尾瀬秋色のその後
先月、「尾瀬秋色」と題し、草紅葉のはじまる9月中旬が、尾瀬ヶ原中田代の下ノ大堀ビューポイントにおける一番の時季だと思っていることを紹介しました(→第470号参照)。比較できるよう、尾瀬ヶ原の草紅葉がたけなわとなった10月上旬に、ほぼ同じ画角で撮影した写真を掲載しておくことにします。さあ、みなさんは、どちらの秋色が好みでしょうか――。
▽西側の池塘から~
尾瀬ヶ原中田代 2011年10月4日午前9時半頃
GXR+GR LENS A12 28mm 絞り優先AE,f16,1/153s,ISO200,Ev-0.3
▽東側の池塘から~
尾瀬ヶ原中田代 2011年10月4日午前8時頃
GXR+GR LENS A12 28mm 絞り優先AE,f13,1/143s,ISO200,Ev-0.3
さらに季節が進むと、シラカバの葉がより黄色くなり、背景の山々も赤みを帯びるようになります。そうして、長く続いた尾瀬の秋も終わりを迎えます。
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ふるさと切手「晩秋の尾瀬」は、版画家・小暮真望氏の原画によるもの(1998年発行)。池塘の形や白樺林からここ(下ノ大堀)をイメージしてしまうのですが、公表されている切手デザインの説明では、「草モミジで色づいた秋の尾瀬ヶ原に至仏山の遠景を描いた」とのこと。ここの遠景は景鶴山なので、どこか別の場所なのかもしれません。
風景印の意匠も、上部は至仏山のようですが、下がよく分かりません。郵便局の開いている時間に行けたら、尋ねてみようと思います。
(第478号)
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コメント
草紅葉に初冠雪と、秋の尾瀬を満喫されたようで、うらやましい限りです。
わずかな期間でこんなに色合いが移っていくのは、秋ならではですね。
緑の残る9月中旬の秋色も、草紅葉たけなわの秋色も、どちらも甲乙つけがたいものがあります。私にとっては、自分の目で見た9月上旬の秋色が一番だということにしておきましょう。(゚ー゚)
投稿: Suekichi | 2011年10月11日 (火) 18時57分
頭の中には降霜しかなく、草紅葉も初冠雪も、まさに棚牡丹でした。
尾瀬はいつがいちばん?と聞かれるのが、いちばん答えに困る質問です。秋がいいよと言ったところで、これだけの差があります。秋の感じ方も人それぞれ。プロによる珠玉作品の鑑賞を重ねたところで、やはり自分の目で見た感動には叶いませんよね。
投稿: 鉄まんアトム | 2011年10月12日 (水) 10時20分