2年ぶりの川越まつりにて
2年ぶりに川越まつり(川越氷川祭の山車行事)を見てきました。2日目の16日は、午後から好天に恵まれました。家族と一緒のため日中の見物で、祭りの見どころ“曳っかわせ”が始まる頃には引き上げてしまいました。
山車が動き始める18時過ぎ、少しだけ宵の雰囲気を見ました。
交差点に設置された拡声器は、「大変混雑しています」「危険だから押し合わないで下さい」を繰り返していました。山車が近づくと、警察官やらガードマンが笛を鳴らし、「ハイ、さがってぇ!さがってぇ!」と半ば強引に駆け寄ってきます。挙げ句、青いロープを張って「中に入るな!」と。私の目には、このロープが、人の流れも山車の動きも封じ込め、かえって混乱を増しているよう映りました。しかも、ロープは細く、高さは子どもの首の位置でした。
なんのことはない、一番危ないのは人に押すなと言いながら人を押しまくっている警察官だし、役に立たないロープを張って新たな混乱や危険を招いているのも警察官です。
暗がりで見づらい青のロープはいったい誰のアイディアなのでしょう、あの群衆にあって、機動性を持って安全かつ臨機応変にロープなんか張れるわけがありません。きっと、川越まつりのことをなぁ~んにも知らないお偉いさんによる机上議論の成果なのでしょう。分かり切った無意味な放送とともに、さっさと止めた方が良いです。
写真は上下とも、2011年10月16日、連雀町交差点にて撮影
GXR+GR LENS A12 28mm
(第481号)
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コメント
当初の天気予報が外れ,いい天気になってよかったですね。好きなお祭りも見られたようですし・・。
それにしても,いつもの辛口の「ご意見」好きです。
投稿: くわ | 2011年10月17日 (月) 08時48分
くわさん、コメントありがとうございます。
川越まつりの頃になると、川越でも暖房を使うようになるのですが、いい天気になりすぎて、秋祭りというのに、真夏のような暑い暑い2日目でした。
本題の件は、事故を防ぐためのロープなのでしょうが、そのロープが事故の原因になりはしないかと心配した次第です。現場を知っている人なら、絶対に思いつかぬ方法です。
ただ、まあ、意見というか、関係者に申し入れるつもりがないので、ブログタイトルどおり完全な「ひとりごと」ですけど。来年以降もロープ規制が続くようなら、曳っかわせの見物には行かなくなるかもしれません。
投稿: 鉄まんアトム | 2011年10月19日 (水) 21時21分
私も激しく同意してします。
あの警官の拡声器を使った案内は祭りの雰囲気も台無しにしていましたよね。
元来、あんなものはなくても「先回り」(でしたっけ)の人が提灯を持って走っていくのを見ると、そろそろ次の街の山車がやってくるのがわかって少しずつ道をあけるのが常識だし、そういう祭りの中の風情のある「常識」がちゃんと成り立っていたのに、どうしてあんな風になってしまったのでしょうか?
ロープをはるのも早くて、山車が通ったあともとんでもない混雑でかえって怖かったです。
投稿: aiai | 2011年10月20日 (木) 21時43分
aiaiさん、コメント&“激同”ありがとうございます。
先回りするお役目は「先触れ」ですね。「わたり」ともいいます。
停まっている山車は、宰領による拍子木打ちがないと動き出しませんし、動き出すときは「そぉーれぇぃ、そぉーれぇぃ」の掛け声があります。山車の曳き綱もあって、知らぬ間に内側へと入り込んでしまうことはありません。
四方からやってくる山車を見て、「同じ方向に動くんじゃないの?」という警察官同士の会話を耳にしました。現場の警察官は、そんな基本的なことすら知らない応援組が大半なのでしょう。数多しといえど役立たず。正直言って、邪魔でした。
投稿: 鉄まんアトム | 2011年10月21日 (金) 14時28分