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2012年9月の9件の記事

15年前、碓氷峠にて

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▲碓氷峠鉄道文化むらにて動態保存されている“ロクサン”11号機/信越本線横川駅にて1997年9月30日撮影

 1997年9月30日、私は、この日限りで廃止される信越本線の横川~軽井沢間を何度となく往き来して、峠を越える最終列車まで見届けました。行き交う列車の吹鳴する汽笛が、ふだんは静かな碓氷の山々に響き渡っていた情景を忘れません。いま聞いても涙が出てきてしまうくらいにそれは、悲しき惜別の音色でした。
 それから15年を経た2012年、同区間11.2kmの鉄路はほぼ当時のまま残されています。横川駅からの一部区間にはトロッコ列車が走り、峠を守っていた専用機関車も数両が動態保存されています。15年にわたり現状を維持しながら、再び横軽両駅を繋ぐ希望を灯し続けている関係者の労苦は人並み外れたもの、敬服せずにはいられません。

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▲同じく当日をもって廃止される上野~金沢間の特急「白山」上野行き最終列車が“峠のシェルパ”ことEF63形電気機関車に身を委ね、碓氷峠のJR最急勾配66.7パーミルを下る/信越本線軽井沢~横川間にて1997年9月30日撮影

(第557号)

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川越夕景(34)

 まさかの2日連続夕焼けとなりました。今日は余裕があったので、昨日より時の鐘に近づいて撮ってみました。でも、雲の感じや色合いは昨日の方が良かったと思います。
 Digital Photo ProfessionalのHDRツールを使って遊んでみました。暗部を持ち上げてみたら、下方の構図を考えずテキトーに撮っていたのがバレバレとなっています。

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PowerShot S100 絞り優先AE,f4.5,1/125s,ISO250,Ev-0.3,換算65mm相当
川越市大手町にて2012年9月26日17時43分頃撮影 DPPにてHDRツール使用

(第556号)

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川越夕景(33)

 夕方、窓の外が染まっているのに気付き、事務所から「時の鐘」まで走りました。ほんの数分でしたが、空が秋らしい色合いに包まれました(※写真クリックで拡大)。秋の日はつるべ落とし。秋分を過ぎ、時の鐘が6時を告げる頃には、空はもう真っ暗です。それにしても、こういうの、尾瀬で出してくれないかなぁ・・・。
Img_5354_1PowerShot S100 絞り優先AE,f5.9,1/80s,ISO800,Ev-0.3,換算120mm相当
川越市大手町にて2012年9月25日17時45分頃撮影 Digital Photo Professionalで現像

(第555号)

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色づくヤマドリゼンマイの尾瀬へ(その3)

 前2号で積み残した家族尾瀬山行の話題をまとめます。(※長編です。)
 これまで、妻は尾瀬沼に行ったことがなく、長男は原と沼を縦走したことがありません。竜宮泊であれば尾瀬沼を経て大清水への下山が1日で可能ですけれども、余裕を持たせて尾瀬沼でもう1泊する予定を組みました。よって、夕焼け朝焼けのチャンスも倍増です。さて、どうなることやら――。

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△今回の1泊目は尾瀬ヶ原の中央に位置する龍宮小屋。泊まるのは初めてです。

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色づくヤマドリゼンマイの尾瀬へ(その2)

 9月になると思い出すのは尾瀬ヶ原のヤマドリゼンマイ黄葉。ヤマウルシやナナカマドも紅葉して、緑一色だった湿原が秋の化粧を始める時季でもあります。草紅葉は日ごと進み、シーズンの終わりを予感させる頃でもあります。前号で予告したとおり、9月3連休のようすを記しておきたいと思います。

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△こちら↑↑は、前号の写真とほぼ同じ画角です。前号は夕方の逆光、こちらは朝方の順光で写しています。葉の色合い、光の具合によって全然違ってみえるところにヤマドリゼンマイの魅力を感じます(16日午前8時半頃、尾瀬ヶ原中田代中通り)。

