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秋色に染まり始めた尾瀬ヶ原をあるく

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 3つ前の記事で予告したとおり、9月中旬の3連休に、秋色に染まり始めた尾瀬ヶ原を歩いてきました。台風18号と重なってしまい天気が次第に荒れていきましたが、ヤマドリゼンマイ黄葉のいろいろな表情が見られました。
 雨にしっとり濡れた草木の紅葉は美しいもので、ただ、私の写真では、どうしても陰気な感じだけが漂ってしまっています。みなさんの想像力によって雨の風情を感じ取ってくだされば幸いです。

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 下ノ大堀の景色はいつだって尾瀬ヶ原の代名詞なんです。。。
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 下ノ大堀には、ヤマドリゼンマイ、ヤマウルシ、ナナカマド、レンゲツツジなどなど、9月に黄紅葉する草木が一極集中。樹林の紅葉にはみられない淡く優しい彩りが足元に広がる尾瀬の草紅葉の魅力が詰まっています。
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 竜宮十字路近くにて
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 過去4年のヤマドリゼンマイ黄葉は中田代でばかり追いかけていたので、今回は、この時期に初めて、下田代の竜宮~見晴を歩いてみました。中田代と比べると、秋が一段進んでいて、ヤマドリゼンマイ黄葉のピークは過ぎていました。
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 竜宮と六兵衛堀の間のベンチ付近にて
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 過去2年、アケボノソウを探したけど見つからず、今年も間に合わなかったかと諦めかけたところ、赤田代にて咲き残りの1株を見つけました。初めて見るアケボノソウに、思わず、いたっ!!と叫んでしまいました。P1090004

 咲いている場所を詳しく教えてくれた山ノ鼻ビジタセンターの若い女性スタッフ、花が終わり実を付けた状態の株を実際に示して教えてくれた龍宮小屋の男性スタッフ、彼女らの情報がなければ今回も見逃していたと思います。お二人のおかげです、ありがとうございました。

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 ところで、話は変わり・・・、9月になると、池塘のヒツジグサも秋色へと染まっていきます。
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 多種多様の色合いは見ていて飽きません。
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 初日はこんな感じのまずまずの散歩日和で雨は降りませんでした。
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 でも、確実に台風は近づいて来ています。というか、尾瀬直撃コースです。P1090262

 降り始めた雨の中、竜宮~ヨッピ橋間の“中通り”でウロウロしながら、のんびり山ノ鼻を目指します。
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 ちょっと遠かったですが、ヤマドリゼンマイの黄とヤマウルシの赤の調和が見事でした。至仏山はずうっと雲の中です。
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 外で食事を作れる天気ではなくなってしまったので、昼食は山ノ鼻小屋にて。
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 あとは木の実なんぞを楽しみながら・・・
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 降りしきる雨の中・・・
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 マイナスイオンたっぷりの森を歩いて帰ります。。。P1090800

 まもなく山は紅葉の季節です。1年で最も楽しみにしている時季がやってきます。お願いですから週末に会合とか飲み会とかを設定して私を誘わないでくださいね。土日に仕事を突っ込んでくるのなんて以ての外です。(笑)
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 ちなみに、今回、夕焼けは前号の失敗談のとおり。朝焼けは通称“イモリ池”まで出てみましたが、太陽の姿すら現れず敗退。霧も靄も虹もありませんでした。以上、今年5度目の尾瀬報告を終わります。

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*撮影/2013年9月14・15日 尾瀬ヶ原にて/LX7&GXR A12 28mm
*このほかの尾瀬関連記事は、カテゴリ「尾瀬」をクリックしてご覧下さい。

【関連記事】
秋色に染まり始めた尾瀬ヶ原へ(第627号)
尾瀬ヶ原竜宮での大失敗を自戒する(第629号)

(第630号)

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コメント

ヤマドリゼンマイは梅雨の頃の緑色がなんともいえず好きですが、黄葉もきれいですね。

雨の尾瀬も、写真を見ていると、なかなかいい雰囲気だと思うのですが、雨具を着て雨の中を歩くのは苦手で、敬遠してしまいます。まだまだ修行が足りないのでしょうね。

投稿: Suekichi | 2013年9月24日 (火) 17時28分

Suekichiさん、修行が足りないなんてとんでもない。怒られますよ。(誰に?)
尾瀬はもともと雨の多い地ですから、行程中の何処かで雨が降って当たり前と思っていると雨も楽しめるでしょう。雨狙いの人も居ます。
私のカメラは防水や防滴ではないので、強雨や風雨でなければ主役は傘ですね。カメラさえなければ、雨具着用で積極的に濡れたいと思っているオコチャマです。

ヤマドリゼンマイは黄色から橙に変わるか変わらないかの頃の色合いが最高に美しいです。それ単体はもちろん、ほかとの調和も見事なんです。梅雨時のあの緑の良さがわかる人であれば、ぜひとも9月中旬の尾瀬ヶ原に一度は出掛けてみて下さい。

投稿: 鉄まんアトム | 2013年9月24日 (火) 23時07分

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