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静かなクーデターたる秘密保護法に抗する

 あらゆる情報が統制され、国民が真実を知らされずに無謀な戦争へと突き進んでしまった過ちを繰り返さぬよう私たちの先達は、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」して、国民に『知る権利』を保障する日本国憲法を確定させました。

 しかし、国会では2013年12月6日、政府が思うままに不特定かつ広範な事項を秘密にして葬れる『特定秘密保護法』を成立させてしまいました。
 すでに国内外の各界各層から重大な懸念が幾重にも表明されているとおり、この法律は、日本国憲法が国民に保障する自由及び権利を侵すのみならず、国のかたち(統治機構)をも根本から壊してしまう恐れが極めて大きく、憲法とは全く相容れません。

 ところで、現在の国会は、衆議院も、参議院も、裁判所が「違憲状態」と認定している(高裁レベルでは違憲無効の判断も下されている)選挙によって構成されています。
 憲法違反の状態で選ばれた“なんちゃって代表者”たちが、民主主義の名の下に、民主主義を否定する憲法違反の法律を制定して憲法を骨抜きにする茶番。これは静かなクーデターと言っていいでしょう。戦後民主主義最大の危機です。

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 それでもまだなお、日本国憲法は、私たちの手にあります。私たちは、先達から託されたこの国のかたちを守るため、「正当に選挙された国会における代表者を通じて行動」する政治を取り戻し、憲法の原理に真っ向から反する『特定秘密保護法』を速やかに廃止させなければなりません。憲法は私たちにそれを求めています。
 日本国憲法が日本国民に保障する基本的人権の「過去幾多の試錬」に比べたら、この程度のこと、たやすく成し遂げていかねば将来の日本国民に申し開きできませぬ。今日は新たな試練を乗り越えていく第1日目です。

(第652号)

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コメント

後の歴史家は、2013年12月6日を「戦後」から次の「戦前」への最終的な転換点として記録することになるのだろうかと、暗澹たる気分で今朝を迎えました。でも、「侵すことのできない永久の権利」を「信託された」私たちは、次の世代へこれを無事に承継できるよう、「不断の努力」を続ける責任があるのですね。決してあきらめず、一歩を踏み出していかなければと思いました。

投稿: 受託者 | 2013年12月 7日 (土) 16時33分

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