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白砂峠を越えて尾瀬沼へ(連載第2話)

 標高1400mの尾瀬ヶ原と1660mの尾瀬沼を、最短距離約5kmで結ぶ段小屋坂。ピークは約1675mの白砂峠で、尾瀬ヶ原見晴からは、碓氷峠のような片勾配の坂道を登っていきます。ブナ林の中の道は紅葉が見事だそうですが、一足先に走り去って行ってしまったようです。疎林の風景や足下の落ち葉を楽しみながら尾瀬沼を目指します。

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▽イヨドマリ沢を越えた先に、トップライトで照らされるコシアブラの木がありました。(2011年10月18日午前11時半頃)
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▽朽ちた看板1つあるだけの白砂峠(白砂乗越)。ところで、「尾瀬岳」って??
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 見晴から1時間半足らずで白砂峠。そこから5分で白砂湿原、さらに10分ほどで尾瀬沼の西北端・沼尻平(ぬしりだいら)に至ります。沼尻休憩所は冬支度を終え閉鎖、ヘリコプターがちょうど最後の荷下ろしをするところでした。(午後1時頃)
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 ヘリが飛び去り、作業をしていた人も帰り、誰も人がいなくなった沼尻にて、ぼんやり沼を眺めながらしばし休憩します。

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△沼尻湿原のヒツジグサ浮かぶ池塘から尾瀬沼を望む。

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△沼尻休憩所の桟橋近く、名前のわからない水生植物の葉。

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△沼尻平から燧ヶ岳を見上げる。右より三角のピークがミノブチ岳。これだけ天気がよいと、つい登ってみたくなりますが、ぐっとガマン。遅めの昼食にします。熱湯を入れて15分……。

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△その昼飯のまずかったこと……(もう買わない!)。

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▽1時間以上の大休止ののち、楽ちんな北岸道で、水面輝く尾瀬沼を右に見ながら東岸を目指します。
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▽浅湖湿原を過ぎ、長英新道と合流すれば尾瀬沼東岸はまもなく。樹木が葉を落とし、東岸を一望する高台からの見通しも良好です。(午後2時半頃)
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 15時前に尾瀬沼東岸到着。山小屋に入り荷物を置き、少し休んで夕方に備えます。宿は尾瀬沼ヒュッテ、この日の宿泊は私を含め4組6人。眺めのよい部屋を1人で使わせてもらいました。
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△尾瀬沼ヒュッテ203号室からの眺望。中景の建物は尾瀬沼ビジターセンター。

 つづく…。

*【見出し記事】 降霜の尾瀬沼大江湿原にて(第482号)

(第484号)

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