株主限定特製ビール2012
八十八夜はとうに過ぎ去り、桜にウツツを抜かしたまま暦はもう夏に移っています。4月から続く春の話題をいったん区切り、今年もまた、スーパードライ大嫌い派の私がアサヒビールの「株主様限定特製ビール」を取り上げます。
今年のお題目は、『新品種ホップ&有機麦芽使用』の麦芽100%生ビール。「自然由来のよりよい素材を求めて、アサヒビールが」「世界中の原材料から、フランスの生産者が品種改良を重ね開発したアロマホップ『アラミス』とアメリカ産の有機麦芽を使用いたしました。その豊かな香りと自然なコクを株主の皆様だけにお届け」して下さったとのこと。もちろん、非売品です。
で、お味の方はというと……。謳われている「豊かな香りと自然なコク」を実感できず、これといった有意な特徴も見いだせませんでした。ふだんの食生活が不自然なモノに支配され、自然由来の本当のおいしさを見失っているのでしょうか。
同時に飲んだ発泡酒「ホップ畑の香り」の方が私好みでした。最近の発泡酒は侮れません。今回は、ノーアウト2塁のチャンスに主砲登場、当たりは良かったもののセカンド正面ゲッツーみたいな様相ですから、次のバッターに一発長打を期待するしかありません。
【関連記事】 株主限定特製ビール2011(第452号)
(第527号)
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コメント
今年も来ましたか!
「自然なコク」ですか。
私にも分からないだろうな(^-^;
この「株主様限定特製ビール」ってのは、スーパードライの対極にあるものを目指しているんでしょうかね。
振りかえって読んでみますと、2011年が当たりでしょうか。
それにしても、いつもツマミが美味しそうで、思わずゴクリとつばを飲み込んでしまいました。
投稿: ヤッジー | 2012年5月25日 (金) 16時13分
ヤッジーさん、こんにちは。
ヤッジーさんは、この記事で確実に釣れると思いました。ようこそ(笑)
対抗馬がいない点において2010年のビールが良かったです。いろいろな意味でスーパードライの対極だったと思います。今年のは本文で酷評していますが、2009年に比べたら段違いにまともです。麦芽由来の香りがしっかりありました。ただ、キレの良さがスーパードライ的でアウトでした。
つまみは、自家製のぬか漬けです。
朝に晩に私が一人でぬか床をかき回し、様々なものを調合しつつ日々漬け込んでいます。この味に慣れると市販品なんかマズくて食べられませんよ~。
投稿: 鉄まんアトム | 2012年5月25日 (金) 23時18分
おっ!来ましたねこの話題が
スーパードライ派のおいらとしては、変に「コク」を目指すよりも「キレ」を追求してほしいですね!なによりぬか漬けが一番旨そうです
スーパードライ大嫌い派からも大好き派からもそっぽを向かれるとは、ちとアサヒが気の毒になってしまいました
投稿: miya | 2012年5月28日 (月) 09時37分
miyaさん、こんにちは。ようこそお越し下さいました。
今年の限定ビールは、スーパードライ大好き派にも受け容れられなかったようですね。
基本的にコクがあってこそのビールなので、コクなしでキレを求めるには麦芽の割合を減らすしかありません。ならば発泡酒の方が値段(酒税)も安く、配合の性質も向いているような気がします。ぬか漬けに合うのもコクの深いビールです。
なお、当ブログにおいて、スーパードライは、正しい飲み物として認定されておりません。
投稿: 鉄まんアトム | 2012年5月28日 (月) 17時35分