サンタクロース父ちゃん説
「サンタクロースって本当は父ちゃんがやってるんでしょう?」
子どもが小学5年にもなれば、そのぐらいの認識を持たれて当然と受け止めつつ、「サンタを信じない子どものところにプレゼントは届かないぞ~」と切り返し、今年は子どもにサンタへのお願い手紙を書かせました。
長男がクリスマスや誕生日に欲しいモノは就学前から一貫して変わっていません。書く前からもう分かっているんです。今回の手紙に託していたのも、やはり『ニンテンドー3DS』(※当時はDS)でした。
しかし、子どもたちがあんな小さな画面に寄って何時間も夢中になっている姿を善しと思えず、おもちゃの値段として許容しがたいとも思っている我が夫婦の支配下にあって、長男のサンタへの夢はことごとく幻で終わってきたのでした。
一方で思い返せば、テレビゲームやゲームウオッチが欲しくてたまらず、親にねだった我らが少年時代を忘れてはいません。私の場合、結局、両親に買ってはもらえませんでしたから、長男の気持ちは痛いほど分かっているつもりです。
同級生の多くが持っていたり、自力で買えるほどに小遣いを必死で貯めていながら親が買わせないでいるのは、もはや失当と思います。長男はここまでよくガマンしました。そこで悩みに悩んだすえ、今年我が家に来るであろうサンタクロースに長男の第1希望を叶えてもらうことに決めました。
きっと「ケチな父ちゃんが3DSを買ってくれるわけがない!」と思うでしょうから、長男の中でのサンタクロース父ちゃん説は大いに揺らぐことでしょう。
(第576号)
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コメント
考えに考えて
心ひろく、深い
サンタさんは
尾瀬病にかかりながらも
子どものことを
しっかりと想われている。
今年はお世話さまでした。鉄マンアトムさんにとって来年も良い年でありますように。
来年も宜しくお願いします。
投稿: はんのうの山人 | 2012年12月28日 (金) 08時48分
頑迷オヤジも失脚です。
ただし、サンタは、プレゼントに「5つの約束事」を記した手紙をつけてくれました。約束を守らないと親に預かってもらうと書かれていて、すでにこの条項が1回発動されました。
いままでガマンさせたのだから最初のうちは思う存分使わせてあげたい親馬鹿オヤジに対し、頑迷オヤジが復権をかけて両者しのぎを削っております。
はんのうの山人さんには今年1年たくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。
どうかよいお年をお迎えくださいませ。
投稿: 鉄まんアトム | 2012年12月28日 (金) 11時30分