立秋の尾瀬沼にて
燧ヶ岳に登頂後、長英新道で尾瀬沼へと下山。そのまま沼山峠を越えて御池に戻り、帰宅の途につくことは可能でした。が、せっかくなので、尾瀬沼で1泊していくことにしました。夜明けの風景、できれば朝焼けを見たかったからです(※本記事は前号からの続きです)。
爽やかなる朝景 2011年8月8日午前5時45分頃撮影(尾瀬沼東岸の元長蔵小屋付近)
GXR+GR LENS A12 28mm,絞り優先AE,Av13,Tv1/73,ISO200,Ev-0.7,WB屋外
残念ながら、この日も朝焼けはならず。前日も、山小屋に入ってから激しい雷雨となり、そのまま日没。よって夕焼けなし。これで今年の3泊3連敗。尾瀬で空の焼ける情景を見るのは、案外と難しいことなのかもしれません。
でも、空は概ね晴れていて、大江湿原を包んでいた霧も上がり、静かで爽やかな朝を迎えることができました。泊まって良かったなあ~と思いました。
△三本カラマツに朝日が差し込んできたところ。空を大きく写し撮ってみました(午前6時頃)。上の写真と比べてどうでしょうか。
* * *
まだ体力が残っていたので、白砂乗越の峠から段小屋坂を下り、尾瀬ヶ原を縦断し鳩待峠を抜けて帰ることもできたでしょう。しかし、車を御池に停めているので叶いません(あ゛~、電車で来れば良かった~!)。小屋に荷物を置いて、せめて、尾瀬沼北岸道を歩き、沼尻を越えて白砂田代(白砂湿原)まで往復してくることにしました。
白砂田代にて。視線の先が白砂峠、これを進むと尾瀬ヶ原見晴に至る。
木道の両側には、澄んだ水を満たした大きな池塘あり。紅葉の時期はさぞ美しかろう。
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こうして2時間半ほどの散歩をして、尾瀬沼東岸に戻ったのは10時頃。名残惜しくも、そろそろ下山開始とします。沼山峠に向かう途中、尾瀬開山の祖と云われる平野長蔵が眠る平野家墓所(通称:ヤナギランの丘)に立ち寄りました。ヤナギランの丘にヤナギランが咲く風景を初めて見ました。満開に咲きこぼれたら、さぞ見応えのあることでしょう。
▽晩夏の尾瀬沼大江湿原を背に沼山峠を目指します。森に入って足元を見ると、こんな秋の使者が(有毒とされるベニテングタケ?)。
ニッコウキスゲの終わった尾瀬は、もう、秋に移り変わろうとしています。以上、2011年立秋の、尾瀬沼の様子(のほんの一部)をお伝えしました。
さぁ~て、あとは川越まで6時間のロングドライブ。檜枝岐村まで車で来る機会は、そう多くはないでしょう。これまたせっかくなので、「裁ちそば」「尾瀬檜枝岐温泉(燧の湯)」を味わって行きたいと思います(詳細は割愛)。……平日に来ることなど滅多にないでしょうから、最後に郵便局をさがし、風景印を押してもらってから家路につきました。
檜枝岐は良いところ、燧ヶ岳は良い山でした。(完)
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*本記事で使用した写真は、最後の1枚を除き、すべて2011年8月8日にRICOH GXR+GR LENS A12 28mmで撮影したものです。画像クリックで少しだけ拡大表示されます。
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(第465号)
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コメント
尾瀬沼の朝、いいですね。
私もお盆休みに、家族で尾瀬沼ヒュッテに泊まって、ハイキングを楽しんできました。残念ながら、朝は晴れませんでしたが、夕刻の美しい風景は堪能できました。
投稿: Suekichi | 2011年8月14日 (日) 18時45分
尾瀬沼の朝は(・∀・)イイ!!ですよね~。絶景地と小屋が近いのも、いいところです。
朝夕の情景を楽しむことは、山小屋泊まりの醍醐味でもありますからね。
Suekichiさんのブログ、拝見しました。私もいつか、尾瀬で晴れ渡る黄昏時を味わってみたいものです。去年から通算すると、もう6連敗中ですけど。
投稿: 鉄まんアトム | 2011年8月14日 (日) 22時45分