草紅葉たけなわの尾瀬ヶ原を歩く
尾瀬ヶ原竜宮十字路付近にて 2011年10月4日午前9時46分撮影
GXR+GR LENS A12 28mm,絞り優先AE,f16,1/133s,ISO200,Ev-0.3,16:9
ノープランのまま竜宮までやって来ました。このあと見晴から尾瀬沼を経由し大清水に下ることも可能ですが、最終バスには間に合いそうもなく断念。結局、下田代を反時計回り、東電小屋からヨッピ道を経て鳩待峠へと戻る尾瀬ヶ原一周コースにしました。(※本記事は、前号の続編です。)
▽竜宮小屋の裏、つまり公衆便所の横にあるチシマザクラは、いい色合いでした。
尾瀬ヶ原最北部は、湿原というよりは草原の雰囲気。人も少なく、静かで落ち着いた散策が楽しめます。木道も素朴で良いです(朽ちかけているので、歩くには難儀しますが)。
△尾瀬ヶ原下田代、見晴~赤田代分岐の中間、高台に上がる手前にて
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▽今年最初(で最後?)の東電尾瀬橋にて。色づいてはいますが、紅葉の見頃には早いです。
▽東電小屋近くの樹林帯の紅葉もこれから。緑から黄色、そしてオレンジに移ろう色合いも悪くはありません。
▽下田代やヨシッ堀田代には池塘がほとんどありません。ヨッピ橋を渡って中田代に戻り大きな池塘が現れてくると、なぜかホッとします。例年、この池塘のヒツジグサの赤さが見事です。
▽ヨッピ道を辿るとき、この1本のシラカバの木にいつも頭を悩まされます。……で、結局、どうやっても、上手に撮ることはできないのです。
▽草紅葉は逆光気味に眺めるのが一番キレイです。写真には厳しい条件となるのですが(尾瀬ヶ原上田代にて、午後1時半頃)。
紅葉(こうよう)に見頃があるように、草紅葉(くさもみじ)にも見頃があります。
植物の種類や背丈の違いから様々な色が混じり合い、日差しや見る角度によって濃淡も変わって見えます。霜が降るたび色褪せていくので、金色(こんじき)に輝くのはごく短期間のこと。初冠雪に続くもう1つのタナボタ式しあわせは、たけなわの草紅葉風景に出会えたことでしょうか。
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色づき始めのモミジを仰ぎながら、今年6度目、そして今年最後となるかもしれない尾瀬をあとにします。最後だと言い切らないのは、降霜風景をまだ諦めていないから。山小屋の多くがあと2週間で閉じてしまうため、チャンスがあれば逃さないようにしたいものです(よって、飲み会の約束はしない!)。
とても長篇になってしまいました。最後までご覧下さり、ありがとうございます。
(第477号)
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