス可能です。秋から春にかけてがシーズンですので、この辺りにも出歩いていると1年じゅう山に入り浸りとなります。
youicさんはGWにあそこに行かれたようですね、この時期に東面を上がるなんてすごいです。ブログの続編楽しみにしています。私も早くあそこに行きたいところですが、残念ながらこの週末も奥多摩でした。トレーニングやカメラの慣れより前に先立つべきアレが…なんですよ。

投稿: 鉄まんアトム | 2014年5月11日 (日) 13時45分

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