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尾瀬ヶ原霜景

 前号でお知らせしたとおり、天気予報を信じて駆け込み入山した結果、霜が降りた尾瀬ヶ原の風景に初めて立ち会うことができました。木立にも霜が付く「大霜」には至らなかったものの、宿願に一歩ずつ近づいている感じがします。今号では、そんな尾瀬ヶ原霜景をお伝えします。

▼朝は少し焼けました。小屋を出るのが遅れてしまい、この場所にたどり着くのが精一杯でした。(午前5時40分頃)
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▼霜の降りた湿原や池塘が、朝焼け空のうっすらとしたサーモンピンクに染まりました。jpeg写真では色が出ていないですけれど、実際はもっとキレイです。(午前5時35~45分頃)
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▼ふと気付いたら、至仏山がモルゲンロート。しかし、撮影場所を変えようと移動しているうちに消えてしまいました。ほんの一瞬の情景でした。日曜なので人が多いのは仕方ありません。(午前6時20分頃)
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▼霜化粧した木々の葉の美しさ。
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▼氷の張っている池塘もありました。
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▼背景の紅葉が進んでいたら、さぞかし見事な景色となったことでしょう。(午前7時頃)
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▼日の出の頃に雲が広がったため、上ノ大堀川を渡り中田代に入ってもまだ霜が残っていました。朝日が差し込むドラマティックな光景と引き換えに、霜の景色を長く楽しめました。(午前7時45分~8時頃)
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▼それでも、下ノ大堀川を渡る手前にある逆さ燧&至仏&景鶴の大池塘あたりで“ショータイム”は終わりを迎えました。(午前8時10分頃)
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▼下ノ大堀のビューポイントに着く頃には霜はもう、跡形もなく消え果てていました。約3時間あまり、霜の景色を思う存分楽しみました。これにて、ようやく朝食にありつけます。(午前8時半頃)
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 尾瀬ヶ原の霜の景色の素晴らしさは想像以上。駆け込み入山して正解でした。シーズン終了まであと2週間あまり、このあとも引き続き大霜のチャンスをうかがって、さらなる高みを目指してみたいと思います。なお、この日の紅葉のようすなど伝える続編を書くかもしれません。よろしければ、また覗いてみてください。

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▼シメにもう一度、雪と見まがう白い湿原を思い出して…。
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<おまけ>
一人笑いしてしまったもの…尾瀬ヶ原に信号機が出現??(色の並びが違うけど)
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※撮影日はすべて2012年10月14日。写真ファイル名がIMG―で始まるのはCanon PowerShotS100にて、R―で始まるのはRICOH GXR+GR LENS A12 28mmにて、それぞれ撮影しました。

*【見出し記事】 降霜の尾瀬ヶ原にて(第560号)
*このほかの尾瀬関連記事は、カテゴリ「尾瀬」をクリックしてご覧下さい。

(第561号)

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コメント

 尾瀬の霜
いいですね 
私は夏場ばかりで
この様な霜の景色に遭遇したことは
ありません

私が特に気に入ったのは 近接撮影の
草木の葉に水晶を蒔いたような画像です

GRでしょうか?綺麗ですね

またマネをさせてもらおうと思います
いや、奥武蔵で…

それと 信号ですか なるほど
正調の中にもユーモアをちりばめて
素晴しいです!!!

投稿: 奥武蔵の山人 | 2012年10月19日 (金) 12時33分

奥武蔵の山人さん、こんにちは。
これまでにアップした写真のファイル名がR-で始まっているものは、すべてGR/28mmで撮ったものです。操作はコンデジですが、暴れ馬ゆえ扱いに難儀しているところです(…つまり力不足、ということ)。

霜の撮影は、とにかく寒さとの闘いです。と言いつつ、もっと冷え込め、と願っている自分もいます。引き換えに得られるものの素晴らしさに何度でも見たくなってしまいます。

投稿: 鉄まんアトム | 2012年10月23日 (火) 10時22分

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