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紅葉の奥多摩むかし道をあるく

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 11月も中旬になると紅葉はいよいよ最終章。奥多摩でも山から里へと紅葉前線が下りてきています。そんななか、奥多摩の里と山をつなぐ道、氷川から小河内までの「奥多摩むかし道」と呼ばれる旧青梅街道約10km(高低差190m)を歩いてきました。

 この道は、もう何度か歩いています。里側(奥多摩駅)から歩くとずうっと登りで疲れるため、ぐうたらまんの私はいつも山側(奥多摩湖)からスタート。最初にレイクビューです。
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 逆コースのネックは青目立不動尊休み処にすぐ着いてしまうこと。昼にはちょっと早いの(10時半過ぎ)ですが、この先に食事処はないので“早弁”とします。陽だまりの縁側にて一休み、ゆるあるきには打って付けの場所なのです。
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 おそばと刺身蒟蒻が絶品なんです。しかし先が長いので、酒は泣く泣く自粛しました。
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 青目立不動から西久保切り返しまでが「むかし道」の白眉。ブナ(イヌブナかも?)の最盛期の黄葉褐葉が青空に映えます。
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 ちょっと眩しいけれど、目映い光に葉を透かして見るのが好き♪
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 ところによっては深紅のモミジ。上を向いて歩こう♪ (どんだけ上を見上げているんだ、という状態‥‥ほぼ仰け反っています。)
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 西久保の切り返し付近。奥多摩湖から2.4kmで登山道はここまで。この先はほとんど舗装された車道を歩きます。なお、最寄りのバス停は「中山」で、後述する吊り橋に興味なければ、奥多摩湖とここまでを歩いても良いです。
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 西久保切り返しの先で見たのが今年いちばんのモミジかな~
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 道がだんだん川に近づいて、惣岳渓谷です。むかし道には対岸に渡る吊り橋が2本あって、渡りながら渓谷美を楽しめます。写真は「しだくら橋」です。
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 1人が歩くだけでも激しく撓む吊り橋で、足が竦んで引き返してしまう人もいます。「この橋を渡る際、3人以上で渡らないで下さい」の注意書きがありますが、日本語ですから外国人には通じません。中国語を話す団体さんが10人以上で渡って揺れるもんだから大騒ぎ、でも橋は大丈夫でした。

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 みなさん、3人…の注意書きを守りますから、運が悪いと渡るまでかなり待つことになります。

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 2本の吊り橋あたりが惣岳渓谷の中心で、紅葉狩りとしてはここまでで十分満喫できます。近くのバス停から駅に向かっても構わないのですが、駅に向かうバスは混んでいますから、どうせなら景色を眺めながら歩いてしまった方がマシです。青い橋は国道411号の境橋。
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(※しだくら橋と境橋の間に樹齢200年の巨樹3本の「いろは楓」がありますが、まだ緑でした。)

 いったん国道と合流するのは「橋詰」バス停付近。すぐ横の桧村橋から眺める多摩川の渓谷美は車に乗っていては見られません。橋の下流側。
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 橋の上流側。
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 そして、桧村橋から約1時間弱で、むかし道の「入口」に辿り着きます。一気に街中へと現れた感じで、ゴールの奥多摩駅(標高350m)まではほんの数分です。
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 以上、後半が駆け足でちょっと中途半端ですけれども、紅葉の奥多摩むかし道あるきのレポートを終わります。たぶんこれが今季最後の紅葉山歩でしょう。奥多摩から川越までは電車で約2時間、休日の青梅線は混みますけれども、始発ですから座って帰れます。電車はラクで良いです、青梅まで爆睡してしまいました。

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<おまけ>
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 奥多摩駅近く、奥氷川神社そばに建つレトロな商店。このお店の屋号は「三河屋」さんではないのですね、初めて気付きました。

*撮影2013年11月16日/DMC-LX7/東京都奥多摩町(秩父多摩甲斐国立公園)

(第648号)

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コメント

この週末は冬から秋に季節が戻り、紅葉山歩には絶好の天気でしたね。日に透かして仰ぎ見る紅葉・黄葉も、見下ろした渓谷の色彩も美しいです。

投稿: Suekichi | 2013年11月17日 (日) 20時51分

Suekichiさん、こんにちは。
またしても予報通りには行かず、青空は朝のうちだけ、午後はかなり曇りました。ただ、小春日和の陽気だったので日影や谷筋でも寒くなく、ゆるハイキングには好条件の休日でした。

奥多摩の魅力の一つに渓谷美があります。そこに普段の通勤電車で駅から歩いて行けるのが良いです。埼玉側からアプローチすればSuekichiさんの庭にもなりますよ。

投稿: 鉄まんアトム | 2013年11月18日 (月) 16時14分

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