食堂車“グランシャリオ”で男同士の約束を果たす
北斗星ほか2列車(カシオペア・トワイライトエクスプレス)とも食堂車での夕食は乗車3~5日前を期限とする完全予約制です。下りの北斗星は最大30席なので、寝台券との同時購入が欠かせません。このお値段にもかかわらず、すぐに満席となってしまうからです。
▲1人7800円はかなり…(汗)…ですが、行きは「仏料理」で予約しました。確保した切符を長男に見せたら「ホトケリョウリ?ナニソレ??」との反応。当日のお楽しみ、として詳しく説明しませんでした。
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以下がその「ホトケリョウリ」の記録です。揺れるし酔っ払っているしで写真は惨憺たるものです、ご勘弁ください。
▼(1)オードブル/(2)魚料理
▼(3)肉料理/(4)デザート
ほか、焼き立てのパンはおかわり自由、食後に(5)コーヒーがつきます。
魚料理が出てきたあたりで北斗星は宇都宮へ。食事が終わってからは、シャワーを浴びたり、ロビーでくつろいだり、寝台で横になって窓の外を眺めたりしながら北斗星の夜を愉しみます。列車はゆっくり時間をかけて北上し、仙台を過ぎたあたりで日付が変わります。。。
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朝を迎えた食堂車の雰囲気もまた格別です。明るい車内は夜とは違った良さ趣きがあります。なお、朝食(&夕食後のパブタイム)は予約なしで利用できます。席が埋まっている場合にはアテンダントが順番に案内してくれます。
札幌行きの北斗星が函館を出て、通称「藤城線」の高架を駆け上がり、大沼や駒ヶ岳が見えてくるあたりの雄大な車窓が私は大好きです。食堂車で朝食を頂きながらその時間を迎えられたら至福といえましょう。
▲この日、駒ヶ岳は山頂付近が雲に隠れていましたが、雪晴れで空が青々としてまずまずの眺めでした。
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今回の旅の主目的は食堂車ですから、もちろん、帰りも夕食を食堂車でいただくつもりでした。しかし、すでに書いた(→第584号参照)とおり、予定の北斗星が運休となってしまいました。列車は翌日に空きがあって振り替えできましたが、前日ではもう食堂車の予約ができません。
▲帰りに予約していた「懐石御膳」のチケット。長男との約束履行は半分になってしまったのでした。男同士の約束は絶対ですが、まあ、やれることはやったんですから免責してもらえるでしょう、カミ様ホトケ様がまた乗る口実をあえて残してくれたのかもしれませんし。
今月、登場から満25周年を迎えた寝台特急「北斗星」に食堂車「グランシャリオ」。あちらこちらにお疲れのようすが垣間見られるようになってきましたけれども、現代日本の鉄道風景における異空間であり夢空間としては未だ健在であり、いつまでも走っていてほしいと願っています。
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(第587号)
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