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至仏山への家族登山中止の巻

 昨年に続いて今年の7月の3連休も、二男が県外の施設でショートステイできることになり、妻と長男を連れた家族3人での1泊尾瀬山行が実現することになりました。至仏山に高山植物の咲きそろうこの時期、尾瀬ヶ原に前泊しての登山計画を立てました。

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▲月や星が見える薄明の時。空も見え、天候回復への期待高まる朝 山ノ鼻にて<GXR A12>

 しかし・・・前夜は稲光を伴う本降りの雨。翌朝も至仏山上部は雲の中で、降ったり止んだりの不安定な天候でした。登っても眺望は期待できません。加えて至仏山は、蛇紋岩という滑りまくりの岩でできた山。“正しいスベり方”を知らない家族にとって雨の至仏は危険です。よって登山は中止、替わりに雨の尾瀬ヶ原を回遊することにしました。

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▲雨のしずくを乗せるヒツジグサの葉たち <GXR A12>

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▲ヨッピ道ではニッコウキスゲが見頃に。<GXR A12>

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▲場所によっては黄色いじゅうたんも (でも、今年は少ないかな?) <S100>

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▲雨降りには雨降りの良さがあります。<S100>

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 そして、尾瀬ヶ原はいままさに万緑のころ。

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▲緑麗しきヤマドリゼンマイの道 <GXR A12>

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▲至仏山上部は相変わらず厚い雲の中 <S100>

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▲ニッコウキスゲの足元には、もう次のランナー・キンコウカが控えています。竜宮十字路にて。<GXR A12>

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▲前のランナー・カキツバタも所々に残っていて楽しめました(ただ、今週末には終わっているはずです)。<GXR A12>

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 やがて、昼時になれば、ヒツジグサの花も開き始めます。

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▲池塘に浮かぶヒツジグサ、花が咲けばいっそう涼やかな雰囲気を醸します。<GXR A12>

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▲何枚写真を撮ってもキリがないのです。<GXR A12>

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▲雨にざわめくオゼコウホネの池塘。葉っぱだけではヒツジグサと区別がつきません。<S100>

 こんな感じで尾瀬ヶ原をゆるりと半周、回遊してきました。最後まで至仏山は頂上を見せませんでしたので、プラン変更は正解だったでしょうか。でも、お花畑や山頂からの眺望を楽しみにしていただけに、ちょっと残念ではあります。

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 …ところで、尾瀬ロッジのカレーライス。こんな感じで豚が入っていたら絶対に食べられないと思うのは私だけでしょうか。。。
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 以上、今年5回目の尾瀬訪問記を書き留めておきます。
 ちなみに、今回も夕焼け朝焼けはありませんでした。

*このほかの尾瀬関連記事は、カテゴリ「尾瀬」をクリックしてご覧下さい。

(第541号)

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コメント

せっかくの家族山行の機会に天候に恵まれなかったのは残念でしたね。でも、この様子なら至仏山中止は正解だろうと思います。海の日三連休の尾瀬は例年ものすごい人出のようですが、この時期にしては比較的静かな「しっとり」した尾瀬ヶ原を楽しめたのではないでしょうか。

投稿: Suekichi | 2012年7月20日 (金) 09時04分

Suekichiさん、こんにちは。
海の日三連休の尾瀬。尾瀬に行ってはいけない休日の年間ワースト1ではないでしょうか。今年は例年どおりの混雑だったと思います。

山小屋はすべて満室、テント場はテントで埋まり、木道は数珠つなぎで両方向の渋滞発生、始発バスから最終バスにかけての時間帯はどこも人で溢れかえり、バスに乗るにも長蛇の列に並ばなければなりません。下山後の風呂も芋洗いです。「静か」「しっとり」とは無縁の喧噪の中でした。混む時期はやはり平日に行かないとダメですね。

投稿: 鉄まんアトム | 2012年7月20日 (金) 10時08分

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