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能登線追憶(17)

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のと鉄道能登線蛸島駅 2005年2月11日撮影(石川県珠洲市)
Canon IXY DIGITAL400/Photoshop Lightroom3.6にて現像

「蛸島(たこじま)は奥能登にある遠い遠い終着駅で、金沢から急行でも三時間一〇分、各駅停車だと五時間もかかる。」――宮脇俊三著『終着駅』(河出書房新社・2009年)より引用。

 夕闇迫る蛸島駅のホームに立つ。金沢から160キロ、奥能登の果てる終着駅。駅員はおらず、汽車を待つ人もいない。雪が風にあおられ、しゃりしゃりと降り積もっていく。都会ではラッシュアワーだが、およそ文明的な音は聞こえてこない。
 それでも決まった時刻になると、駅は灯り、汽車がくる。丘をぬけ、やってきた汽車のライトはどこかメルヘンチック。ほんに小さな汽車だけど、温もりたちをたくさん乗せてやってくるんだ。

(第502号)

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