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色づくヤマドリゼンマイの尾瀬へ(その1)

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尾瀬ヶ原中田代中通り 2012年9月15日午後4時頃 GXR+GR LENS A12 28mm

 9月中旬に黄や橙へと色づく尾瀬のヤマドリゼンマイ。その魅力を語ってしまったら、妻が見たいと言い出しました。もう連れて行かないわけにはいきません。
 ヤマドリゼンマイ黄葉の見頃は初秋のごく短期間。しかし、二男を施設に預ける短期入所の申込みは2カ月前、可否の連絡は1カ月前で、直前での見頃や天気に合わせた日程は組めません。のるかそるか賭けの日取りでしたが、今回は大当たり。私が4年連続で見た中では一番の色合いだったと思います。詳しくは後日改めて。。。

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尾瀬ヶ原中田代下ノ大堀 2012年9月16日午前6時頃 PowerShot S100

 なお、ピークは過ぎるものの、今週末(9/22-23)でもまだ楽しめるとは思います…たぶん。

(第552号)

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懐かしき電子ブロック

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 子どもの頃、欲しくても買えず高嶺の花だった『電子ブロック』。1986年に生産終了となり、手にすること叶わぬまま大人になってしまいました。それが2002年に復刻され販売再開、150種類の電気実験ができる「EX-150復刻版」に新商品「拡張キット光実験60」と解説本「学研電子ブロックのひみつ」がセットになった“限定スペシャルパック”を店頭で見かけるや、迷わず直ちに購入しました。1万5750円也。

 しかし、買っただけで開封もせず押入れに。生まれたばかりの長男が大きくなったら渡そうと封印したのでした。それから10年が経ち長男は小学高学年、そろそろ機は熟しただろうと先日与えてみました。食いつきは良好でした。
 さっそく組み立ててラジオを鳴らしたり、うそ発見器をつくり「母ちゃんは痩せているか」「きれいだと思うか」の尋問をしていました。一つしかないはずの答えで音が揺れ動いていたのは言うまでもありません。壊れてんのか…(笑)。

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 なお、いまや復刻版も販売終了ながら、ほぼ同じ「新装版」が売られています。電子ブロックminiが付録の『大人の科学マガジンVol.32』も手に入ります(2011年11月発売、3,990円)。中高年の皆さん、懐かしきブロック片手に、いつかの少年に戻ってみてはいかがでしょうか。

(第551号)

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消えゆくガスタンクのある風景

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 東武東上線川越市駅の構内に隣接する武州ガス本社(川越市田町)。その敷地に並ぶ2基のガスタンクが役目を終えたため2012年末までに解体される、と9月5日付けの朝日新聞地域版が報じていました。すでに始まっている工事が本格化するとタンクはシートで覆い隠されてしまうため、見納めは近いでしょう。

 写真は2005年3月に撮影したもの。当時どういう意図で撮ったのか全く覚えていないですけれど、いちおうガスタンクが写っています。長年にわたり東上線を走るアノ電車(8000系)も写っています。しかし、この“顔”の電車は昨年引退していて、もう走っていません。そして、ガスタンクも……。ということで、写真の拙さを割り引いてご覧頂ければ幸いです。

(第550号)

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ふるさとは遠きにありて

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   ふるさとは遠きにありて思ふもの
   そして悲しくうたふもの
   よしや
   うらぶれて異土の乞食となるとても
   帰るところにあるまじや
   ひとり都のゆふぐれに
   ふるさとおもひ涙ぐむ
   そのこころもて
   遠きみやこにかへらばや
   遠きみやこにかへらばや

     室生犀星『抒情小曲集』<小景異情~その二>より引用

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*写真上/能登半島中居湾のボラ待ち櫓(石川県鳳珠郡穴水町)、写真下/のと鉄道能登線鵜川駅跡(石川県鳳珠郡能登町)、上下とも2009年9月撮影。

(第549号)

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