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11年前、江差にて

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 北海道を走るJR江差線の末端部分(木古内~江差間42.1km)が、2014年5月11日をもって廃止されました。この区間には、いまから11年前の2003年3月、青森県八戸市への所用のついで(?)に乗って江差市街で1泊しました。かつて、ニシン漁で栄華を馳せたのも今は昔、ひとけのない寂しい町だったなぁ~と記憶しています。

 でも、海は見えるし、川の眺めはあるし、峠越えもあって、乗っていて飽きない路線だったと思います。そんな味のあるローカル線が、またひとつ、消されてしまいました。鉄道のない町も2つ増えました。
 2年後の北海道新幹線の開業時には、残った区間(五稜郭~木古内間37.8km)もJRから経営分離(第3セクター化)されます。細っていく一方の既存の鉄道網を見るにつけ、何が国土強靱化だ、と思わずにはいられません。

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▲JR江差駅全景

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▲湯ノ岱駅での列車行き違い待ち

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▲江差線列車の発着するJR函館駅の11年前。まだ建て替え前で風情のある駅舎でした。当時、世に跋扈していたアコギな会社の大看板が目障りですが…。

*撮影2003年3月10日/Canon IXY DIGITAL 200/3:2にトリミング

(第692号)

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