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奥多摩川苔山に登る

 もえぎの淡く美しい風景を求め、昨年につづき春の奥多摩へ。ガイドブックで「山頂一帯の落葉樹林が美しく人気の山」と紹介されている川苔山(かわのりやま、標高1363m)に登ってきました。まずは、川苔谷沿いに延びる川乗林道からの、朝の麗しき春紅葉(はるもみじ)の眺めをどうぞ。Img_0585_1

 川乗橋バス停からの登山道は川苔谷の流れと付かず離れず、渓谷美をなかを歩きます。とても気持ちのいい道です。
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 渓谷美の道を登り詰めた先に、奥多摩屈指の名瀑と云われる「百尋ノ滝」(ひゃくひろのたき・落差約40m)に突き当たります。百尋の滝を過ぎると、山頂まで急登のつづく本格的な山道となります。Img_0607

 川苔山山頂からは、奥多摩の主要な山のほとんどを眺望できると云われています。そのとおり西側の展望が開けており、南(左)に大菩薩連嶺、その手前は六ツ石山から鷹ノ巣山や雲取山につづく石尾根の山々、北側(右)には芋ノ木ドッケや黒ドッケ(酉谷山)から三ツドッケ(天目山)につづく長沢背稜の連なりなどが並びます。
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 川苔山東肩を経て曲ケ谷北峰に立つと端整な川苔山を間近に見ながら、遮るものなく蕎麦粒山を眺めることもできます。残念ながら、この日は富士山が見えませんでした。
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 さて、ご覧のとおり、川苔山上部では「もえぎの淡く美しい風景」にはまだ早く、芽吹きはこれからの楽しみのようです。赤抗尾根(あかぐなおね)を経て古里駅へと下山しましたが、思っていたよりも植林帯の森ばかりで物足りなさが残ってしまいました。

【※注】 下山時に気分が乗らなかったのは、ベンチにて靴を脱いでのカップヌードルをメインディッシュとする昼食時、手つきの不如意により靴とザックが「ラーメン小池さん状態」となって凹んだのが原因かもしれません。笑った人には後で過料の制裁が待っています。

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 ……というわけで、山笑う春紅葉をさがしに、下山後に車で再び日原方面へと入り込んでみました。ところどころで、それらしき風景に出会えました。R0032252_2

 川乗橋近く、日原川を跨ぐ奥多摩工業曳鉄線のトロッコは橋の真ん中で止まったままでした(平日だと動いているんでしょうか?)。
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 東日原では一本桜が花吹雪のころ、辺りの山も微笑んでいました。
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 日原の奥の方、小川谷橋近くから鷹ノ巣谷方面を望むと、稲村岩尾根によって日がもう遮られる頃でした。ラーメン小池さん事件さえ抜きにすれば、まずまずの1日でした。
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 日原・川苔界隈での春紅葉には3日ほど早かったでしょうか。標高400~700mあたりがちょうど見頃で、この時期の山は、晩秋と同じように日一日と色合いが変わっていきます。靴もザックも洗って乾いているので、気を取り直してもう1回ぐらい出掛けてみたいところです。

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 春紅葉とは、色とりどりに芽吹く樹々の様子を秋の紅葉にたとえた言葉。秋の紅葉より色が淡く、新緑が萌えだす直前のごく短い間にだけ見られる艶めかしき風景です。萌黄や白みの緑、淡い橙に薄茶、その中に山桜の薄桃が加わったら、もう言葉にはできません。

*撮影 2013年4月13日/東京都奥多摩町の秩父多摩甲斐国立公園にて

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<おまけ> 地図ロイド+山旅ロガーの画面コピー
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 機内モードにして山旅ロガーでログを取ってみたら、何やら怪しげな行動として記録されていました。私ではなく、GPSが道に迷っていたようです。(これじゃぁ、いざという時に頼れません。※ただし、問題は、地図ロイドや山旅ロガーではなく、スマホ本体のGPS性能の方です。)

(第597号)

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コメント

ブログにコメントを頂いたので、おじゃましました。
奥多摩の春紅葉、いい色合いですね。
新緑に萌えるのは、中腹であと2週間、山頂付近はあと一月ぐらい後でしょうか。
そうなると、鉄まんアトムさんは、尾瀬が気になりだす頃ですねwink

投稿: Suekichi | 2013年4月16日 (火) 08時52分

Suekichiさん、いつも落書きしてスミマセン。
同じ日に川苔山の北側で訓練中とは存じませんでした。鏡で通信できたかも?(笑)

奥多摩は山域が広く深いので、春も秋も紅葉が長く楽しめます。近くて、電車で行けて、交通費もお安く、それでいて山は本格的。いいところです。
尾瀬は、19日に大清水、26日に鳩待峠、と道路が開通しますから、当然、もう気になり始めていますよ。渋沢裏燧の春紅葉を見てみたい、雪解けの氾濫がもたらす逆さ至仏も……といった具合ですが、子どもの学校行事も盛りだくさん。悩ましい時期となりました。

ps 本記事公開後に写真1点と春もみじの説明を追加しました。あれが数日で緑に変わってしまうんですから、不思議なものです。(※光合成が始まって葉緑素が作られていくため)

投稿: 鉄まんアトム | 2013年4月16日 (火) 12時32分

川苔山ですね

綺麗 素晴しい!!
かみさんに先を越されて
私はまだ川苔山へ行ったことがありません。
これを見たら
是非行ってみたくなりましたわ

いつもながら
腕のよい画像を 有り難う御座いました。

投稿: 飯能の山人 | 2013年4月16日 (火) 19時25分

飯能の山人さん、こんにちは。
隣の芝生はナントカってやつで、人のブログを見ると行きたくなりますよね、私も同じです。飯能の山人さんのブログを見ていると、奥武蔵にもまだまだ知らないところがいっぱいあるなあ、行ってみたいなあ、と思います。
川苔山にはまた行ってみたいと思っていますが、赤抗尾根は少々長く単調さを感じたので、次回は鳩ノ巣でアプローチするつもりでいます。

投稿: 鉄まんアトム | 2013年4月17日 (水) 09時35分

お寒うございます。

鉄マンアトムさんの後おいで、
土曜日に川苔山を予定していたの
ですが、天候が気になり取りやめ
ましたわ。

しかたなく 軽く七国峠(標高200m程)を歩いて
みましたが、いや軽装で行ったために
寒くてさむくて 途中で退散でした。

この調子で川苔山へ行っていたら どうなっていたか
ぞっと しましたわ

再度挑戦しますが。

投稿: 飯能の山人 | 2013年4月22日 (月) 12時45分

飯能の山人さん、こんにちは。
私も週末に再び奥多摩を予定していましたが、あまりに寒いので止めました。
代わりに日曜、車で柳沢峠までロケハンしてきました。そのようすを別記事(次号)にてアップしましたので、よろしければご覧下さい。

奥多摩というとお手軽ハイキングをイメージしてしまいますが、川苔山あたりは山が深くコースはどれも長いので荒天予想時は見送り正解ですね。

投稿: 鉄まんアトム | 2013年4月22日 (月) 17時52分

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