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早春の尾瀬ヶ原にて(後編)

 6月だというのに氷点下の冷え込みで、鳩待峠からの登山道の多くが凍結していました。慎重に下って着いた山ノ鼻は快晴の天気。「水芭蕉写真場」への早る気持ちを抑えつつ、研究見本園に立ち寄ります。小さくてかわいいミズバショウが咲き誇っていました。

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▼ただ、近づいてみると、包の霜焼けしてしまった花が多いです。(午前6時30分頃)
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▼朝露に煌めいてリュウキンカとの競演も見応えがありましたが、ここで時間を使うと後悔しそうなので先を急ぎます。

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 いつもたっぷり時間を使って撮影している揺るぎ田代も、芽吹く木々を横目に素通りしていきます。ほとんど左側の木道を歩いて牛首分岐も通過、下ノ大堀へまっしぐらです。
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 山ノ鼻から35分、停車駅なしの“臨時特別快速”で下ノ大堀の写真場に到着しました。ビューポイントには人が並んでいます。(写真↓は午前7時50分頃)
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▼そして、ついに… (見事な絵葉書でええじゃないかっ!)
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▼位置を変えて… (水量があれば逆さ至仏出現?)
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▼角度を変えて… (水芭蕉が霜焼けてなければ!)
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 などなど、カメラの設定を変え、立つ場所を変え、アングルを変え、いろいろやって万策尽きたところで任務完了としました。朝食をとりつつも2時間が過ぎていました。今回の目的はこれだけであとはノープラン、とりあえず竜宮に向かいます。

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 で、竜宮から長沢方面に道草をしつつ見晴へ。見晴が11時を回ったので尾瀬沼経由はあきらめて、東電小屋を経て山ノ鼻から鳩待峠へ戻ることにしました。だんだん曇ってきたので、ここを最後に以後あまり写真を撮っていません。
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 朝の天気がウソのように微妙な空模様へと変わり、牛首を過ぎたら雨に降られました。少々疲れも出てきたので、カメラをザックに仕舞い込んで山ノ鼻を目指します。
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 15時ちょうど、山ノ鼻到着。まずは十二様に今日の御礼をし、見本園のベンチで20分ほど昼寝をして、登りの下山に取り掛かります。
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▼朝はくっきりスカイラインが見えていた至仏山ビューポイントも薄曇り。でも、ここから眺める木々の“もこもこ”は大好き、朝よりもいい色合いです。
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 鳩待峠16時25分着。すぐバスに乗り込み戸倉へ…。
Yu
 いつもの「ぷらり館」で1時間休み家路へ。国道120号や関越の渋滞もなく、スムーズに帰れました。今年の水芭蕉シーズン訪問は計画外でしたが、思い立ったが吉日の言葉通りとなりました。天気予報に振り回される優柔不断を断ち切り、今日の感覚を忘れないようにしたいと思います。

*なお、気が向いたら、追って「花編」を書くかもしれません。

*撮影2012年6月2日/Canon S100 (IMG-)&Ricoh GXR A12 28mm(R-)

(第530号)

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コメント

晴れ渡った朝の尾瀬ヶ原の心地よい空気の感覚が伝わってくる気がします。水面に映った芽吹きの木々もなんともいえない良さがありますね。

投稿: Suekichi | 2012年6月 5日 (火) 08時54分

Suekichiさん、こんにちは。ウチに来ると尾瀬病が悪化しますよ(笑)

この日は放射冷却の朝だったようで、空気が澄んでいました。結果として9時頃までは確実に空は青かったので、ゆるぎ田代でもう少し時間を使いながら進んでもよかったですね。あくまで結果論ですが。
下ノ大堀に向かう途中の池塘はどこも水鏡状態で、後ろ髪を引かれる思いで通り過ぎました。時間をとれば、いろんな映り込みを楽しめたかもしれません。ただ、さすがに水芭蕉最盛期の土曜とあって人が多く、上田代では落ち着いて写真を撮れる環境にはありませんでした。やはり入院(=泊まり)が必要ですかね。

投稿: 鉄まんアトム | 2012年6月 5日 (火) 12時46分

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