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大菩薩から牛ノ寝通りをあるく

 11月の三連休初日、大菩薩山塊の石丸峠から、東麓の山梨県小菅村へと下る「牛ノ寝通り」を日帰りで歩いてきました。
 梅雨に大菩薩峠を歩いたとき目を付けた尾根で、とりわけ紅葉が美しいとされています。石丸峠で小金沢縦走路へ少し寄り道、天狗棚山を乗っ越して狼平まで出てみました。本来であれば素敵な展望に景観ですが、天気が余りよろしくありません――。
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 眼下のカラマツ黄葉を写し撮るには、雲の切れ間からときおり覗く太陽を待たねばなりません。冷たい風が吹き付けていた標高1957mの稜線での、私の粘り勝ち。(狼平)
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 大菩薩の稜線の雰囲気って、いいなあ~と思います。ずっとここに立っていたい、私好みの山風景の一つです。(天狗棚山より、大菩薩嶺=中央=を望む)
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 石丸峠を越えて牛ノ寝通りへ。しかし、奥多摩側の天気はさらによろしくありません。青空の下での紅葉撮影のはずが‥‥。小金沢連嶺の山並みも霞みます。(石丸峠付近)
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 それでも、秋の牛ノ寝通りは紅葉の散歩道。(牛ノ寝付近)
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 踏んでいくのが躊躇われるほどの落ち葉の道。
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 基調は黄葉の雑木林で、ところによっては上から下までのイエローシャワー。(狩場山付近)
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 紅や朱が混じればこれぞ錦繍の色模様。(高指山付近)
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 ただし、やはり天気が‥‥。直前に悪くなった予報より実際はさらに悪い天気で、どんより雲が覆う最悪のコンディション。空を入れた撮影が全然できません。600超ものシャッターを切ってきましたけど、どれも地味な写真ばかり。そのかわり、色は出たかなあ‥‥?? (モロクボ平付近)
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 思いっきりハイキーで撮ってみても、どこか寂しげな絵になります。
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 牛ノ寝通りはこんな感じで評判どおりの紅葉の美しい道でした。しかし、見晴らしのない雑木林の中を延々行く道はあまりに長く、後半はかなり飽きてしまいました。ゴールの小菅の湯までCTで50分となるモロクボ平の先は、杉植林地のつづら折り急坂を下らされ、最後にトドメを刺される感ありあり、です。(※石丸峠から小菅の湯までは約12kmで1200mを下ります。)

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 石丸峠から5時間かかって小菅の湯に到着。泉質の良さや効能の評判を何かと謳ってはいますが、ほとんどが循環風呂で温水プールのニオイ。全身を塩素消毒すると思って入れば文句はありません。館内は清潔でした(JAF会員割引で100円引きの500円也)。
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 今回は電車とバスですから、当然のごとく、風呂上がりには一杯やってから家路につきます。ビールが“正しくないアレ”じゃないのが良いです。刺身こんにゃくにはてんこ盛りのわさび漬け添付、ひとり涙を流しながら頂きました。
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 写真は行きの中央本線初狩~笹子間の車窓。大菩薩連嶺南端の滝子山が目に入ってきます。予定していた尾瀬を見送っての久しぶりの電車山行。行きも帰りも渋滞知らず、寝ながらアクセスできますし、やはり電車は気楽で良いです。山と鉄を楽しむ一石二鳥なり。
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 今回の山行、アクセスに往復6時間で雑木林を5時間も歩くのは冗長でしたから、紅葉の山歩きとしてはコース選定に再考の余地があったかもしれません。今季あともう1回ぐらい紅葉撮影のチャンスはあるでしょうか、今度は奥多摩の近場を歩きたいと思います。<完>

*撮影2013年11月2日/秩父多摩甲斐国立公園の牛ノ寝通り縦走/Panasonic DMC-LX7

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【行程メモ】 西武新宿線始発→5:36国分寺5:48→7:11甲斐大和駅→8:00(※1)小屋平バス停→9:00石丸峠9:48→11:15榧ノ尾山11:20→12:25狩場山下13:00→13:22棚倉小屋跡→14:22モロクボ平→14:52小菅の湯16:30(※2)→17:50上野原駅

(※1) 甲斐大和駅から上日川峠(かみにっかわとうげ)への栄和交通バスは季節運行。始発1便では8:46到着予定だが、今回は駅でバス待ちの5名でタクシー便乗のため早着。1人1250円、時は金なり。
(※2) 小菅の湯から上野原駅への富士急山梨バスも季節運行。通年運行は奥多摩駅への西東京バスだが、小菅の湯には立ち寄ってくれないので、最寄りのバス停まで約30分歩く必要あり(村営バスでの接続あり)。

【関連記事】 大菩薩峠をあるく(第605号)

(第645号)

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コメント

この山域は経験がなく、写真の素養もないので、コンディションの良否はわかりませんが、紅葉を楽しみながら歩くには快適なコースのように見えますね。でも、展望のない樹林を5時間は確かにちょっと長いかな。

投稿: Suekichi | 2013年11月 5日 (火) 10時30分

Suekichiさん、こんにちは。
紅葉の撮影は曇りの方が良い場合もあります。失敗が少ないのは曇りの方です。ただ、今回は、目的が「青空下での紅葉撮影」でしたから、そういう主観的な意味で「最悪のコンディション」だったという次第です。

奥多摩の奥を歩いたつもりでしたが、山域的には大菩薩といえるのかもしれません。両者の線引きは難しいですが、どちらとも紅葉を楽しめるエリアです。牛ノ寝通りは、大菩薩の雰囲気を味わいつつ奥多摩の紅葉を楽しむ、の欲張りコースですね。ガイドでは「穴場的コース」として紹介されています。
しかし、紅葉の3連休だというのに10人程度としか出会いませんでした。マイカーには不向き(というか不可能)だし、ゴールをどちらにしても最寄り駅へのバスが数本しかなく極めて不便だからでしょうか。穴場“的”じゃなくて、完璧な穴場ですね。

投稿: 鉄まんアトム | 2013年11月 5日 (火) 19時15分

再び大菩薩エリアでしたか。初めて稜線歩きをした山でその後も数回歩いた思い出深い山ですが最近とんと行ってません。
カラマツの黄色一色も綺麗ですが、少し針葉樹の緑が混じる方がそれぞれが際立つので良いですよね。混合林の紅葉は好きな景色です。

投稿: てばまる | 2013年11月 6日 (水) 01時07分

てばまるさん、こんにちは。
諸事情あって日帰りなら尾瀬にも行けたのですが、11月に行くなら龍宮泊まりと決めていたので今回は見送りました。今季は10月中旬が最終で、6回しか(!?)行けませんでした。皆さんともお会いできず心残りです。

せめてどこか紅葉の山へ、と言っても、高い山だと紅葉が終わっているし、低いとまだだし、ガッツリ登る気分はさらさらないし、クルマも運転したくない、…でこのコースになりました。
闊大なる稜線展望、カラマツ黄葉、広葉樹の紅黄葉、ラクして全部見られると思いましたが、ちょっと甘かったですね。大菩薩も奥多摩もまだまだ知らないところばかりです。

追伸 11月の尾瀬、初冬の雰囲気は、てばまるさんのブログで楽しませてもらっています。

投稿: 鉄まんアトム | 2013年11月 6日 (水) 10時10分

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