8年ぶりの北海道は“ご褒美”つき
▲JR上野駅13番線で出発を待つ札幌ゆき寝台特急「北斗星」
2013年2月22日午後6時50分頃撮影 ※牽引機はEF510-508北斗星色
約8年ぶりに北海道を訪ねました。ある懸案にいちおうの区切りがついたので、4年前に長男と交わしていた約束を履行するための渡道です。往復とも「北斗星」を利用して、行きは2月22日上野発、帰りは24日札幌発の列車を確保して、3泊4日(道内わずか1泊!)の旅程を組みました。
ちょうどこの日程が観測史上最強クラスの寒波と重なってしまい、東北から北海道にかけては大荒れの天候に見舞われました。帰りの24日は、乗るべき北斗星が運休。津軽海峡線の全列車も終日運休が決まり、本州に渡ることさえ出来なくなってしまいました。
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仕方ないので札幌駅で翌25日発の北斗星に変更し、当初の予定を1日繰り下げて、突然転がり込んできた1日分の“ご褒美”を楽しむこととしました。
幸い25日発の北斗星は運転されることになり、これで翌朝には埼玉に戻れるぞ!と思ったのも束の間、つづく大雪にくわえ車両故障が続出。なんだかんだと停車を繰り返し、結局北斗星が大宮に着いたのは定刻から4時間42分も遅れた26日の14時14分でした(個人的には28時間42分遅れと同等です)。
▲昼下がりのJR大宮駅4番線に到着した上野ゆき寝台特急「北斗星」
2013年2月26日午後2時14分頃撮影 ※牽引機はEF510-509カシオペア色
▲本記事の疎明資料として(一部)。中央が札幌駅で回収された24日発のキップです。
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……まぁ、乗り鉄マンとしては、途中で運転打ち切りにならず、弁当まで貰って長く乗っていられた上に特急料金が全額払い戻されるのですから、嬉しい限りでござりまする。なお、道中については、追って、かいつまんで紹介するかもしれません。
(第584号)
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コメント
一度は乗ってみたいと思っている北斗星号とカシオペアですがなかなか実現してません。寝台車にのると何だかウキウキしますよね。ずーと車窓を眺めていたりして結局寝不足になります(^-^;)
北斗星号でもカシオペア色の牽引車で引くこともあるのですね。
投稿: てばまる | 2013年3月 1日 (金) 20時08分
てばまるさん、ご無沙汰しております。
夜行列車の雰囲気は、言葉にはできない複雑な情感があって、大好きな空間です。乗車当日の午後になると、この歳になっても気分が高揚します。
寝台列車からの車窓は格別で、とくに個室寝台で部屋の灯りをおとし、ウイスキーをなめながら流れる窓を眺める時空間がたまりませんね。食堂車で過ごす時間は至福です。
ところで、私もまだ「カシオペア」には乗ったことがありません。乗ってみたいと思いつつ、いつも予約するのは「北斗星」。ブルートレインとしての到達点の姿であり、全盛時代の面影を色濃く残しているからでしょうか。
早いもので「北斗星」も運転開始から25年、いまの姿を見られる時間はそう長くは残されていないかもしれません。廃止が決まるとチケット入手が極めて困難になってしまいますから、乗車するなら“いまのうち”にぜひ!
投稿: 鉄まんアトム | 2013年3月 2日 (土) 15時18分